昨年、挿し芽をしたアジサイに花が一輪咲いたのですが、夏を乗り切れません。
青葉も枯れだして、細い幹も茶色に代わってしまって、栽培をあきらめました。
もう一鉢の挿し芽で元気なアジサイは、この猛暑を何とか乗り切れそうな感じ。
一方、開花した苗は、深い七号八だったので、よもや枯れるとは思わなかった。
用土が悪かったのかと思って用土を取り出して観察すると、細かい微塵が多い。
これは、栽培に適する団粒構造とは違って、土の隙間もなくて通気性が悪そう。
水やりをすると泥のように固まってしまい、水はけも悪くて根腐れもしやすい。
そんな状態の用土でしたので、用土づくりが悪かったというのが、反省点です。
それで、用土の通気性や排水性を高めるには、その特徴を持った土を混ぜ込む。
一般に、多孔質資材と言うそうですが、内部に空洞や細孔を持つ資材なのです。
もしろん、土壌改良なのですが、土に混ぜ込むことで空気や水の通り道を作る。
植物が育ちやすい用土へ変身させる必要があるわけで、そんな材料を探そうか。
以前、そんな目的でパーライトの購入でコーナンへ出かけたこともありました。
その時、燻炭も併せて手に入れて使いましたが、もう使い切ってしまったんだ。
その後、ダイソーでパーライトを見かけたことがあったので、出かけてみよう。
やっぱり、百均で入手できるのであれば、コストもかからずお財布にやさしい。
それで、近所の店に行ったら、パーライトがなくて代わりにゼオライトがある。
商品名が”根腐れ防止ゼオライト”と包装に印刷されていて、これは園芸用です。
ゼオライトは、沸石(ふっせき)のことで一応鉱物として扱われる岩石なんだ。
この岩石を細かく砕いて小粒の石にして、袋詰めにしたのがこの商品という事。
原産地が中国の表記なんだけど、生水の濾過用に使うわけでもないから大丈夫。
ところで、用土に混ぜ込む割合が全く見当がつかなくて、ネットで調べてみた。
色々と書いてありましたが、鉢植えには10~20%ぐらいだろうと判断しました。
というわけで、用土の通気性を改善する多孔質資材には、色々とあるようです。
鹿沼土、日向土、バーミキュライト、もみ殻燻炭、ゼオライト、パーライト、バーク堆肥、ココピートなどがそうで、まあこういった素材を混ぜ合わせながら、植物にやさしい用土づくりを目指そうとする自分なのでした。
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