2017年12月30日土曜日

死亡者 172人、負傷者 239人のテロ事件首謀者がムスリムだってことが、記憶にまだ生々しいのよ - ムンバイ同時多発テロ(2008年11月26~29日)

ムンバイ中央駅の殺戮現場(ネットで閲覧できます)

普通なら、インドと言う国は、ヒンドゥー教徒の国だと思ってしまうものです。
ところが、ぎっちょんちょん、イスラム教徒が30%も人口を占めております。

十人のうちで三人がそうなら、隣近所でごく普通に見かけるものでしょう。
ところが、驚くほどに、モスレムとヒンドゥーの人々は、住み分けをしています。

昔々、インドがムガール帝国だった頃、支配階級は実はイスラム教徒でした。
そして、あの有名な白亜の霊廟、タージマハールはイスラム教徒の造作です。

となると、少数派が多数派を支配していた時代が長く続いたということです。
もっとも、十九世紀中頃、大英帝国が植民地してしまえば、もっと複雑だな。

何れにせよ、完全独立までは、ヒンドゥーもイスラム教徒も支配されたってこと。
しかも、イスラム教徒が集中した地域は、パキスタンとして独立してしまいます。

みんな世界史で習ったかも知れないけど、今のバングラデシュも東パキスタン。
要するに、宗教対立で離れ離れで言語も違う土地が、一国で旗揚げする。

それがどうなるかと言うと、支配する側と支配される側が生まれて、クーデター。
結局、バングラデシュが誕生したってことですが、それほど対立の因果は激しい。

一方、インドはヒンドゥー教徒が多数派で、少数派のイスラムを交えました。
だから、独立運動の因縁が災いして、インドはパキスタンと今でも仲が悪い。

印パ戦争が起きたり、カシミール地区との国境紛争も依然と衝突しています。
まあ、宗教対立が歴史的に根深いものがあるというのなら、仕方ないのかな。

ムスリムの人は服装で分かります
物騒な写真ですわな

そんなことを思ってしまいますが、インド人のイスラムへの敵対感は激しいのよ。
ホテルから会社への往復は、ドライバーを雇うんですが、ヒンドゥー教徒ばかり。

だからと言うわけでもないのですが、ある時、用事でイスラム地区を通りました。
何気にドライバーさんに、ここはモスレムが多い地区だってね、と聞いてみます。

すると、あいつら悪い奴らだ、って即答して来て、ちょっと驚いてしまいました。
それぐらい、平穏は装っていても、一緒に住みたくないのだろうと思ってしまう。

だから、住み分けになるはずで、一方、日本に住んでいる在日はどうなのか。
基本的には、ほとんど日本人と見分けが付かないし、生活習慣もほぼ同じ。

まあ、イスラム教徒は生活習慣が全く異なるので、違いはすぐに目立ちます。
毎日、何回もメッカに向かって拝んで、コーランを読経されたら、どうしましょう。

当然、違う宗教の人が争いを避けるようになり、寄り添いながら住むって分け。
でも、日本国籍じゃないけど、見分けが付かなければ、一緒に住むのは簡単。

思うんだけど、日本へ強制連行されたとか、釈明してるけど、どうも怪しいよな。
戦争が終わった頃、未だ日本のほうが生活水準は高かったし、仕事もあった。

だから、密航して渡ってきた人がほとんどだったと思うので、あいつら経済難民。
これは犯罪ですが、もう時効だろうし、件のドライバーみたいに決め付けません。

というわけで、日本国民じゃないから、間違っても生活保護を申請するなよ。
それがヘイトだとかいう人も世の中に居るようですが、世界は差別と憎悪に満ち満ちていて、それを仕事をしながらインドで考えさせられたのであり、日本に住んできれいごとを言える人々は、日本で暮らせることを幸せに感じたほうが良いんだよと、思ってしまうのでありました。



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2017年12月27日水曜日

ようやくにして、ここムンバイでも、朝食のメニューに日本食が加わったという衝撃の事実 - FourPointsHotel(ナビムンバイ・インド)

パパイア・ウラマキって何だ?

