2025年4月8日火曜日

南国だから沖縄のシーサーにも見えて二体で一対ですが、口を空けたり閉じたりする阿吽の形相なら仁王様だろう ー 寺院の狛犬(台湾)

          
定年退職後のご主人ですが、奥様にくっ付いて外出したがる人もいるようです。
”わしも行く”と駄々をこねるので、”わしも族”という名付け方の定義らしいな。

べったりくっ付いて剝がれにくいから、濡れ落ち葉族ともいうそうで情けない。
ですが、かく言う私も、この台北に来てからは、言葉が分からないので同族か。

上さんにくっ付いて、実家へ参上したりしていましたが、今回は墓参りなんだ。
親戚の方々も、台北に集中して住んでいるから、命日のお墓まりは欠かせない。

親戚筋の話を聞きましたが、お参りする方の逸話は、人生を感じるものがある。
許嫁として未来の夫に嫁いでは来たが、夫は急な病なのか亡くなってしまった。

ですが、そのまま夫の実家に留まって、一生を終えたという女性のお話でした。
従って、お墓も夫の実家に入ったということで、この実家が上さんの親戚です。

本来は父親の兄弟のお参りでしたが、この方にも手を合わせたいということね。
納骨堂に安置されて、そのお寺にお参りする形でしたが、それが金龍禅寺です。

台北の周辺では由緒あるお寺として知られていて、碧山の山間に位置している。
お寺からは、台北市の市街を望むこともできるので、盆地の中の都市らしいわ。

          
         
それで、驚いたのはお寺で狛犬さんの石像を見かけたことで、日本では神社だ。
ただ、日本でも狛犬が座している寺院は多いようで珍しい分けでもないらしい。

それで、参道の両側を固める狛犬は、邪気を払い、神前を守護するという意味。
一方で、寺院ではこの役割が仁王像に代わっていったというのが、本当なんだ。

だから、寺院に狛犬がいたとしても変ではなくて、こういった動物が眷属です。
上さんのお使いということで、お稲荷様は狐で、八幡様は平和の象徴の鳩だな。

色々な動物が神のお使いになっていて、白い蛇などは弁財天のお使いなのです。
というわけで、お参りしつつも、眷属が犬族のことだと勘違いして恥ずかしい。

というのも、ユーチューブで怪談ばかりを聞いていると、四国の犬神さんの呪詛で祟られた伝承とか、憑き物にかかわる、それは怖い話が意外に出てくるものでして、これから勘違いしてしまって犬族(けんぞく)と誤った自分が、何とも浅はかだと苦笑してしまったのでした。



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