平成5年12月30日滑走 |
前日、野宿の良い場所が見つからず、越後川口駅の駐車場に車を停めました。
当時、この只見川沿いに道の駅がなくて、トイレ付きの駐車場が見つかりません。
駅だからあると思ったら、そこも見つからず、夜も遅かったので仕方なくて泊りました。
そして、周辺に住民用の日帰り温泉があると聞いていたのですが、見つからない。
防寒対策のためスキーウエアで着膨れしているせか、滑っていると汗もかくのですよ。
下着も替えたいところだし、お風呂に入ってさっぱりとしたいと思うのも、当然でしょう。
暗くなって車を走らせますが、途方に暮れていた中、ふと通り過ぎて気が付きました。
あれ、この平屋の建物って、住民の共同浴場っぽくないのかなーって思ったのです。
それで、車をバックさせて様子をううかがっていたら、人が入っていくのが分かりました。
これは、そうかもしれないと思って、自分も車から出て歩いて意、開き戸を開けます。
すみませんと少し大声を出して見渡すと、一目瞭然、脱衣所なのが分かりました。
そして、風呂に入ってもかまいませんかと聞いたら、中の人は構わないというのでした。
解体されて更地でした |
やったーと思って入ったら、二十歳前後の若い男性が二人で入浴していました。
正月休みの帰省で実家へ戻ってきており、同級生と一緒になったと話してくれます。
いやはや、ラッキーと思いつつ、川向こうも温泉宿で温泉が湧いていると聞きました。
当時、この共同浴場の名前すら知らないで入らせてもらったので、痛く感謝ですよ。
その後、帰宅してネットで調べたら橋立温泉と分かりましたが、今はもうありません。
かなり前に撤去されてしまったようで、その場所は跡形も無くなっているようなのです。
とても、懐かしい思い出だったのですが、川向こうの温泉宿も休止中と分かりました。
施設も古く、くたびれてきた上に、湯治場への旅行者も少なくなってからでしょうか。
こういった、ひなびた温泉地が無くなってしまうのは、とても残念なことだと思います。
それでも、周辺にはまだまだ共同浴場が残っているようで、うれしい気もします。
クリックで拡大してご覧下さい 現在、索道距離が長くなりました |
さて、翌朝、次なるゲレンデ、金山スキー場へ向かったのですが、遠くはありません。
到着しますと、リフト運行が始まるまで小半時も残しており、時間を持て余しました。
用足しなど時間をつぶして、いまかいまかと待っていたら、リフト券売場が開きます。
それから、リフトが動き出しましたが、シングルリフト三本のかわいいゲレンデでした。
索道距離も三百メーターあるかないかで、乗ったと思ったらすぐに降リ場に到着です。
スロープも、初級者から上級者まで、それなりに滑られるようにあつらえてあります。
まあ、伝統のあるスキー場だと、ゲレンデガイドブックに書かれたことだけはあるかな。
というわけで、滑りに出かけるにはかなりの遠征でしたが、良い思い出になりました。
この後、昭和村営スキー場も滑りではしごしたのですが、ここは既に閉鎖されてなくなってしまっていますので、フェアリーランド金山とかわいらしく改名した効果があるのかどうかは分からないにしても、昨今のスキー客減少の中で、がんばってサバイバルしてもらいたいと切望する自分がいるのでした。
金山町には、妖精美術館があるので、フェアリーランドって改名したのかな?
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