2021年5月31日月曜日

”放線菌”とか"光合成細菌"などの微生物は、何十億も土中に棲みついているそうですが、これが植物の成長を助けているんだな ー 金の墨汁(土壌改良剤)

提供:株式会社 ヤサキ
      
五百ミリリットルの薬剤とは言え、値段が二千円近くもして、かなり割高です。
土壌改良剤ですが、”菌の墨汁”というネーミングが面白くて、書道とは無関係。

原液を見たこともないので何とも言えませんが、多分、真っ黒い液体でしょう。
これを、五百倍から千倍に希釈して、二週間おきに栽培土壌に散布いたします。

なので、希釈率からみて、こんなものと思いますが、何となく高価に感じます。
似たような商品でメデネールは、二百ミリリットル容器で小売価格が七百円代。

こちらは、季節外れの初冬にウマノスズクサの挿し芽を実験するので利用した。
一つの株だけが枯れずに生き残りましたが、春になって葉が枯れてしまい残念。

刺し芽の成功率が三割程度と言われているので、生き残っただけでも御の字か。
茎がまだ青々としているので根が生えたのか、これから確認をしてみましょう。

一方、種まきもしましたが、未だ芽吹いてこないので、全滅した可能性が高い。
この植物は、鉢植え栽培では、生育が意外と神経質で難しいのかもしれません。

それで、この薬剤は高価な印象があるので効果があるのか、評判が気になるな。
ネットで調べましたが、まあまあ効果はあるようで、ただ未だ使ってはいない。

     
それより、苗の植え付けに、パラパラ撒く簡便な土壌改良剤を買い求めました。
商品名は、”連作障害ブロックW”と言って、以前、買い求めた商品と似た印象。

その名が”連作の障害が気になる土に”とそのままで、こちらは少し考えたのか。
もし、つかうとしたら、前者の改良剤を混ぜ込んだ土壌に、後者を振りかける。

こうして、ダブルで土壌改良剤を投入することで、改善が見込めるとしたいな。
今回は、同じ土壌の連作に不向きなゴーヤを栽培した土壌を、再利用するのだ。

だから、プランター栽培でゴーヤの収穫を期待して、念には念を入れておこう。
ところで、この手の土壌改良剤の成分には、何が含まれるか調べておきました。

どちらも土壌中の微生物や細菌を活用したらしく、”放線菌”に"光合成細菌"ね。
これに、”ブロックW”の方では、保肥力と通気性でゼオライトを配合している。

実は植物は、太陽光で炭酸ガスと根が吸上げた水分から化学反応を起こします。
この工程で酸素が分離されて、これが光合成ですが、光合成細菌は違うのです。

この細菌は、光を使って物質を生成する点は同じでも、酸素を発生させません。
よって、土壌改良の菌種は、土の養分になる窒素などを生成し放出しています。

一方、放線菌は、土中のカビや病原菌の増殖を抑えて、酸性土壌を中和します。
なので、この二つで改良できたら、鬼に金棒になるのではないかと思いました。

この他、鉢の底石になるゼオライトは、ミネラル成分で植物の成長を助けます。
まあ、プランター栽培や鉢植えの用土は、容量もないので面倒を見るのが無難。

それで、この様な商品を販売する会社は、規模の小さい中小企業だと判明した。
どちらの会社も、従業員数が十名程度で売上規模規模もそれなりのものだろう。

ただ、DIYや園芸用品に行けば、たくさん商品が並ぶので一定需要はあるはず。
今後も末永く商品を提供してほしいから、値段はさておき信じて使ってみよう。

というわけで、金の墨汁の会社は、以前に旅行した瀬戸内海の大崎上島が所在。
建築資材を扱ったり、宮崎県の延岡で肉牛牧場の経営をしたりと、風変わりな多角経営の会社のようですが、何れにしても農業の関わりがあるのは事実で、おいてガーデニングを始めた自分にとっては、とても興味の引かれる商品には違いないのでした。