現在、インドのムンバイに出張していますが、定宿はナビムンバイに在ります。
ムンバイに違いありませんが、新と旧の差で、ナビは新しい方を指すんだとか。

だったら、あのごちゃごちゃしたムンバイは、オールド(旧)だと思いますがね。
ところが、オールドを頭に付けて呼ばないのは、未だあちらがメインだから。

ただ、現状のムンバイでは手狭で、川を渡って開発するしかありませんでした。
だから、衛星都市の開発なのでナビを頭に付けた思いますが、どうなんだろう。

実際、開発のスタートは半世紀近くも前なのだそうで、古い建物も多いです。
白壁が、薄汚れて外壁が墨汁をたらしたように、まだら模様になっていますよ。

見た目でこきたないビルもあまたにあって、全然、現代性を感じられませんわ。
そんな地域ですが、ここワシ・エリアは、四つ星ホテルFourPointsがあります。

このホテルは及第点にありまして、始めて泊まってから五年になりましょうか。
まあ、空き部屋がなければ、カルガール地区のロイヤルチューリップにします。

そこも四つ星ホテルですが、買い物の便利さではフォーポイントなんですね。
お酒も買いやすいし、レストランもあるので、日常の暮らしに不便しません。

そんなムンバイ暮らしですが、どうも、ここら辺は裕福な人の住む地域らしい。
ウイキでそう書かれてありましたが、先進国の人が見れば、スラム一歩手前。

きたならしくて道路はボコボコだし、一番はまともなレストランが見当たらない。
以前、一緒に出張してきた人が、イタリアレストランで食あたりになりました。

どうも、生焼けステーキを食べたせいらしいですが、ミディアムでもダメなんだ。
肉の鮮度が悪いのか、はたまた本人の体調が悪かったのか、分かりません。

そんな、体調管理には気をつけなければいけないのが、インドでのお仕事。
そして、日本食がほとんど食べられないという、欲求不満が一層高まります。

もし、日本食が食べたければ、ムンバイ中心の幸福レストランしかないのだ。
でも、そこへは車で一時間半も掛かるので、わざわざ食べには行けませんよ。

土曜日に出かけて食べたカツどん

そうなると、日本からインスタントラーメンや缶詰のような食品を持参します。
そして、旅行用のマルチクッカーという調理器を持ち込んで、料理する分け。

こうして、帰国までの日々を指折り数えて暮らすのが、ここの出張生活です。
一方、朝ごはんは宿泊代込みなのでレストランで食べますが、洋風だけ。

ご飯も蒸した長粒米でパサパサして、それに掛けるのは、辛いカレーです。
どろりとしたカレーではなく、スープの感じですが、そう毎日は食べられない。

そこで、代わりは、パンにオムレツ、ベーコン、ハムのコンチネンタルなんだ。
だけど、これも段々飽きてきて、味噌汁を飲みたいとか納豆を食いたいとか。

ところが、今回の出張で、ホテルのメニューに驚きの大進歩があったのです。
それは、冒頭の写真のように、一端の巻き寿司が朝食に加わっていました。

見た目からして寿司には間違いないのですが、中の具が少し違っています。
果物のパパイヤ、野菜のトマトが主で、かつきゅうりが添えられていました。

それでも、醬油、わさび、ガリ、そしてなぜか沢庵がついているのがご愛嬌。
思わず食べてしまいましたが、味はまあまあで、ちゃんと酢飯だから満足です。

というわけで、日本食文化の進攻は、ようやくナビ・ムンバイに到達しました。
最近では、日本文化を紹介する”クールジャパン・フェスティバル”が、毎年、ムンバイでも開かれるようになってきて、日本食への関心も高まってきているのではないかと思いますが、ここナビムンバイのホテルでも巻き寿司が食えるようになったということだけで、ようやく日本人駐在員が、ここで困らずに暮らせるようになったのではないかと思うのでありました。



