2022年8月6日土曜日

日本でも約五百種が記録されているそうですが、研究が進めば大幅に増えることが推測されるんだって ー ヤドリバエ(アゲハ蝶飼育)

羽化しなかった
   
アゲハ蝶五匹が巣立ってから、新たに三匹の幼虫がヘンルーの木に居候中です。
蛹のままで、早三週間の経過した三匹は、どうも羽化しないだろうと思います。

だって、脱走せずにヘンルーで蛹になったは、よく見ると表面に黒い穴がある。
おそらく、天敵の寄生虫が卵でも産んで、それが孵化したのではないだろうか。

ヤドリバエという寄生バエの一種は、その体内で成長して羽化すると言います。
今年は梅雨明けも早かったし、急に暑くなって昆虫の活動も活発になりました。

これは、まるでエイリアンみたいだと思いつつ、自然の摂理は仕方ありません。
まあ、この手の天敵を防ぐには室内で飼うしかないのですが、そこまでしない。

マンションのベランダ三階では、地表から高い位置にありますので天敵も減る。
空中を浮遊する昆虫は仕方がありませんが、それでも天敵に遭遇しない方だな。

羽化したアゲハ蝶(五匹目)
   
なので、このまま幼虫三匹の成長をほったらかしで、見守ることに致しました。
ところで、隣近所は住宅街ですが、分譲地でも土地面積の広い家屋が多いんだ。

このため、お庭も広くて柑橘類の樹木を植えている、ご家庭が多く見かけます。
ミカン、夏みかん、キンカン、カボス、シークワーサー、ヘンルーと豊富だな。

とげの目立つ”からたち”の木もありまししたが、とある家先で雑談をしました。
そのお宅では、立派な夏ミカンの木が目立って、玄関先にご主人がおりました。

この木にアゲハの幼虫はおりますか、と尋ねたら、いないと素っ気ない答えが。
他に玄関先にからたちの木があるが、そこには卵がよく産み付けられるとの事。

葉も食べつくされて丸坊主状態だが、蛹になっても羽化しないと話すのでした。
真っ黒くなったままで、多分、天敵の餌になってしまったのだろうと言います。

未だ一匹の幼虫がいるようでしたが、このまま無事に羽化するのを祈りました。
ただ、玄関先の鉢とは言え、ほとんど地上のようなもので天敵も多いでしょう。

それに比べると、幼虫十匹の内、五匹が羽化できたベランダは、正に天国かな。
自然界では、羽化するまで確率が1%以下のようですが、ここは恵まれている。

というわけで、三齢目の幼虫三匹は、みな蛹になってほしいと観察中のところ。
ヘンルーの葉もあらかた食べつくされたのが、少しずつ新しく葉も成長してきて、これなら蛹になるまでの食料としては、十分間に合うだろうと思っいながらも、天敵の変な昆虫だけは、飛んできてくれるなと祈るだけの自分なのでした。



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