住んでいるマンションの中庭で見た、ラッパの格好をした風変わりな花でした。
後ろの棟に住む人は、この中庭を通ったりしますが、自分はあまり入りません。
なぜなら、中庭を取り囲む棟の住人ですから、ベランダからのぞき込めるんだ。
だから、たまさか興味が湧くと通りますが、今回は球根の植栽地探しなのです。
植えてから数年も経た彼岸花ですが、今年も咲きそうな気配がなく諦めました。
この六月に、八号鉢に植えてあったのを、十号鉢に植え直しましたが駄目です。
球根も七つぐらいに増えていたので、間隔を十分空けてみましたが効果は無し。
露地植えの球根がきれいに咲きだしている中で、やっと白い芽を出した程度ね。
今年は暑い夏が異常に長引き、開花の最低気温で二十度以下になる日も来ない。
やっと、九月下旬になって季節が秋らしくなって期待しましたが、無駄でした。
なので、球根を掘り出して、マンションの花壇や緑地帯に植え直してきました。
今年はもう咲かないでしょうが、来年にはきっと咲いてくれると信じています。
まあ、ネットでも鉢植えでは咲かないと園芸相談のコーナーで質問もあります。
ただ、理由を明確に説明しないのがほとんどで、英語でもググってみたんだな。
先ず、”Why does not Lycoris radiata bloom by pot planting?”と入力する。
日本でもリコリスとも言いますが、ヒガンバナ科でスイセンも仲間になります。
もう一鉢がスイセンですが、これも咲かないので、この科の特性なんだろうか。
まあ、ググった結果は、”NATIONAL GARENING ASSOCIATION”のサイトだ。
これは米国にある全国ガーデニング協会なのですが、質問も昨年の投稿でした。
八年たっても咲かないとあるので、自分よりも先輩格なので、やっぱり同様だ。
ただ、科学的な説明があまりないのですが、鉢植えでは季節差が出ないみたい。
まして、まめに水をやったり、肥料を与えたりして、環境の良さが災いだろう。
逆に、痩せた土地がよく花を咲かせたりしますので、ほったらかしの露地かな。
なので、この点を重く見て、鉢植えをあきらめて、こっそりと植え直してきた。
植えた場所は散らしてみたのですが、一つ余った球根を中庭の花壇にしました。
その時、ふっと見つけたのが、この赤い花でひょろ長いラッパ型の花が面白い。
すぐ家に戻り、ググって探せば、ツキヌキニンドウなる花の名が分かりました。
まあ、スイカズラの仲間で、庭園などの観賞用に北米から渡ってきた外来の花。
つる性植物ですが、低木に絡みついているせいか、草丈が短くなっていました。しゃがみこんで、カメラアングルをかなり低くして撮影したのが、冒頭の一枚。
というわけで、彼岸花の球根植え直しで、新たに覚えた植物が加わりました。
このほか、花壇にはツルボの花が、ある程度咲いていて、二つほど球根をもらって、ベランダの小鉢に植え付けましたが、この花は地味で単なる山野草ですので、マンションにある園芸友の会の人がわざわざ植えたとは思えず、勝手に盗掘しても怒られはしまいと思う自分がいるのでした。
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