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2021年5月29日土曜日

無料音楽学校を開校して、その運営面に悩んだ挙句、一度、音楽家を放棄してしまったという人生にしては、作品が素晴らしいわ ー 交響曲第二番(バラキレフ)

Mily Balakirev (1837 - 1910)
        
クラシックの作曲家ドヴォルザークは、鉄道オタクの先駆けとして有名でした。
自宅や職場の近くの駅の時刻表を覚えてしまい、列車の運行を当てられたとか。

そして、運行と違う列車があれば、車掌や運転士に質問したと言われています。
プラハに住んでいる時など、作曲が煮詰まると、気分転換で駅に出かけました。

列車を眺めたり、車掌や駅員と話す内に、気も変わって作曲に打ち込めたとか。
鉄道関係者でもないのに、遅延した列車の乗客に駅で謝罪した逸話もあります。

この話、昔、NHKのクイズ番組”クイズ日本人の質問”でも出題されていました。
古舘伊知郎が司会役になり、4人の「もの知り博士」から回答を引き出します。

それを、2人1組の「解答者」4チームが、正しいと思う回答を当てさせる番組。
よもや、作曲家が鉄オタだったとは思えず、番組を見て強く印象に残りました。

それで、彼の作品に、蒸気機関車の走りになぞらえて作曲した部分があるとか。
有名な交響曲9番”新世界”の第四楽章なんか、開始から動輪が動き出す雰囲気。

アメリカの音楽院に赴任した理由も、アメリカの鉄道を間近で見たかったから。
そんな動機がまことしやかに語られているくらいに、筋金入りのオタクでした。

それで、冒頭写真の作曲家バラキレフは、ロシア五人組のリーダー格で有名ね。
このグループは、民族主義的な芸術音楽の創造を志向した作曲家達を指します。

ところが、バラキレフは音楽家の道を一度諦めて、鉄道事務員をしていました。
およそ七年の間、全く音楽から離れていて、しかも遅筆なめか作品は多くない。

まあ、本人は大学で数学を専攻したので、運行ダイヤでも組んでいたのかなあ。
とにかく、生計のために鉄道で働いていたようですが、個人的に好きな作曲家。

作品は文中で紹介
       
特に最晩年に作曲した交響曲2番は、第1番の発表から九年も掛けて完成した。
まあ、第四楽章など、人生を謳歌し賛美したかのような味わい深い明るさです。

ロシアの画家、レーピンの作品に”夕べの宴”がありますが、雰囲気がピッタリ。
スラブ的な抒情性の色濃いダンスのリズム感に酔いつつ、交響曲は締めくくる。

特に、タンバリンとかトライアングルの使用が、アクセントを付けて楽しいな。
こういった小型の打楽器を活用した演奏は、生き生きとした臨場感に溢れます。

というわけで、正に今日が、ご本人の命日である5月29日に当たり、投稿です。
実は、昨年の2020年は、没後110年に当たっていたのですが、コロナ禍のせいとは言え、音楽界ではシラっと無視されてしまって、個人的に好きな作曲だからこそ、忘れ去られないで居て欲しいと、強く思う愛好家なのでした。



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2021年5月27日木曜日

映画音楽の著作権を確保しながら、クラシック作品にも転用していたなんて、なかなかやり手の作曲家だったということ ー エーリヒ・コルンゴルト(作曲家)

Kings And Row(1942年)

二十世紀の初め、プロの作曲家が、初めて映画用にオリジナル曲を作りました。
クラシック音楽の巨匠、サン=サーンスですが、説得された挙句、渋々なんだ。

当時は未だサイレント映画でしたし、音楽はBGMの伴奏に過ぎない時代でした。
しかも、上映会場も小規模なのでラグタイムピアノで演奏されていた程度です。

まあ、シーンを見ながら即興で演奏するしかないので、正式な作曲は不要だな。
このため、作曲を依頼されても、専門家も軽く見て引き受けはしないでしょう。

こうして、やっと発表された作品は、この大家のおかげか散逸せず残りました。
CDの録音までありますが、実に平凡で彼のクラシック作品には及びもしません。

映画の邦題は、”ギーズ公の暗殺”で、原題は”L'assassinat du duc de Guise”。
ユーチューブで検索すると映画も音楽も探せますので、視聴したい方はどうぞ。

