なんだか毛虫のような赤い実が、枝からぶら下がっているのを発見しました。
会社からの帰り道、栗の果樹園があるのですが、いつもそばの歩道を抜けます。
それで、季節が来ると、紫陽花とか百日紅の花が咲くのを見かけていました。
ただ、それ以外の雑木については、あまりじっくりと見つめることもなかった。
たまたま、今日は葉と葉の間に赤いものがちらっと見えたから発見したのです。
まあ、見た目は毛虫のように毛や棘が出ていて、しかも赤い実が毒々しい感じ。
ただ、自分が記憶している限りで、これって桑の実かもしれないと思いました。
となれば、調べてみるしかないのでググったら、クワは色々種類がありそうだ。
古来、養蚕に関わる重要な飼料の作物はマグワだけど、見つけたのは野生種ね。
ヤマグワといって山野に自生しているものだけど、実は生で食べられるそうだ。
しかし、街路樹の雰囲気で桑の木が成長しているとは思いもよりませんでした。
その一方で、近所のアパートの生垣から変わった葉っぱの枝が伸びていました。
頭があって両手を伸ばして、短足の人形の葉っぱなんだけど実に風変わりです。
これも、ググって調べて見ましたが、クワ科のカジノキ(梶の木)と判明した。
同じクワの仲間なんだけど、こちらはコウゾ属と言って和紙の原料にしますな。
なので有用な植物には違いなくて、この辺りは江戸時代なら栽培していたのか。
どうしてかというと、江戸時代の村名が、現在の町名に引き継がれております。
しかも、庄屋だった住人が今でも住んでおり、町名と苗字が一緒という由緒ね。
そんな古い農村地域だったわけで、農家さんがカジノキやクワを栽培したのか。
だから、今でも名残で、街路樹や生垣の植木などとして、目に付くのかもなあ。
都市の郊外住宅地なんだけど、未だに栗の果樹園が、小さくとも残っています。
それに、別の場所では半ば放置されたカボスの果樹が実を付けたりしています。
まあ、谷戸と呼ばれる小さな里山の谷あいも残っていて、自然が残っています。
それに、地主さんが市民の森として山林を解放してくれているのもありがたい。
というわけで、歩道で日陰を作れるほどのビワの木に実が熟すのはこれからだ。
これまでは、毎日々々、徒歩で通勤していたのですが、最近はコロナ流行り病の影響のせいで、一日置きにテレワークで働かざるを得ず、逆に間隔が空くことで、ちょっとした近隣の変化を気づかせてくれているのではないかとも思ったのでした。
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