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2017年12月24日日曜日

ムンバイの秋葉原に突撃した結果、大勝利の戦果を挙げたのでござる - ラミントン通り(ムンバイ・インド)

NikonのデジカメにインテルのCPU

いやはや、ムンバイの秋葉原と呼ばれるラミントンロードに行って参りました。
実を言いますと、ホテルのあるナビムンバイにもPCパーツの店屋はあります。

歩いて15分くらいですが、ソフトウエアを売っているのか、よく分かりません。
なので、五年前、初めて出張した時に、海賊版を買ったラミントン通りです。

この通りは、同地の鉄道網(MMR)のグラントロード駅から歩ける距離です。
ですが、今回はタクシーで往復しましたが、意外に渋滞がありませんでした。

九時に出発して簡単に買い物を済ませてしまうと、ホテル戻れたのが正午。
逆に早く着きすぎて、開店まで待つため、その辺をぶらぶらしたりしました。

まあ、屋台のソフト屋を探して購入するだけで、実にシンプルな目的です。
以前、行った時は三軒を見つけましたが、大分、時間が経っております。

今日、違法ソフトは世界中で取り締まりが厳しく、商売できているのかな。
もし商売が成り立たなくて、店を閉めていたのなら、諦めるしかありません。

こんな感じで売られています
台湾メーカーのASUSもロゴが踊っている

ですが、早く到着してしまって、各々の屋台が回転準備を始めている最中。
あの辺だったと目星をつけたお店も、未だ、準備すら始まっていないのです。

心配でしたが、十時を過ぎるまでは焦らず待って、これが大正解でした。
うれしいことに三軒は現在も営業中で、ちゃんとソフトを売ってくれました。

まあ、正規ライセンスは無いだろうけど、認証ができたり、外せたりしました。
そして、以前に買ったWindows8は、アクティベートのキー外しソフト付き。

その内、一つは韓国製らしく、Dokudo(独島)は韓国領土とPRするのです。
もちろん、日本の領土たる竹島で、実効支配する嫌味な朝鮮人なのだ。

海賊版まで使って主張すると、逆に、正統性がないと気づかれるでしょうよ。
そんな知恵の乏しさに笑うしかなく、今回の海賊版は上手く認証するかな。

買ってお楽しみみたいな感じなのですが、驚いたのはCADソフトウエアです。
あのトヨタも使っている、世界的なCATIAの海賊版が出現しておりました。

自分から希望して言ったのでもなく、おじさんがキャティアと言い出しました。
そして、ほらとDVDを出してきて示すのですが、その時は断ってしまいました。

実のところ、自分の働く会社も使っておりまして、興味がないわけでもない。
だから、値が張るわけでもないし、買って面白半分に社内で見せびらかそう。

そんな風に思い直して別のお店で買ってしまいましたが、みんな親切でした。
店開きの一番遅かった店では、立ち寄って、遅いよーとか話しかけてみます。

そして、買い上げたソフトを見せると、いくらで買ったのと聞かれたりします。
価格も素直に教えましたが、ぼられていないか確認してくれたようで有難い。

レミントン通りの入り口で交差する大通り
朝食の屋台、若いカップルを見かけました

思うに、工学部の学生は、ここでキャティアを買ってインストールするのかな。
自宅で一生懸命、操作を習得できたら、給料の良い会社へ就職する分けね。

出張先でも新卒の面接に立会った中、キャティアで図面を引かせてみました。
だって、キャリシートに使えると書いてあって、やらせてみたけど今一でした。

結局、採用には至らなかったようで、実務で使いこなすまでは経験が必要ね。
というわけで、自宅では海賊版エクセルを操作して、マクロを書いております。

まあ、会社では正規版のオフィス2013だから問題ないんだけど、自宅のはオフィス2010でバージョンの違うエクセルだと、ちゃんと動いてくれるか検証したりするのに必要な分けでありまして、そんなこともあって、五年ぶりのムンバイ出張はありがたかったなと思うのでありました。



