マメアサガオの双葉 |
少し赤茶けた双葉が発芽してきましたが、普段、目にする朝顔とは違いました。
マメアサガオと言って朝顔の仲間には違いありませんが、帰化植物で雑草扱い。
開花しても大きさが二センチあるかないかの白い花で、地味といえば地味です。
元来は北米原産の植物ですが、戦後、食糧難で輸入された穀物に混じりました。
東京近郊の帰化が報告されたのは昭和三十年、それから全国に広がったのです。
といっても、暖かい気候を好む植物なので、関東より西の地域で見られるんだ。
道ばたなどでやや普通に見られるとありますが、近所で見かけたのは一年だけ。
通勤途中に歩いていて、側溝のフェンスに絡みついていたのを発見したのです。
側溝は、歩道と車道の間にあり、格子状のフェンスがかなりの距離で続きます。
基礎が一定間隔に据え付けられて、そこ以外の地表は地面がむき出しなのです。
なので、誰が植えたのかはわかりませんが、朝顔とか彼岸花とか色々咲きます。
歩道から植垣を挟んで内側には栗の果樹園があるのですが、そのオーナーかな。
とにかく、朝顔が狂い咲きしていた頃、このマメアサガオもひっそり咲きます。
ただ、花は白くて小さいので、目立つことも無くて、しかも開花が非常に遅い。
普通の朝顔が種子を付け始める秋口になって、やっと咲き出してくる花でした。
でも、逆にラッパ型の白い小さい朝顔だからこそ、逆に興味が湧きました。
加えて、リビングの窓を覆ってくれるグリーカーテン用の植物を探していた頃。
このつる性植物も役に立つかもしれないと思い、種だけは採取しておきました。
それで、昨シーズンは植えることも無く、種子はそのままにしてしまいました。
先ず、これより大きめにピンク色に咲く芋根星朝顔を、試しに育ててみたんだ。
本音を言いますと、こいつは、土中に太い根を作る多年草で勝手に成長します。
ほったらかしにすると、びっしり繁茂し、他の植物の成長を阻害する厄介者だ。
確かに、枯れた後に掘り返したら大きな芋根が現れて、しっかり処理しました。
それでも、今年になって、またも芽を出したので、繁殖力が旺盛で楽しくない。
一方、このマメアサガオは一年草なので、毎年、種まきが必要で具合がいい。
これに近縁のホシアサガオ(星朝顔)も一年草で、薄い紫色の花が咲きます。
この二つを同時に種まきすれば、色の取り合わせが出来て、面白そうだなあ。
ただ、未だホシアサガオの種子を採取していなくて、今年はマルバルコウソウ。
これは、濃いオレンジ色の花が咲くので、綺麗な色の綾取りが出来そうです。
というわけで、食べた後に成長した豆苗まで、株分けして植えてみました。
こちらは綺麗な薄紫色の花が咲くそうで、これだと、白、オレンジ、パープルと色とりどりに花が咲いてくれるわけでして、これにピンク色に咲くアサガオの花を加えて、一緒にベランダのグリーンカーテンを彩ってくれるのであろうなと、期待するのでした。
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