以前、勤め先にあるヤシの木を投稿で紹介していたのですが、伐採されました。
今年に入って、仕事中、息抜きで何気なく構内をぶらついたら見つかりません。
確か、ここにあったはずだと思ってみると、大きな切り株だけが残っています。
直径で1メーター近くもあり、見栄えの立派なヤシでしたが、立地がおかしい。
本館の建物から1メーターも離れていないような、狭い緑地に育っていました。
なので、見栄えが良くないと思われたのか、あっさり根元から取り払われたの。
まあ、この木だけ甘い果実のブラジルヤシだったので、楽しみだったのも事実。
午前中に果実を拾って、昼食のデザートに食べられると思っていたんだけどね。
それで、構内のメイン直線道路沿いにあるヤシの木は健在で、実を付けました。
これが、食べられそうにもない堅い実で、コナㇻのどんぐりみたいな感じです。
冒頭の写真がそうですが、この三本はフェニックスと呼ばれるカナリー椰子だ。
一年で5センチ程度と成長の非常に遅いので、ここまで大きくなるのに半世紀。
会長が植えた時期も分かっていますし、南国情緒を醸し出しますが意外に耐寒。
マイナス5度くらいは平気らしく、雪が地面に積もっても簡単にはまいらない。
なので、このまま成長し続けると思いますが、少し気になったのは寿命でした。
種類によりけりでしょうが、大体六十年から百年と言われていて、老境の大樹。
ただ、ヤシの体を構成している細胞は、芽生えた時からそのまま生き続けます。
つまり、細胞の老化が起こらないと、近年報告された論文で説明があるみたい。
それでも植樹の時期から計算すると、六十年は経過したのでお迎えもあるのか。
そんな仕事場の近況ですが、新しい生き物のお仲間が増えて、それは八哥鳥ね。
ベトナムの切手 |
読みは、ハッカチョウになりますが、横浜では有名な外来生物で真っ黒い野鳥。
構内の緑地を歩き回ったりしますが、羽を広げると中にある白斑が目立ちます。
近年では横浜の各地で見られるようになり、鳴き声の動画もアップされている。
やかましいので近所迷惑の害鳥扱いになってきていて、少しかわいそうな存在。
でも、構内の緑地は意外に広く、事務所の中にいると鳴かれても分かりません。
この鳥、江戸時代から日本で飼育されていた記録があり、籠抜け鳥の野生化だ。
というわけで、住んでいる周辺地域でも、よく見かける鳥の一つになりました。
最初は、九官鳥が野生化していると思っていましたが、羽を広げた時の白い模様で違う種類だと分かって、そういえば、仕事で台湾に出張した際、台北市内の街路樹でも見かけたことがあったなと、逆に思い出したりしてしまったのでした。
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