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2017年12月21日木曜日

プログラマーがバカにするビジュアルベーシックですが、簡単で便利だから、あいつらの仕事を奪うことすら、できるかもしれないと思うのよ - インド・ムンバイ調査出張

これがインドの物づくりだよ~ん

晦日、つまり30日に帰国する、かなり無理難題な出張を強いられております。
19日の出発で到着する現地は、例によって合弁会社のあるインド、ムンバイ。

昨年、同地を一度、出張しましたが、最近はトンとご無沙汰だったのですよ。
もう出張は無いと思いましたが、突然、出張者が帰国することになりました。

病院で心臓周りの検査があるみたいで、予約の空きが見つからなかったらしい。
それが、年末に押さえられたので帰国することになり、自分は単なる交代です。

他方、生産が本格的に始まっており、生産部門も支援で出張しています。
専門性の高い人たちなら、出張目的は明白ですが、自分はどうなんだろう。

生産活動のお目付け役で行けといわれても、どうもしっくり来ませんのです。
目的がそれぐらいだったら、現地の人間で何とかしてみろと言ってみたいなあ。

一方、部材の調達が進まず、生産活動がずれ込むのがハッキリしてきました。
ならば、出張中止と指示されても構わないのに、逆に課題を与えらました。

それは、現地の電算システムを調査して、将来の構想を考えることです。
確かに合弁先には、今までエクセルのマクロによるサンプルを紹介しました。

まあ、業務をどのように管理しているのか、根掘り葉堀りと聞いてはいます。
これを元に、時間の余る遊軍社員ゆえ、表ソフトを作り続けてきたのです。

そして、相手が使うかは一切お構いなく、参考までと送り続けたのも事実。
まあ、本音は、VBA=ビジュアルベーシックのプログラミングが面白いから。

右側の本を所有

実は、三十年前、趣味でコンピュータ言語のベーシックを勉強していました。
当時、ウインドウズの誕生も未だ先で、メモリーも64Kとオモチャだった。

CPUも8ビットに過ぎず、NECの8001mkIIを使いましたが、今は64ビット。
時代の進化を感じつつ、当時のゲームソフトの手打ち本は未だ家にあります。

著者は、高橋はるみさんで女子高生らしいのですが、本当なのと思いました。
だって、本文にはゲーム内容やプログラムコードがびっしり書かれています。

編集者が手を貸した気もして、高校生がこんなにプログラムを書けるのか。
そして、プログラムをカセットテープに保存していた当時が、やけに懐かしい。

もし、コンピュータの歴史に、縄文弥生のような時代区分が見出せたとします。
パソコンの出始めだから、多分、一桁の世紀で大和王朝時代かもしれない。

そんなことを思いつつ、コンピュータ言語にも、明確な進歩や向上はあります。
だから、人類の文明の進歩はどこにでも存在して、工場運営もそうでしょう。

まして、生産管理の電算化を一挙に画策するのは、暴挙・暴論のはずです。
まあ、日本の工場システムを丸ごと輸出すればよいのですが、インドは違う。

年産規模で日本に比べても、二三割と小規で、手作りするしかありません。
つまり、前段階として、未だ人手による運営システムの確立が一歩なのね。

そして、業務の体系が整理改善されて、洗練されなくちゃ、いけないでしょ。
だから、現地合弁がどれ程のレベルにあるのか、調査する必要があるのだ。


    
加えて、現地の経営陣が日本からの介入を嫌がっているのが、嫌な障害です。
資本構成では優位にあるのだし、正式にヒアリングしたって問題ないのにさ。

というわけで、そこら辺を見過ごした点が、ボディーブローにならないか心配。
一方、そんなことは憂慮すら見せない大人風の日本側経営ですが、英語でしゃべりまくられて圧倒されて、しまい、果ては現地側の思うがままに操縦されていしまう現状を見るにつけ、うーん、電算システムの調査報告だけは、しっかり仕上げないといけないと、機中の座席で気を引き締める自分がいるのでした。


