夏バテの疲れが出たのでしょうか、週末はリビングでゴロゴロ寝たままでした。
その前から喉の奥も調子が悪くて、痛み出しているような気がしていたのです。
実は、子供の頃から扁桃腺が弱く、風邪を引けば腫れ上がってこれが嫌でした。
食べ物が喉を通らなくて、無理に飲み込めば痛みが足るので、実につらかった。
そんな記憶もありますので、少しでも痛みを感じたら十分に注意してきました。
なので、扁桃腺の薬で”パラックT錠”を飲んで、痛みを抑えるようにするのです。
こうして、のどの痛みも治まって疲れも癒えたようなで、これが秋バテなんだ。
夏の暑さが過ぎ去ってて過ごしやすくなったのに、体調がいまいちすぐれない。
秋になると夏の疲れも取れないまま、朝夕の寒暖差等から自律神経も乱れます。
この乱れが体に変調をきたして、体もだるくやる気も起きなくてなってしまう。
それが週末に頂点を迎えたので、それなりに静養が取れたのは無事幸いでした。
そんな、季節の変わり目を迎えた自分の健康ですが、秋ともいえば俳句の季節。
まあ、自分のブログでそんなネタを投降して、自作を披露したこともあるほど。
最近でも、秋の季節がやって来ますと、何だか俳句をひねりたくなるんですな。
自分の住んでいる近辺にも、ここあそこと彼岸花が咲き出して季節を彩ります。
この赤く咲く花は、街角の風景の中に華やかな色取りを添えて季節を感じます。
こんなところにも彼岸花を見つけて一句
不意に出で 埋め人知らず 彼岸花
赤揃え 兵(つはもの)どもが 天蓋花
首も折れ もはやこれまで 死人花
この彼岸花は秋の季語ですが、色々と言い換えもできるので想像も膨らみます。
死人花、天蓋花、幽霊花、三昧花、捨て子花、したまがり、狐花、曼殊沙華等。
この花は、葉も出さずに茎が伸びたと思ったら、一週間も経つと花が咲きます。
しかも、人目を引く花の色なので、街角で見かけた印象を俳句に捻りたくなる。
こうして、三首を編み出しましたが、ちょっと説明が必要なのかもしれないな。
特に二首目は、戦国時代、赤い鎧兜の軍段を赤揃えと言って、なぞらえました。
三首目は、古来、土葬の墓地を鼠に荒らされないように埋められた例えを引用。
まあ、最初の句は、こんな場所に不意に開花している風景を表現したものです。
下手かもしれませんが、四季折々の風景を自分の感じるままに表現してみたい。
そんな気持ちから詠んでみたのですが、もう一句、匂いという点でも挑戦した。
街角でキンモクセイの香り
誘われつ 香る木犀(もくせい)に 花を摘む
これは、秋になるとトイレの消臭剤が街角に匂うような気がして来たからです。
それで、花を摘むという言葉は、女性がトイレに行く時の隠語を引用しました。
木犀はキンモクセイを指しており季語なのですが、この花に引っかけてみたの。
というわけで、俳句をひねるのも、頭の体操になって老いの楽しみかもしれん。
最近は、夕方にもなると、火の用心で拍子木を打ち鳴らして見回りする町内会の有志を見かけるようになりましたが、この音による印象をどうしても一句ひねり出したくて、思案を巡らす自分がいるのでした。
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