十勝大平原の中にある小高い丘陵の西側に、
標高差百五十メーターのリフトを乗り切れば、 スロープのトップです。
この新嵐山は、 標高339メーターしかなくて穏やかなため隣に牧場もあります。
北海道ですから、 平地の延長線上でスキー場がオープンできてしまうのがすごい。
十二月に入れば月の平均気温も、 マイナス五度近くに達して戸外は冷蔵庫です。
これだけ寒いとさぞや雪も降ってくれるかと思えば、 天はそう見方はしてくれない。
西にある日高山脈が雪雲をさえぎってしまい、 積もる雪の量が限られて来ます。
特にシーズン初めは積雪も安定せず、 ここぞとばかりにスノーマシンが登場です。
もともと内陸性の気候でしばれますから、 人口雪を降らせるにはピッタリみたい。
こうして、 例年12月20日前後のオープンが確実に守られているのでした。
さて、ふもとの管理センターが新嵐山国民宿舎になっていて、 宿泊が実に便利です。
自分も滑った当日はここに宿泊しましたが、 夏もキャンプで一度訪ねました。
つまり、通年の多目的なレジャーの施設でして、 スキーは冬場の顔でしかありません。
名称も、 新嵐山パークとなっていてこの地方では家族連れで訪れる方も多い ようです。
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変化に富んだ中・上級者コースが、オーロラコース(Aコース★ナイターゲレンデ)
全長700m、標高差150m、平均斜度15度、 最高斜度25度、最低斜度10度です。
揺斜面から中斜面、一部急斜面と変化に富み、 基礎スキーに最適のコースかな。
さて、このスキー場、 さすが北海道だけあってメインコースが競技チックな説明です。
幅がかなりありますから、 ちょっとスピードを出してもぶつかるような危険が少ない。
滑走フォームの良し悪し、修正など確認して、 繰り返して滑走するにはもってこい。
平成2年12月29日滑走 |
ただ、そんなゲレンデも内地から滑りに来るには、 ちょっと物足りないかもしれません。
ここは帯広空港から車で三十分と交通至便なので、 ここをベースに出かけましょう。
サホロ、ぬかびら、トマムなど、 大小を問わず数多くのゲレンデが散らばっています。
思わず北海道はでっけーどぉーと叫んでみたくなりますが、 一年を通じて北海道の道東観光の重要なポイントになりますので、 季節を問わずにぜひ訪ねてもらいたいと推奨するのでありました。
おまけ:
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