さて、今年は彼の没後百年なのですが、このBGMは見向きもされないでしょう。
余りにも駄作なので、映画史上に残る作曲作品の第一号という指標ぐらいです。

映画音楽は、ここをクリック
  
まあ、これから、セリフとBGMを映像に同期できるまでに十数年かかりました。
これにより、トーキーの技術が確立されましたが、要するにサウンドトラック。

映画音楽の専門作曲家も登場しますが、そこに一時代を築いた巨匠が現れます。
その名はコルンゴルトで、ナチスのユダヤ人迫害を逃れてヨーロッパを脱出だ。

ハリウッド映画の招きでアメリカに渡りましたが、ここからが縦横無尽の作曲。
映画音楽のジャンルを確立した人と言われますが、オペラになぞらえています。

これは、楽曲中において特定の人物や状況などに結びつけたテーマの採用です。
これがライトモチーフで、”主導動機”とも言ってワーグナーの楽劇でお馴染み。

これを映画の登場人物、シーンに合わせ、これから何が起きるか連想させます。
例えば、”スター・ウォーズ/帝国の逆襲”では、”ダース・ベイダーのテーマ”だ。

クラシックコンサートにも登場
   
正式には、”帝国のマーチ”ですが、聞くとダース・ベイダーが登場する雰囲気。
音楽で連想させてしまうというアイデアを、ハリウッド映画に持ち込んだ分け。

なので、音楽史でも映画音楽の発展という貢献で非常に功績のあった人物です。
ところが、彼自身の業績は、映画産業の隆盛とは真逆で忘れ去られてしまった。

それでも、後年、彼の次男がプロデュースした映画音楽集のレコードがヒット。
これが再評価となって、クラシック作品の演奏される機会も、増えて来ました。

というわけで、このコルンゴルト作品の影響力は、現在に及んでいると思うよ。だって、彼の”Kings And Row(1942年)”のサウンドトラックを聞くと、ジョンウイリアムズが作曲した”スター・ウォーズ”のテーマをパクったんじゃないかと思ってしまうほどで、でも、この映画が公開された時、彼は十歳になっていて鑑賞したのかもしれず、そうであれば、影響を大きく受けてしまったとしてもやむを得ないなと、思うのでした。
   


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2021年5月25日火曜日

行動になぞらえたネットサーフィンは死語っぽいが、”放浪者、遊牧の民”に見立てた表現は、住所不定の労働者みたいだな ー ノマドワーカー(在宅勤務)

