我が家は中層マンションの三階なのですが、バルコニーが中庭に面しています。
このため、外の景色の見晴らしはよくなくて、選んだ理由は玄関までの通路ね。
一番、距離が短くて、エレベーターを使うにしても迷わなくて済むからでした。
ただ、バルコニーから身を乗り出すと、市民の森が眺められ春先の桜も見える。
なので、全く景色が悪いわけではなくて、中庭の花なども眺めたりはできます。
それで、近所は標高が多少はあるので、坂を登ると至る所で富士山が拝めます。
ある時は、勤務先を訪ねた外国のお客が富士山を見たがって、連れて来ました。
その時は、春先の午後と条件が悪かったのですが、うっすらと山容は見えたな。
まあ、住まいと職場がそれほど遠くはないので、そんなサービスもできたわけ。
一方、このマンションは富士山が見えないと三十年近くも思い込んでいました。
ところが、最近、上さんが階段を上って、最上階の踊り場まで見に行きました。
どうも、本当に富士山が見えないのかどうか、この目で確認したかったらしい。
結果は、最上階で、登山の七合目から上部がくっきり見えたということでした。
となれば、条件付きではありますが、富士山の見えるマンションということだ。
まあ、中古マンション相場では、富士山の見えるマンションは人気になります。
このマンションもその仲間入りをしたのかもしれませんが、一部の部屋だけだ。
富士見台から夕景 |
だから、そう相場に影響は与えないだろうと思いますが、見ただけでもOKね。
そう言えば、近辺は富士山の見える条件にちなんだ地名の多い場所なのですよ。
それが、”富士見台”の名称で至るところで目にしますが、至近距離で隣り合う。
その割に住宅街まで坂を登らないと行けなかったりと、年寄りにはつらいのだ。
というわけで、時々、買い物がてら富士見台を抜けてスーパー行く程度が無難。
晴れてさえいれば、富士山の借景が拝めるわけで、夕景などもその姿に見とれてしまって、スマホを取り出しては、ついパチリと撮影してしまう夫婦なのでした。