ウーピー・ゴールドバーグさんは、ユダヤ人の名前にありがちな苗字なんだな。
他には、鉱物の金に因んだGoldschmittとか、ゴールドシュタインなんか黄金。
でも、ご本人は、ハリウッドにユダヤ人が多いから名付けたという洒落程度だ。
実名は、カリン・エレイン・ジョンソン(Caryn Elaine Johnson)だそうです。
ウーピーの名前も一風変わっていますが、これも冗談みたいな名づけ方らしい。
何でも、若い頃に小劇団で活動していて、稽古中なのに屁をこいていたんだと。
仲間からは、ブーブークッションだと揶揄されたのですが、英語ではウーピー。
ウーピークッション(Whoopee cushion)と言うのだそうで、これから命名。
なんとも安直と言うか、人を食った冗談みたいな名づけ方でも、抜群の演技力。
エミー賞、グラミー賞、アカデミー賞、トニー賞をすべて受賞した人物だって。
これを称してEGOTで、ショービジネスにおけるグランドスラムと呼ぶとか。
自分などは、『天使にラブ・ソングを…』が、一番楽しめる映画だと思います。
それで、彼女の命名を考えてみると、ユダヤ人にあやかろうとしたのが面白い。
それだけ、ユダヤ人が大きく映画産業に影響力を及ぼしているということだな。
一方、音楽界でもユダヤ人は多いのですが、その中にゴールドマークなる苗字。
これも金つながりの苗字ですが、ウイーンで活躍したので発音はゴルトマルク。
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彼の作品では、ヴァイオリン協奏曲第1番(イ短調)が演奏される機会も多い。
ただ、最近はCD録音が少なくなっているような気もしますがどうしてだろう。
それでも、サラチャンとかパールマンの録音もある中で、ミルシティンは絶品。
作品の普及に多大な貢献をしたヴィルトゥオーソが、ユーチューブで聞けます。
ご本人は、傑出した超絶技巧はさりげなくて、前面に押し出す演奏はしません。
歌心と美音を尊重する優美な演奏スタイルが際立っているのも、恩師の影響か。
そのウジェーヌ・イザイもユダヤ人ですから、協奏曲までユダヤつながりだわ。
というわけで、ユダヤ人の作曲家で改めてググったらヒットしまくりで驚いた。
検索結果の人物が、顔写真付きで上段に並んでいるのですが、ピアニストのアルゲリッチや指揮者のバレンボイムまで混ざっていて、”ウエストサイドストーリー-”を作曲した指揮者のバーンスタインなら分かるものの、バイオリニストのアイザック・スターンやイツァーク・パールマンが含まれていないのに、怪訝さを感じてしまった自分なのでした。
ユダヤ人の作曲家でググれ |
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