2015年3月22日日曜日

ちびりちびりと大満足、ウイスキーボトルの携行で飲みすぎには要注意 - 妙高杉ノ原スキー場 (その一)(新潟県)



生まれて初めて、ステンレスのウイスキーボトルをスキー場に携行してみました。
いつもは山登りに使っていたのですが、寒さしのぎに飲んでみる気になったのです。
 
二十年以上前に購入しましたが、飾りも無く一番安いので二千八百円でした。
ステンレスの胴に革張りがした高価なボトルもありましたが、実用一点張りです。
 
用を足せばよいのだとばかりに、登山用品店のコージツへ出かけて求めました。
まだ、アウトドアや中高年登山のブームがやってくる少し前のことだったと思います。
 
このゴンドラは、3キロ以上の距離で、山頂駅も標高が約千五百メーターです。
山麓からして標高が七百メーター以上あって、冬の寒さがかなり身に堪えます。
 
ゴンドラに乗れば何もすることがないし、窓の外は雪も降って視界も利きません。
室内に暖房もなくて、ところどころのすき間から冷たい寒気が吹き込んできます。
 
そこで、寒さしのぎに、ウイスキーでも飲みながら、体を温めようとしたのでした。
当時は四人がけでしたが、運転開始前に並んでも三十分待ちになるのです。
 
それに、ひどい雪降りの中、リフトだって立ちっぱなしで待つ間も一時間近い。
こういう時、ウイスキーをちびりちびり飲みながら待つのも、実に乙な気分でした。

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さて、昭和62年のチラシでは、ゲレンデが妙高国際と杉ノ原に分かれていました。
別々に開発されたのが、コースレイアウトを発展させて合併したような感じです。

調べてみますと、妙高国際のゲレンデは、昭和43年に再オープンとありました。
コクドが買収した結果なのでしょうが、杉ノ原はこれより八年後の開業でした。
 
後年、妙高国際側は、三田原ゾーンに改称されたのですが、標高も高いです。
最高地点は、標高が千九百メーター近くに達して、五月連休も滑走できました。
 
ところが、訪問客が急減したのか、現在は連休の営業が無くなり、少しさびしい。
当時は、嫌気のするリフト待ちが確実なほど、スキーヤーで賑わっていました。
 
このゴンドラは、四人掛けと小さいゴンドラで、マニアックな大平索道の設置です。
実は、このメーカーの索道は、昔はスキー場の随所で見かけることができました。
 
最近は、耐久期間も過ぎて、大半が架け替えられており、見かけるのも難しい。
会社自体も整理されて今はなく、非常に懐かしいブランドになってしまいました。

平成4年3月21日滑走

このスキー場ですが、標高差で実質日本最高となる1,124メーターもあります。
滑走距離では、最長で8.5キロもあり、日本屈指のロング滑走が楽しめます。
 
ただ、初中級者向けの林間コースが中心で、上級者には物足りないかも知れない。
上級コースも、最大45度なのに平均16度ですから、本当は中級レベルでしょう。
 
なので、ガンガン滑り込む人には、ちょっと不満が残ってしまうかも知れません。
というわけで、新潟県では有数の人気を持つゲレンデといって過言ではないし、その人気のおかげで、週末はリフト待ちが他のスキー場に比べて長いので、ぜひ平日にたずねて滑ってもらいたいと、思うのでした。


おまけ:
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注:コースマップ出典元→オールスキー場完全ガイド’95(立風書房)           


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