平成5年12月25日滑走 |
オープン間もない一週間後に、わざわざ滑りに出かけた”アライリゾート”です。
バブル期に何と五百億円も出資して、新潟県は妙高市にこさえられた巨大施設。
豊富な降雪量がウリで、五月のゴールデンウイークまで滑走が可能なゲレンデ。
一方、スキー人口も減って、雪の降りすぎるゲレンデの管理では負担が大きい。
結局、温泉施設などを拡充し続けて人気を博したものの、平成18年に営業終了。
第三セクター方式で欧州型のリゾートスキー場を目指したのに、残念な結果ね。
その後、施設は閉鎖されていましたが、五月連休に見に行ったことがあります。
その時思ったのは、再開できるように、ある程度の維持管理がされていたこと。
実際、競売に掛けられて、タダ同然の18億円也で韓国のロッテが買収しました。
このリゾートの運営会社ですが、ソニー創業者の森田昭夫氏の親族らが経営だ。
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なので、氏が保有したソニー株は、負債を処分する目的で売り飛ばされました。
いやはや、バブル期には成金趣味のリゾート開発に、目がくらんだ企業も多い。
例えば、北海道中央部にあるトマムも、最初に開発企業が破綻組になりました。
東北は仙台にあった関兵精麦という企業が、すってんてんになり経営破綻です。
同じ憂き目にあったゲレンデリゾートとしては、双璧ですが、現在は復活なの。
まあ、トマムがシナチクなら、アライはキムチの外国手勢がお買い上げでした。
それで、このゲレンデは、五月連休にも滑りに出かけましたが、混雑がひどい。
春スキーで空いているはずなのに、ゴンドラ乗車に待ち時間ができたほどです。
これを考えると、オーープン時に山麓までノンストップ滑走した楽しい思い出。
頂上駅からそこそこの斜度で、最後まで滑られる素晴らしいコースレイアウト。
山塊は大毛無山といいますが、山麓までコースの作りやすいスロープも多いな。
元来は山スキーコースとしても有名だったので、ゲレンデ開発はありえるお話。
というわけで、ハイシーズン一日券が、それなりにインバウンド向けに高額だ。
北海道のニセコなどでは、清掃員の時給も2200円まで爆上がりで、食事をしようものなら、カツカレー3200円、えび天そばが3500円にもなって、それでもインバウンド外国人は円安のせいか高くないと思っていて、悔しい日本人なのでした。
平成15年4月29日滑走 |
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