野良のニラが自生している近所なのですが、栽培目的で種取りも終わりました。
アスファルト道路の割れ目から、自生するニラなんて横浜で想像できないもの。
ですが、そんな場所を二か所も発見してしまって、こぼれた種が広まったのか。
住宅地ですが、家庭菜園用の畑もあまり見かけず、あるのはガーデニングの庭。
昔は、起伏のある農耕地広がり、小さな谷の谷戸(やと)が作られていました。
なので、未だに溜家跡の”わんわん池”も残された中、傾斜地は手つかずなんだ。
まあ、そういった場所は、林や緑地で園芸用の草花と低木が植わっております。
なので、ありふれた都市近郊の住宅地だと思いますが、今日は新しい発見です。
それは自宅から近所のスーパーまで買い物の途中で、丘を越えねばなりません。
普段は、途中で数十段の階段を直登して上がりますが、最近は膝の調子が悪い。
代わりとして、数百メーター続く坂道を上る、別ルートでちんたら歩きました。
そこは、富士見台の名に負けず、坂を上るにつれて富士山の借景が楽しめます。
こういった場所ですから、住宅地にできなかった傾斜地も残されて草ぼうぼう。
生えているのはつる性の植物だから、アレチウリやクズだと思って見もしない。
ですが、膝の調子が悪いおかげで、ゆっくり歩きながら、ふと果実が目に入る。
ピーマンのような形状の果実がぶら下がっていて、どうやらウリの仲間だろう。
以前、区民収穫祭のバザーで買い求めた”ハヤトウリ”とそっくり、そうなのか。
なので、連れだって歩く上さんに聞いたらと、間違いないと言ってくれました。
なるほど、誰かが栽培目的で育てたのかもしれないが、放棄されたのかもなあ。
この植物は、外来植物の南米産で、蔬菜として鹿児島県で栽培が始まりました。
以来、日本全国には一応広まりましたが、ゴーヤほどにはお目にかかりません。
苦くなく、クセのない食感のよい野菜なので、炒め物にはもってこいらしいな。
それで、実がもう少し大きくなったら、種子でも採取しようと思い立ちました。
なので帰宅して調べてみると、この植物は種子で育成する植物ではないらしい。
この果実を、直接に用土に置いておけば発根するというのですが、ずぼらだな。
つまり、ヤマノイモのムカゴを土に撒くと芽が出るのと同じようで、芋みたい。
栽培方法がネットに詳しく説明されていたのですが、春に植えるとありますな。
つまり、収穫した種芋のような果実は、冷暗所で保管して一冬を送るようです。
原産地が中央アメリカの熱帯で、高地で年中栽培されているから、冬知らずだ。
季節の変化が少なくて、果実がポトンと落ちればそのまま芽吹く仕掛けだろう。
というわけで、ゴーヤよりプランター栽培が難しそうなので、あきらめました。
しかも、一株で二百個も収穫できるとは言え、秋の十一月にならないと実らないとあり、一度にとれても食べきれないのは事実で、そうならば、収穫の時期が夏の一二ケ月も続いてくれるゴーヤの方が、食べる楽しみはあるなと思ったのでした。
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