おまけ:
これまで、VBAのサンプルを紹介した投稿は次の通りです。

エクセルのマクロは、小技の利くコンピュータ言語なので、コードを作リ置きすると便利だよ -VBA・エクセル(そのほか)

”分かりそう”で、”分からない”、でも”分かった”気でプログラムしてみた連装配列 - VBA(プログラミング言語・そのほか)

正直に申し上げます、業務アプリでエクセル&VBAに出来ないことはありませんと大ホラ - Excel2013・VBA(その他)

ビジュアルベーシックで、連想配列を実用的に使いこなせる、基本的なMRPのサンプルファイルを完成させたぜ - エクセルVBA(そのほか)

”それっ、早く言ってよ~”とCMでも言ってたけど、顧客管理のようなカード型デー タベースの需要は、まだまだあるぜ - The Card (アスキーサムシンググッド社・ そのほか)

オラの頭は、バーコードを通り過ぎてオバケのQ太郎になってしまったけど、在庫管理にそれは必要なんだな - バーコードリーダー(Elekele製有線式)


iOS デバイス用の 「復刻!はるみのゲーム・ライブラリー(P6版)」があるよ!



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2017年12月17日日曜日

スキーヤーも天気図ぐらい読めなきゃ、ベストゲレンデの判断ができないよ - 全国津々浦々のスキー場

   
スキー・スノボは、雪の降らない季節はオフで、冬限定のシーズンスポーツです。
それに、ゲレンデが必要なフィールド競技でもあるので、コンデションは重要かも。

ただ、最近ではスノーマシンで季節に左右されないよう、雪を積もらせています。
スキー場の運営会社も、約束したゲレンデオープンを確実にしたいからなんだな。

前にも申しましたが、意外と地面は熱がこもっており、雪は簡単に融けてしまう。
降っては融け、降っては融けを繰り返しつつ、大地は徐々に冷やされて行きます。

こうして、雪が次第に降り積もるようになりますが、積雪が少ないと悲劇です。
スロープは茶色い地肌を荒涼とのぞかせたまま、年越になってしまいかねません。

経験では、一月中旬でも広島県のスキー場がオープンできない年がありました。
ところが、今シーズンはかの地で複数のゲレンデがオープンした欣喜雀躍のお話。

だから、クリスマスや正月休暇でシーズン初めの客の書き入れ時は逃せませんな。
うれしいことに、先月から寒波が入りまくって、全国で雪が降りまくってまいりました。

    
だから、ゲレンデ経営者が必死で雪を神頼みする、これまでのお話しが嘘みたい。
ゲレンデオープンの式典では、雪もないのに神主さんに祝詞を挙げてもらいました。

まあ、今はスノーマシン大明神の出現で、無事告知どおりにオープンが増えました。
ところが、今年は天然雪が先行して、パウダースノーでゲレンデはお化粧ずみだよ。

となれば、人口雪も加えてゲレンデは完璧になり、シーズン初めから好コンデション。
つまり、スキー狂は、クリスマスや正月にやって来る寒波を待たずに、ウキウキだな。

寒波は、ドカっと雪を降らせてくれますが、この時の天気図も非常に特徴的です。
高気圧がシベリアから降りて、ピッチの狭い等圧線がぎっしり並ぶ配置が神々しい。

それで、毎日、天気図を眺めるうち、雪の降る気圧配置に熟知してしまいました。
まあ、山登りが趣味ですから、季節の山岳気象は、ある程度把握しております。

天気図(2017/12/19)
1月並みの気圧配置

昔は、いったん山に入ってしまえば、天気予報の情報はせいぜいラジオでした。
もし、天気図を見たいのなら、ラジオの気象通報を聞いて天気図を作るのです。

思い出せば、幕営場では、懸命に山岳部の生徒達が天気図を書いています。
結構、各地の気圧、風向が次々と読み上げられて、記録に苦労していましたよ。

