ムンバイ中央駅の殺戮現場(ネットで閲覧できます) |
普通なら、インドと言う国は、ヒンドゥー教徒の国だと思ってしまうものです。
ところが、ぎっちょんちょん、イスラム教徒が30%も人口を占めております。
十人のうちで三人がそうなら、隣近所でごく普通に見かけるものでしょう。
ところが、驚くほどに、モスレムとヒンドゥーの人々は、住み分けをしています。
昔々、インドがムガール帝国だった頃、支配階級は実はイスラム教徒でした。
そして、あの有名な白亜の霊廟、タージマハールはイスラム教徒の造作です。
となると、少数派が多数派を支配していた時代が長く続いたということです。
もっとも、十九世紀中頃、大英帝国が植民地してしまえば、もっと複雑だな。
何れにせよ、完全独立までは、ヒンドゥーもイスラム教徒も支配されたってこと。
しかも、イスラム教徒が集中した地域は、パキスタンとして独立してしまいます。
みんな世界史で習ったかも知れないけど、今のバングラデシュも東パキスタン。
要するに、宗教対立で離れ離れで言語も違う土地が、一国で旗揚げする。
それがどうなるかと言うと、支配する側と支配される側が生まれて、クーデター。
結局、バングラデシュが誕生したってことですが、それほど対立の因果は激しい。
一方、インドはヒンドゥー教徒が多数派で、少数派のイスラムを交えました。
だから、独立運動の因縁が災いして、インドはパキスタンと今でも仲が悪い。
印パ戦争が起きたり、カシミール地区との国境紛争も依然と衝突しています。
まあ、宗教対立が歴史的に根深いものがあるというのなら、仕方ないのかな。
ムスリムの人は服装で分かります |
物騒な写真ですわな |
そんなことを思ってしまいますが、インド人のイスラムへの敵対感は激しいのよ。
ホテルから会社への往復は、ドライバーを雇うんですが、ヒンドゥー教徒ばかり。
だからと言うわけでもないのですが、ある時、用事でイスラム地区を通りました。
何気にドライバーさんに、ここはモスレムが多い地区だってね、と聞いてみます。
すると、あいつら悪い奴らだ、って即答して来て、ちょっと驚いてしまいました。
それぐらい、平穏は装っていても、一緒に住みたくないのだろうと思ってしまう。
だから、住み分けになるはずで、一方、日本に住んでいる在日はどうなのか。
基本的には、ほとんど日本人と見分けが付かないし、生活習慣もほぼ同じ。
まあ、イスラム教徒は生活習慣が全く異なるので、違いはすぐに目立ちます。
毎日、何回もメッカに向かって拝んで、コーランを読経されたら、どうしましょう。
当然、違う宗教の人が争いを避けるようになり、寄り添いながら住むって分け。
でも、日本国籍じゃないけど、見分けが付かなければ、一緒に住むのは簡単。
思うんだけど、日本へ強制連行されたとか、釈明してるけど、どうも怪しいよな。
戦争が終わった頃、未だ日本のほうが生活水準は高かったし、仕事もあった。
だから、密航して渡ってきた人がほとんどだったと思うので、あいつら経済難民。
これは犯罪ですが、もう時効だろうし、件のドライバーみたいに決め付けません。
というわけで、日本国民じゃないから、間違っても生活保護を申請するなよ。
それがヘイトだとかいう人も世の中に居るようですが、世界は差別と憎悪に満ち満ちていて、それを仕事をしながらインドで考えさせられたのであり、日本に住んできれいごとを言える人々は、日本で暮らせることを幸せに感じたほうが良いんだよと、思ってしまうのでありました。
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