2019年10月5日土曜日

一生のうち交通事故に遭う人は、四人に一人だと言われると、宝くじの一等当選よりはるかに高いから諦めるしかないか - 守護霊の加護(そのほか)

   
無事、退院して帰宅すると、枯れそうな大葉が花を咲かせていました。
以前、上さんが鉢をひっかけて倒したので、土がこぼれてしまいました。

ダメージがあったのかもしれず、脇から生えた茎がかろうじて育ちました。
ただ、九月末になっても丈も伸びず葉ばかりだけで、諦めていたんだな。

ところが、多発骨折で寝返りもできない病床の中で、咲いてくれたんだ。
一シーズンの命しかない植物だけれど、命を紡ぐ種子を作ろうとします。

こうして、大葉という植物の世代交代が健気な繰り返しだと感じるんだ。
気が付いたら病院の救急治療室にいて、ああ助かったんだと思う始末。

救急車の中で息ができないと救命隊員に言ったら、車を飛ばしまくるの。
呼吸困難を見て焦ったと思うけれど、うろ覚えの意識で車が揺れました。

その後、脳震盪を起こしたせいで記憶がまだらなままで、思い出せない。
まあ、後遺症もなくてよかったとは思いますが、飛び飛びの記憶が怖い。

それより、命は一回こっきりだから自宅に生きて戻れただけで幸せ幸せ。
そして、自分の育てていた植物たちの、変化する姿を確かめられました。

ホタルブクロの苗も育ってきた
層雲峡・黒岳は五年前に登った

本当をいうと、事故の二日後に墓参りで北海道へ帰省するはずでした。
ところが、それが旅行の日程はすべてフイになって、自宅静養の侘しさ。

今日は摩周湖だったなとか、組み立てた旅行の日程を思い返す日々です。
そして、今回のハイライトは紅葉に染まる東大雪の湖沼群だったんだ。

以前、NHKの番組「小さな旅」でここを紹介していたので惹かれました。
タイトルは、「神々遊ぶ庭で ~北海道 大雪山国立公園~」なんだな。

だから、満を持して紅葉がベストの時期に夏休みを当てたというのにさ。
横断歩道ではねられるなんて情けないというか、憤りも募るものですわ。

といわけで、交通事故はこれが三回目なのに、しぶとく生き残る自分だ。
これまでの人生で骨折が合計九本になってしまいましたが、幸運なことに臓器や脳への損傷など、致命的だったり後遺症の残る怪我にならなかっただけでも奇跡なのかもしれず、よほど自分の背後霊が強運を持ったお方に違いないと、信じ込んだりするのでした。


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2 件のコメント:

  1. おじじさん

    退院おめでとうございます。
    体をいたわり、じっくりと直してください。

    きっと、まだまだ生きて頑張らなきゃ
    ならない宿題があるんですよ、きっと。

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  2. 楽仙堂さん、お言葉、ありがたく拝受いたします。
    病院で意識が戻って目が覚めると、あー生きているんだって思うのです。
    何かすごく客観的に冷めた感じで、生死は紙一重で翻弄された自分は、なすすべがない。
    まだ、三途の川を渡れずにいますが、事故で意識の失い方を思うと、簡単に渡ってしまいそうで、怖い気もします。
    でも、こうして戻ってきたんだから、日々を生きてみようかって、何気ない日常を幸せに思いました。

    返信削除