平成2年1月3日滑走 |
オープン初年の命名が、下倉スキー場へと変わってしまいました。
すごく単純な呼び名になってしまい、ちょっと拍子抜けです。
平成4年頃のゲレンデガイドブックでは、 すでに改名されてしまいました。
もっとも、 近隣の東八幡平スキー場は八幡平リゾートにグレードアップ。
その一方で、 下倉は田舎のありふれたゲレンデ名称で落ち着きました。
これに加えて、 現在では八幡平リゾートとセットでよく紹介されています。
自分的には、 スキークラウドってネーミングが結構格好良かった気もします。
クラウドは、先端のネットワークシステムを指し示す言葉ですね。
スキー好きが集結するベースみたいな意味にもなるんじゃないのか 。
ちょっと早すぎたのかなーと思いつつ、 今は月並みな印象が隠せません。
この東八幡平エリアは温泉郷でして、一番奥が松川温泉です。
日本秘湯の会に参加する名湯で、自分も投宿しています。
火山地帯ですから地熱もすごくて、 それを利用した発電所もありました。
何でも本邦初の商用発電所だそうで、 一見は百聞にしかずかもしれません。
要するに、 温泉とスキーがセット化した典型的な観光地なわけです。
しかも、自治体がスキー場を誘致したので、 これも町起こしのパターン。
ただ、 下倉スキー場は後発だったせいで投資が息切れしてしまいました。
駐車場とレストハウス一軒以外は、何もない殺風景なスキー場。
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ゲレンデ整備が追いついていなくて、 斜面に巨岩がゴロゴロしていました。
なるほど、 活火山の岩手山山麓だけあって溶岩だと感じたものです。
ただ、 東八幡平スキー場より中級レベルの斜面も多くて滑りは楽しめます 。
長めのリフト3本を乗り継ぎますが、 微妙に不便さも感じて不思議です。
温泉スキー客を吸収するバッファーみたいに急ごしらえしたのでし ょうか。
実際、スキーブームの下り坂に開発された環境は、 覆せませんでした。
というわけで、 八幡平リゾートとサブのセットで扱われるのが現状です。
ただ、谷を挟んだ違う山に位置していましてて、 岩手山もながめられます。
なので、 借景目当てにここへ滑りに来るのもベターだと思うのでした。
注:コースマップ出典元→オールスキー場完全ガイド’95(
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