2021年1月31日日曜日

バックカントリーは、本来、レジャーに整備された区域外の山野エリアなのですが、手付かずの自然とは言え国定公園内だし、指定のルートを滑走するしかないよ - 北八ヶ岳XCスキー(長野県)

佐久スキーガーデンパラダにて

上さんは、米国留学中にスキー場へ滑りに行ったことがあると言っていました。
なので、一度、靴のサイズが合うようなスキー用具一式を持って出かけたんだ。

実は、この装具はゲレンデ用ではなくて山スキー用で、靴の構造が違いました。
足首を締め付けるバックルが一か所しかないデザインで、歩行に向いています。

つまり、脚の動きが自由に取れる必要があるからで、山スキーは歩行第一です。
このため、スロープでも歩いて登るので板の裏に抵抗のあるソールも貼ります。

まあ、今回はゲレンデ滑走だけでしたので、ソールまでは携行しませんでした。
それで、靴を履かせたり板のビンディングに装着させたり、世話を焼きました。

それで、リフトも乗らずに、スキーセンター前をトコトコ歩き回っているだけ。
上さんからはゲレンデで撮影した写真を見せてくれたので、行ったのは事実ね。

でも、滑走を楽しんだとは言わなかったので、多分、同じく歩いただけだろう。
そんな思い出も十年以上も前になりましたが、最近は歩くスキーを履かないな。

自分も、クロスカントリーで近所を歩き回った最後が、大雪のあった平成26年。
今年は、多少寒い冬になったから、湾岸低気圧の接近で雪になる可能性は高い。


まあ、大雪になれば板を引っ張りだして、近所の公園を歩き回ろうと思います。
それでも、本格的なクロスカントリー・山スキーは八ヶ岳周辺をでうろついた。

その時、どこかの山荘で手に入れたパンフが未だ手元にあったので紹介します。
この紹介マップには、登山道と重複するコースもありますが、難は雪が少ない。

内陸部の高原ゆえ、寒さは厳しくても雪質がさらさらであまり降り積もらない。
なので、冬季の初めは、地肌が露出したりして、ところどころ歩いたりするの。

やがて、二月中旬になれば、雪もそれなりに積もっているだから大丈夫だろう。
加えて、冬季の間も白駒池の青苔荘で幕営できるので、キャンプを楽しめます。

それ以外にも、平坦な土地があればキャンプできますが、アドバイスをしたい。
それは、吹きさらしになるような場所は避けて、林の中で幕営するのが無難だ。

一度、閉鎖中のレストハウスのテラスに勝手に幕営したのですが、翌日が寒い。
風が強くなるわ、吹雪にもなってテントの撤収が大変だったので、避けるべき。

というわけで、このパンフは保存版と思うので出かけたい人は参考して下さい。
結婚してからは、独身時代の無謀だけど楽しかった冬山スキーはできなくなりましたが、このパンフを眺めていると懐かしくもあり、日帰りでもいいから、改めて出かけてみたいなと願う自分がいるのでした。



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2021年1月29日金曜日

「容器包装に係る分別収集及び再商品化の促進等に関する法律」は、単に”消費者はマイバッグを持て”というのを指すだけなんだけどね - 容器包装リサイクル法(その他)

