二回目の春を迎えて、オオバウマノスズクサが、三月末になって芽吹きました。
どの株も芽吹き方の勢いがあるので、このまま丈夫に育ってくれそうで一安心。
一方、ウマノスズクサは。もう少し気温が上がらないと、芽吹いてくれません。
じっと我慢して様子を見守るとしますが、前者は耐寒性があるような気もする。
なぜなら、近所の自生地で折に触れて観察していると、暖冬の年は枯れません。
年末になって新しい芽が生えだした時もあったりしたので、寒さには強そうだ。
このオオバウマノスズクサは、成長するにつれて茎が幹のように固くなります。
このため、木本性植物と言いますが、年輪を作るのかは、分からないでいます。
と言うのも、自生地では決まった頃に草刈りが行われて刈り取られるからです。
成長した姿は見た目で幹のようですが、刈り取られても翌年には生えて来ます。
その成長力がたくましくて、花を咲かせることもあるから、多年性植物だろう。
樹木とは思いませんが、草と木の性質を併せ持つ半なりさんだから不思議だな。
自生地のオオバウマノスズクサ |
それで、このウマノスズクサ属の仲間は温帯から熱帯に幅広く自生しています。
どちらかと言えば南方系ですが、ロシア原産のマルバウマノスズクサもあるな。
種子よりも地下茎を伸ばして増える植物で、繁殖力の強い植物ではありません。
なので、生育環境が悪化すると、消え去ってしまう植物なので、大事にしたい。
日本ですと温暖な地域でも冬に雪が降るので、ウマノスズクサは枯れてしまう。
それでも、地下茎が生き残るから多年草ですが、その扱いの無理な植物もある。
つまり、一年草扱いにしてしまう品種があって、それがクリムゾンクローバー。
暑さに弱いので日本では枯れるのですが、原産地のヨーロッパでは多年草です。
逆に、園芸で寒さに弱い多年草は多いのですが、寒さも暑さも弱い品種がある。
その代表がシクラメンで、快適な生育気温が17~20℃だから過保護の植物です。
というわけで、我が家のウマノスズクサファミリーの成長が、楽しみな日々だ。
花が咲くのに何年かかるか分かりませんが、特にオオバウマノスズクサは、茎が木の幹のように成長できるまで、育ててみたいし、そうなれば花も咲くでしょうから、それを楽しみに水やりを続ける自分なのでした。
0 件のコメント:
コメントを投稿