自分は、そこまではしませんでしたが、登る前にTVで天気図は常に確認しました。
悪天候に見舞われて遭難でもしたら恥ずかしいですから、注意はしていたのです。

今なら雲上に上がっても、スマホからネット経由で天気予報がチェックできます。
しかも、気圧計、温度計、GPS、高度計の備えた腕時計も、今は普通ですよ。

ドイツ製BARIGO
登山用LPコンロで有名なイワタニからも発売されていますが、優れモノでしょう。
というわけで、スキーオタクならゲレンデのコンデショんはベストで滑りたいものです。

気象予報士になれとは言いませんが、気象の知識をある程度知っていれば、天気図の動きを見て、週末にかけて雪が降るから最高のコンデションで滑られるとか、道路交通の雪道による渋滞予測も、判断できるようになるので、天気図ぐらいは少しぐらい読めるようになったほうがいいよと、皆さんにアドバイスしてみたくなるのでした。



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2017年12月14日木曜日

ゲレンデブーム真っ盛りの当時、彼女はロンドンでデビューしていたのであったな - Kakko / We Should Be Dancing



鈴木杏樹と言えば、TV刑事ドラマ「相棒」に出てくる小料理屋の女将さんでしょう。
清楚なイメージが強く、とても好感度の高い女優さんですが、昔は歌手だったのね。

しかも、名前がKAKKOって何じゃらほいと思っていましたが、本名のせいらしい。
香公子と書いて「かくこ」と読みますが、外人は上手く発音できなかったようです。

このため、発音しやすい読み名に変わってしまって、”かっこ”に誕生と相成りました。
1990年、英CBSレコードから『We Should Be Dancing』を引っさげ、颯爽とデビュー。

ところが、UKチャートで最高101位と、ずっこけ気味で、その後も芳しくありません。
その後のシングル、『What Kind Of Fool』なんんか、UKチャート圏外の大陥落なの。

まあ、これは自身の黒歴史だったかも知れず、自ら進んで紹介することもありません。
ところが、気が変わったのか、ほとぼりが冷めたのか、彼女自身が紹介していました。

それは、パソナリティーを努めるラジオ番組、”オールナイトニッポン”のことなのです。
ただ、紹介したのはB面にカップリングした『I Pledge You My Heart』という曲でした。

ユーロビート全盛時のいかにもといった曲調ですが、ありきたりで個性を感じないな。
一方、年齢が五十路に達する杏樹さんなので、封印を解いて楽になりたかったのか。

これ以上、こだわる必要もないし、今は思い出として振り返る余裕があるのでしょう。
そんなことを思いつつ、このデビュー当時が、日本ではスキーブームだったのです。

90年代前半、スキースノボ人口が二千万人近くにまで達して、最盛期になりました。
でも、その後は慢性的な暖冬による雪不足で、レジャー人口は八百万人を割ります。

無間奈落に落ちたかのような低迷が続いて来ましたが、最近は少し復調気味です。
だから、滑走大好きな自分だから、これ以上、スキー場が減少しないでいて欲しい。

というわけで、あの頃、滑りに滑りまくっていた頃を思い出して書いた投稿を再紹介。
加えて、同じスキー場でも、今年、ゲットしたパンフレットもあわせて紹介いたしますので、変わらずに運営を継続するスキー場には、今シーズンも張り切ってボーダー、スキーヤーを受け入れてもらいたいと思うのでした。




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2017年12月11日月曜日

おまいら、ゲレンデの紹介が偏りすぎで、単なる東日本パラノイアだし、西日本も紹介しろよ - 広島県・島根県冬季観光キャンペーン(西日本のゲレンデ)