ダイソーで売っていた
   
レジ袋の有料化が始まってもうすぐ半年になりますが、定着した感じですかね。
昨今では、不満を持つ人より、自分で買物袋を持参して詰めるのが、当たり前。

そんな風景が常識化しておりますが、個人的にずいぶん遅かったかと思います。
なぜかと言うと、自分が海外出張先では、有料で金を取られたりしたからなの。

台湾では、セブンイレブンで買い物すると、レジで言わない限り袋は出ません。
袋が欲しいと英語で話せば、少し厚手の若草色の袋をくれた思い出があります。

なので、一度、レジ袋をもらうと、それを買い物に携行しては再利用しました。
こんな経験はインドでもそうでしたが、店によっては繊維の袋だったりしたな。

特に、ムンバイ郊外のカルガール地区にあるMOREといスーパーマーケットだ。
確か、5ルピーを取られたと思いますが、ジュート(麻)で作られた買い物袋。

値段にして十円もしない袋ですが、それなりの重量物を入れても破れなさそう。
なので、次回は、これを持参して買い物をしてくれというサインなのでしょう。

麻のゴワゴワした肌触り
意外に商品は豊富
   
当時、出張期間が二週間もあって、果物などの買い出しには何度か通いました。
それで出張も終わって、初めはホテルにそのまま残していこうと思ったのです。

でも、麻の繊維袋だったので珍しく、土産物を詰めてそのまま持ち帰りました。
今でも捨てずに持っていますが、今回のレジ袋有料化では、あえて使いません。

だって、折りたたむと意外にかさばるから、カバンに忍ばせるのは諦めました。
代わりに、ダイソーで購入した買い物袋は、非常に役に立つので購入しました。

レジカウンターの近くで並んでいるのがミソで、代わりに買ってよと誘います。
確かに、袋を折りたたむとゴムバンドが付いていて、広がらないような工夫ね。

これを二つ購入しまして、別々のカバンにしまって買い物の時に使っています。
まあ、海外でレジ袋の有料化はかなり進んでいても、日本には抜け道があるの。

要するに、海洋生分解性プラスチックやバイオマス素材が配合された場合です。
つまり、このエコ素材を使えば無料で配布してもOKですが、ネックはコスト。

非常にお高いので、レジ袋を無料にするお店は、ほとんど現れないと思います。
なので、このまま、レジ袋は有料化でしょうし、買物袋は必需品と思いました。

というわけで、レジ袋が減って、上さんがゴミ袋に使えないと嘆いていました。
これまでは、レジ袋を転用してゴミ袋にしていた消費者も多かったと思うのですが、今後、ゴミ出しの袋まで買わなければならず、結局、袋そのものの需要は社会全体で見てあまり減らないかと思われますので、この政策は、”帯に短し、たすきに長し”だったのではないかと思うのでした。



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2021年1月27日水曜日

改めて思い出してみると、雪景色の合掌造りを楽しむ贅沢さと相まって、滑走できるというエリアなんだな - タカンボー・たいらスキー場(富山県)

越中五箇山 合掌造 岩瀬家
  
この富山県南砺市には、三ヵ所のゲレンデがありますが、互いに離れています。
平成の大合併により八つの町村が統合したためで、数的に増えただけなんだな。

なので、タカンボースキー場からイオックスアローザまでは、距離が30キロだ。
東海北陸自動車道を使っても、36分掛かるとグーグルで案内してくるほどです。

ただ、規模的に”たいら”と”タカンボー”の両方とも、リフト三本と似通うんだな。
ちょうど、兄弟ゲレンデみたいな感じもするので、まとめて紹介してみますね。

それでも、この二つは20キロも離れていて、車で三十分も掛かってしまいます。
元は、平村と上平村の別々のゲレンデにあったのですが、合併による兄弟仁義。

奇しくもゲレンデ規模やコースの雰囲気が似通っていたのが、面白い感じだな。
ただ、どちらの村も合掌造りの里なので、昔ながらの古民家が残されています。

特に、五箇山・菅沼の集落は有名ですが、重要文化財の民家も散在しています。
それで、こういった集落の見学も兼ねながら、スキーに出かけられる雰囲気ね。

パンフをクリックでPDF閲覧
ただ、天候に恵まれないと、雪の降る中で民家を見ても寒さに震えるだけかな。
なので、そうでれば合掌造りの民宿に泊まるのがベストと思って予約しました。

その名も”合掌民宿 弥次兵衛”で、我々だけの一組だったからゆったりできたな。
少し残念だったのは、五箇山集落のライトアップが翌日だったので惜しかった。

まあ、スキー行の日程を前提に組んで出かけてきたので致し方なく諦めました。
でも、以前、五月連休に相倉集落と菅沼集落は見学していたので、充分なんだ。

それで、宿泊当日にタカンボーを滑ったけど、降雪で圧雪も入らないスロープ。
コンディションも悪く夕方近くで暗くなって、記念に滑ってリフト券をゲット。

食堂休憩室も閉まっていたり、滑っている人が数人では、あまりに寂しいんだ。
実は白川郷へ寄り道したり、道の駅でお土産を買うなど、道草をし過ぎました。

リフト券(H27.03.06)

