このスキー場、JR仙山線に乗ってしか行けません。
宮城県の仙台からなら一時間程度かかります。
山形からだと25分ですが、行く人はいないでしょう。
だって、すぐ目の前は蔵王スキー場がありますから。
自分も一度だけ会社仲間と滑りに行きました。
確か、入社して日の浅い昭和58年頃だったと思います。
あの頃、東京へ就職したのですが、赴任は仙台になりました。
正確には多賀城で、すぐに職場の人達と親しくなりました。
さすが東北と思ったのですが、みなスキーをします。
四十代、五十代でも毎月滑りに出かけるのです。
運動が好きな人が多く、夏はゴルフやテニスでした。
季節が冬になれば、スキーに切り替わるんですね。
東北まで来ますと、さすがに冬は寒い分けです。
雪も降りますので、手じかに楽しめるスキーが一番。
なので、職場の若い人と誘い合って遠征しました。
ただ、ここで紹介するのにちょっとためらいしました。
というのも、リフト券を捨ててしまったからです。
券をコレクションする習慣の前で、証明するものが無い。
自分のポリシーとしては、リフト券があるかないかです。
滑った証拠をそこに求めているので、無いのは苦しい。
それでも、夏場に出かけた時の乗車券が見つかりました。
しかも、昔なつかしい硬券で特別往復乗車券です。
これなら、仙台に住んでいたのも証明されるでしょう。
まして、ここへは知っていなければ出かけないはずです。
なので、おまけみたいに取り上げてみることにしました。
行き方ですが、仙台からは愛子駅でまず車を駐車します。
駅名が難読でして、”あやし”と読むので面白いです。
臨時停車駅のため、最初に往復乗車券を買いました。
画像をクリックで拡大します |
ここから、電車に乗って半時間で無人の面白高原駅に到着です。
駅ですが、本当にゲレンデに近くて直結した感じです。
雪が少なかったので、スキーをかついて多少は歩きました。
それでも、五分とはかからなかったと思います。
リフトが4本だけでクワッドも無いようんば地味なゲレンデです。
ただ、440メーターの標高差と全長2キロのバーンは手ごわい。
それなりに滑りがいのある条件を備えていると思います。
ただ、仲間と滑っていたので適当に緩いバーンで楽しみました。
このような鉄道駅に直結するスキー場は、他にもあります。
違いは車でも行けるかどうかで、面白山はJRだけなのがすごい。
JR陸羽西線高屋駅→国設最上川スキー場(廃止)・山形県
JR上越線越後中里駅→湯沢中里スキー場・新潟県
JR大糸線簗場駅→ヤナバスキー場(休止)・長野県
他は、車の駐車場も併設なのでアクセスは限定されません。
ところが、この面白山は冬季になると道路の除雪すら無い。
スノーモービルを使えば道路の行き来ができるかもしれません。
自分が夏場に出かけた時は、帰りに車に乗せてもらえました。
道路も二方向あり、一つは線路に沿って山寺へ出ます。
もう一つは、天童高原スキー場から関山街道(R48) へ抜けます。
あの時は、仙台へ帰宅する都合、国道48号線経由で帰りました。
だから、硬券の切符がとられずに残ったことになります。
と言うわけで、このスキー場は休止中で再開が危ぶまれています。
スキーヤーも減少し、東北大震災の影響が災いしたせいでしょう。
できれば、 再開の暁にはリフト券をコレクションしに出かけてみたいと思った 次第なのでした。
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