アウトドア・テレワーク
   
海外出張をしながら、日本でやり残してきた仕事を夜なべで処理していました。
数年以上も前はインド出張が多くて、ホテルで寝不足になりながらこなす日々。

当時、ムンバイは、日本のDOCOMOが進出してISDN回線の利用ができました。
今となっては、64kbpsという非常に低速だったのですが、メールなら大丈夫。

でも、利用者の錯綜する日中は日本への接続が保持できず、早朝のみ安定通信。
だから、インド時間の早朝四時頃に眠い目をこすりながら、起き出す毎日です。

時差が三時間半なので、日本は丑三つ時にあたり、通信スピードが確保できた。
こんな出張では、疲労もフラストレーションも溜まるばかりで、イヤだったな。

最近、テレワークの人々をノマドワーカーと言っていますが、自分は既に経験。
ただし、国内で処理するのではなく、海外から日本へアクセスした違いはある。

なので、今さらノマドやら、何だかと言われても、コロナで一般化しただけだ。
他には、お馴染みの在宅勤務、モバイルワーク、リモートワーク、とか言うな。

何れにしても、ネットさえ利用できれば、事務職はどこにいても働ける時代ね。
営業職でも、ビデオ会議を通じて打合せできたり、新規顧客開拓も可能なんだ。

ただ、ノマドワーカーは、自己管理ができる人以外はやってはいけないらしい。
なぜなら、いくらでも仕事をサボることができるので、ラクと言えばラクです。

具体例として、You Tubeで趣味の動画を何時間も観てしまって終業時間が来る。
自宅でランチの後、休憩のつもりで横になったら、そのまま寝てしまって五時。

まあ、TwitterやFacebookを観ていたら夕方が来てしまったなど、よくある話。
自分自身も、後期高齢者雇用ですから閑職の極みで、遊軍で待機する身に近い。

というわけで、テレワークの日だと、例に挙げたような行動は経験済みでした。
ただ、ノマドワーカーなる仕事の形態は情報を司る職人みたいなもので、自分自身で仕事の質を高めて時間内に作業しない限り、ダラダラとすれば、ノマドの別の意味に当たる単なる”放浪者”になってしまうのであろうなと、思ったのでした。 



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2021年5月23日日曜日

ウインドウズ32bit版を重宝していたけど、64bit版になったタイミングで再度登板とは、ブラウザーがメモリーの食い過ぎだよ ー メモリ解放ソフト(Windows10)

           
旧式でメモリが4GBのウインドウズタブレットを使用中ですが、具合が悪い。
実は、頻繁なブラウザーの起動、中断を繰り返すソフトを作って実行中なんだ。

これを、非力なCPUマシンで起動させるとブラウザーの立ち上がりがゆっくり。
最も接続する無線WiFiも低速なのが理由ですが、メモリーエラー頻発の始末だ。

エッジもファイアーフォックスでも、この事態が起きるようになって困ります。
以前、この挙動がデスクトップPCでも現れて、メモリ開放ソフトを使いました。

会社のPCですとアドミニ権限がなく、インストール不要の手軽さで選択します。
会社から与えられたマシンなので、無断ですからフリーソフトを選択しました。

一つは、”めもりーくりーなー”で、もう一つは、”メモリの掃除屋さん”ですな。
このアプリは、スタートアップ時に起動させる登録をして、常駐させるタイプ。

デスクトップには前者を使いましたが、今回のタブレットには後者を選びます。
前者を使用した感想ですが、常用でメモリーエラーの事態は起きませんでした。

なので、特長機能であるメモリ解放が、実際に行われているのか分かりません。
ネットでも使ってみた感想として、効果を感じていない人が存在していました。

これは、メモリのリソースが不足するまでアプリを使い切っていないのだろう。
となれば、通常のアプリ使用では、メモリーエラーはそう起きないでしょうな。

それで、今回使った後者のソフトは、ウインドウズ10対応のリリースを使用。
”メモリの掃除屋さん にゃお”となっていて、常駐しながら時々、解放するんだ。

メモリーリソース(タスクマネージャ)

ダウンロードすると、機能面で補足説明の資料が添付されていて役に立ちます。
メモリー4GBでもあまり起きないと思いますが、自分の作ったソフトは特殊だ。

VBAで作りましたが、ブラウザーを起動して作業完了で強制終了させてしまう。
それ自体が正常な終了ではないから、メモリーのカスも溜まるんじゃないかな。

そんな風に思って、カス清掃のために、スタートアップに”にゃお”さんを登録。
使って見た結果として、エラーが出なくなったので、役に立つと確認しました。

というわけで、メモリー解放ソフトは、効果があると判断して良さそうでした。
はるか二十年以上も前、この手のソフトでウインドウズ95用に”MagnaRAM97”というソフトがあり、メモリー8MBで実際に使って見て効果があったのを思い出しましたが、今やメモリー4GBでも足りないというのは、ハード・ソフトの日進月歩を感じてしまった自分がいるのでした。



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