目が節穴というか、灯台下暗しだったのだと思いましたが、ウキウキしました。
だって、近所を散策していて、山椒の木を思いがけなく発見してしまったから。
上さんと一緒に、いつも歩くコースの途中で、何気なく低木の生垣に注意した。
おやっ、葉っぱがギザギザ状で、枝から二枚のペアになって密に生えています。
早速、葉を一枚ちぎって揉んでみるとレモングラスのようなの香りがしました。
柑橘類特有のさわやかな臭いで、正にフルーティーでかぐわしい香りがします。
間違いないとは思いましたが、念のために、証拠写真を撮って家に戻りました。
自宅で、画像を拡大しながら葉や枝を観察してみますと、特徴的な棘がないの。
なので、葉の香りと合わせて考えますと、仲間の朝倉山椒だと結論付けました。
この山椒は、西日本の兵庫県で発見されて、作物として広く栽培されています。
普通の山椒は、雄と雌の木に分かれるので、両方を揃えないと実を付けません。
なので面倒ですが、この種は突然変異で雌雄同株なので、一株で実を付けます。
このため、園芸品種としてもホームセンターで苗木が売られたりしていますな。
それが、自分の身近な行動範囲に栽培されていたなんて、驚くしかありません。
葉っぱをアップ |
まあ、自分自身も育てたくなり、自然に生えている山椒の木を探して来ました。
近くの市民の森を散策すると、カラスザンショウだけはたくさん見つかります。
それらしいと思いながら実を採取すると、それはノイバラだったと判明したり。
結局、この半年、徒労に終わっていたのですが、何気に歩いて数分の場所だよ。
見つけてしまって興奮しましたが、丁度、実を付ける時期でグッドタイミング。
実は、撮った写真を拡大しながら観察していて、実らしいものを発見しました。
実のなる時期を知らなかったのですが、ネットで調べると五~六月だそうです。
なので、種が取れるかもしれないと思って、散歩に出かけて観察しましょうか。
というわけで、若芽はそのままとって木の芽として、おいしくいただけそうだ。
この山椒の木は、全然手入れがなされていなくて、他の樹木と混植されていて単なる生垣の木としか見ていなかったのですが、発見してしまうと価値のある植物として輝いて見えるほどなのが面白く、ついワクワクしてしまう自分がいるのでした。
おまけ:
もう一度、散歩がてら観察に行ってきましたが、対生の棘を見つけてしまった。
なので、朝倉山椒ではなくて、普通の山椒の木なんだろうと思います。
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