最終齢のアゲハ蝶幼虫 |
ここ数年、ベランダにアゲハ蝶が産卵する気で飛来するようになっていました。
それで、食草となる柑橘類を育てたくなって、手軽なヘンルーダで種まきです。
意外に成長も早くて、初めての年にアゲハ蝶が産卵して、一羽が羽化しました。
この幼虫が羽化できる確率は1%もないので、非常に幸運だったのは事実です。
それで、産卵は二回ありましたが、みなさなぎになる前に消えてしまいました。
何かの昆虫か、鳥に食べられたのか分かりませんが、よく脱走すると言います。
はっきりしないのですが、対策として来年に向けて防虫ネットは用意しました。
それで、この低木は横浜近辺では葉が枯れ落ちないので、成長を見守る日々ね。
ただ、葉が少し枯れだして来て細い幹にも元気がない感じで、少し気になるな。
十号鉢にしては、容量で土が少し足りない感じで育てたので植え替えをしよう。
こうして、土の嵩増しを兼ねて鉢からヘンルーダを取り出すと、根が全然ない。
その代わり、用土の表面へ根が細く張り出し上がってきており、何とも変哲だ。
なぜか分かりませんが、根の張らなかった土をぶちまけたら、何か変な物体が。
ぐにゃっとして白っぽくて、土をかき回すたびに、出るわ出るわ変なイモムシ。
ちょっとグロい |
徹底的にさらい出すと、合計で三十匹ぐらいになったのではないかと思います。
そういえば、夏の時分、コガネムシが飛来してベランダの床を這っていました。
この虫は、甲虫で幼虫は芋虫だから、そうだろうと思ってネットでググります。
調べた結果、根っこを食い荒らす害虫とも書いており、植物の状況に一致する。
何だかヘンルーダもかわいそうで、生き残った根はメネデールに漬け込みます。
まあ、植物活力液で精気を与えようとした分けで、それほど根が消滅している。
その後は、代わりの用土を準備したり、芋虫を取り除いた土をきれいにします。
それで、古い土を手でかき回すと、小さな黒いペレット状の土をたくさん発見。
顆粒状の肥料みたいな感じですが、これもネットでは糞だと説明がありました。
この糞は土壌の改良に役立つようで、根を食べる害虫でも良い点はあるんだな。
なので、取り除いた幼虫は、ミミズの居る土壌改良用の鉢に引っ越しさせたの。
気温が低いから用土を食べるかどうかは分かりませんが、無下に殺す気もない。
なので、このままお引越しでも、暖かい春まで我慢してあげることにしました。
というわけで、ヘンルーダの用土を入れ替える作業は、無事に終えられました。
ただ、根こそぎの言葉通り、根が食べつくされており、ヘンルーダの生命力で復活再生してくれることを望むばかりですが、もし枯れるようなことにでもなれば、二月中に残った種子で改めて種まきをして、育てるしかなないと思った自分なのでした。
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