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スキー場の場所が分かります

この総合パンフは、今年の二月に、このエリアにあるスキー場でゲットしました。
なにせ、六ヶ所のゲレンデをまとめで滑ったので、どこなのか覚えておらず残念。

中にはどしゃ降りのゲレンデまであって、雨足が強くて降り止みそうにありません。
まあ、駐車場にレンタカーを停めて雨模様を見ていましたが、諦めて去りました。

それが、広島県の最高峰、恐羅漢山(標高1346m)の麓のゲレンデなんだな。
スキー場も山名を取って、恐羅漢スノーパークと数年前からイメチェンしています。

このゲレンデのパンフは、少し前の投稿で紹介ずみですが、作りに手抜きがない。
思うに、ここの県民性は、実に合理的でしっかりしているなと思ってしまいました。

だって、紅葉饅頭を買ったら、饅頭一個の値段と箱代が別々になっているのね。
そんな几帳面さを感じたのですが、東日本のパンフと比べたって見劣りしません。

だから、本当は滑ってみたかったのですが、残念ながら撤退して次に向かいました。
ところで、冒頭に掲げたパンフは、広島・島根にあるスキー場を紹介しています。

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ここは来年滑るつもりだよ
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直下を主要国道が通ります

ぜんぶで18ヶ所もあるので、東日本の皆さんは驚かれるんじゃないでしょうかね。
ゴンドラのあるゲレンデは二ヶ所で、中には六人乗り高速リフトに乗れたりします。

この六人乗りなるリフトは、このエリアだけの存在で、乗ってみたけりゃ、探してね。
敢えて、どのゲレンデかは紹介しませんが、魅力的なスキー場が多いと思うのだ。

しかも、広島市内から一時間強でゴンドラのあるスキー場に到着してしまいます。
そこは瑞穂ハイランドで、他にも市内から一時間で到着する所も多数ありますよ。

だから、首都圏に住んでいる人間がゲレンデへ出かけるよりも、格段に手軽です。
二時間も三時間も車を飛ばすなんて愚の骨頂と思えるのが、ここの便利さなの。

それで、ゲレンデでは、なぜか広島カープの赤いブルゾンを着た人が見かけます。
きっと、プロ野球観戦に出かけるような身近さが、ゲレンデにもあると思いました。

六人乗りリフトだぜ
ユートピアサイオトスキー場

いやはや広島って最高じゃんと思いましたが、欠点は雪質に恵まれないことです。
暖冬だと雪が積もらずに、一月になってもオープンできないのが珍しくありません。

しかも、積雪量が概ね少なくて、不安定なゲレンデコンデションで実に恨めしい。
ゲレンデのある山塊も、標高で千メーターを超えるのがやっとで、もう少し欲しい。

まあ、滑走期間が限られてしまうのは残念ですが、春が早いと思うしかありません。
季節がめぐれば色々な楽しみもあるし、大体、スキーもスノボは時季ものなのよ。

なので、桜が咲けば、春スキーとか何時までもこだわらずに、他を楽しみましょう。
というわけで、東日本中心の野郎共は、身近な情報の紹介に執着しております。

今年は異例の寒波が西日本にも入っていて、ゲレンデを天然雪だけに依存する恐羅漢ですら、すでに十二月上旬でオープンできているという、非常に好ましい条件でシーズンが始まっておりますので、西日本のゲレンデへ滑りに出かけるという計画を実行するには、今季は最高になるのではないかと思ったのでした。


おまけ:
先シーズン、広島・島根エリアで、実際に滑走できたゲレンデは、次の通りです。

  ・瑞穂ハイランド(ゴンドラ)
  ・アサヒテングストン(ゴンドラ)
  ・ユートピアサイオト
  ・めがひらスキー場
  ・芸北国際スキー場
  ・雄鹿原高原スキー場

週末にしか開かないゲレンデでした残念、滑られず。



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