なので、もう少し天候状態が良ければと思いましたが、翌日はピーカン照りね。
たいらスキー場で滑ったのですが、中上級者向けに設けられたコースも楽しい。

どこかの学校のスキー部がポール練習をしていて、確かに練習になると思った。
でも、ここも数人しか滑っていなくて、富山県はスキー人口が少ないのかなあ。

というわけで、合掌造りの観光を兼ねて、スキーを滑るというお話はありです。
特にライトアップの行事に併せて、宿を予約して滑りに出かけるというのは、とても面白い企画だと思うし、白川郷まで足を延ばせば、色々な合掌造りも見学出来て楽しめるので、そんなプランもお勧めしたいと思った自分がいるのでした。



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2021年1月25日月曜日

地図を見ると、稜線を越えて滋賀県には奥伊吹のスキー場もあることだし、このエリアにスキー場があってもおかしくはないと思ったゲレンデ ー 揖斐高原・国見岳スキー場(岐阜県)

平成30年1月5日滑走


田舎っぽいゲレンデで、子供時分に北海道で滑っていた様な錯覚に陥りました。
ゲレンデにあるスキーセンターみたいな食堂も懐かしくて、ゲレ食がおいしい。

最初に滑りに行った揖斐高原のゲレンデなのですが、国見も同じ雰囲気でした。
お昼ご飯では定番のカレーライスに豚汁に舌鼓を打ちましたが、上さんも満足。

ちびっ子の多いゲレンデで、正月休みだったせいもあり地元スキーヤーばかり。
そんな場所に、わざわざ横浜から滑りに来ていたなんて、誰も思わないだろう。

岐阜県揖斐川町にあるローカルゲレンデですが、東日本の人にはなじみが薄い。
でも、ダムとか水力発電に興味のある人なら、揖斐川と聞けばピンと来るはず。

それもそのはず、電子部品メーカー、イビデンが起こした電力会社が嚆矢です。
この企業は、知る人ぞ知る超優良上場メーカーで、岐阜県にある地元企業なの。

東横山発電所

この川にダムを作って発電所を設けて、その電力を基にカーバイド生産を開始。
これが百年以上も前のことで、要するに百周年を迎えた由緒のある企業なんだ。

でも、スキー場に行くのが目的だったので、残念、立ち寄ることはできません。
それでも、途中で会社が建設した古い西山ダムは、車から見ることができたな。

まあ、そんな歴史を有する発電所を有する河川を、自分なりに知っていました。
そんな河川に立地するからこそ、ゲレンデ名が揖斐高原になったのでしょうね。

このゲレンデは、非常に小規模で来客も少ないのか、貝月の方はすでに休止中。
このため、日坂ゲレンデのリフト二本に乗って滑りましたが、二三時間で十分。

なので、午後は、同じ伊吹山地に位置する国見スキー場を目指したのだが遠い。
だって、ショートカットできる二車線の道路が冬季は閉鎖になっているんだよ。

画像クリックで拡大閲覧

同じ日の午後に滑走だ

秋には紅葉がきれいな観光道路と言えますが、交通量がかなり少ないのだろう。
しかも、途中に住んでる集落もないために、生活道路にはならず閉鎖という事。

なので、もう一度、揖斐川まで戻ってから走り直すという二度手間をしました。
それでも思ったほどは遠くなかったのですが、駐車場に入る道路が怖いの何の。

集落を抜けて入る道路が、坂道の一車線で退避路もないし、雪が降ったら大変。
幸い、対向車がなかったので、一番下の駐車場に入れましたが、上部はひどい。

十五度くらいある圧雪の坂道を上がらないと駐車場に入れなくて、諦めました。
一番下から、えっちらスキー板を担いで坂を上りましたが、ゲレンデは最高だ。

この日は雪が降り積もって、ゲレンデコンデションは良かったし休憩所もOK。
どういうわけか、外国人っぽい家族もいたりしたのだが、日系ブラジル人かな。

クリックで拡大して見てね

このエリアには工場も企業も多いから、働きに来ていると想像するのは簡単ね。
帰る時なんか、ノーマルタイヤでスリップして難儀している片言外人とかいた。

なんだか、ローカルな割に客だけはやけに国際的な感じのするスキー場でした。
というわけで、岐阜県のゲレンデと言えば奥美濃に目が向いてしまうものです。

しかしながら、県西部の揖斐川流域にもスキー場はあったのですが、揖斐高原はスキー場を止めてキャンプ場だけになってしまい、国見岳スキー場は情報が乏しい中でも休止はしていない模様なので、何とかこのエリアのゲレンデとして営業し続けて欲しいと願う自分がいるのでした。



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