平成4年2月16日滑走 |
このスキー場は、所在が新潟県の中越地方南魚沼市なのです。
県内で上越地方といえば、かつての高田・ 柏崎の上越市ですから違います。
どうして、上越国際と名づけたのかは定かではありません。
でも、上越新幹線と名づけられた路線は、中越地方を走るのです。
昔は、越後を上越と下越に分けていたのが、 時代が下って中越も加わりました。
なので、 古い地名区分をさば読んで上越と呼んでも構わないでしょう。
一方、新幹線は金沢まで延伸したので、 本当の上越地方を抜けて行きます。
ところが、目的地の金沢を尊重されて、 命名が北陸新幹線となってしまいました。
何れにせよ、上越市の皆さんは、 新幹線で東京のアクセスがよくなりました。
便利さが勝ればよいので、 名づけ方なんてどうでもいいのかもしれません。
このゲレンデは、 規模から見ても中越地方で石内丸山と双璧をなす巨大さです。
リフトの数も20本以上ありますが、 どちらにもゴンドラがなくて少し不便です。
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雪が激しい時は、ゴンドラに乗りさえすれば、 つらい思いをせずに済みますね。
キャビンの中も多少は暖かいですし、 寒さをしのいでくれるのが助かります。
実際、自分が滑った日は、ひどい吹雪でして、 リフトにじっと座っていられません。
吹きすさぶ雪が顔に当ってくるわで、 フェイスマスクを持ってくればと悔やみました。
それに規模は大きいんですが、 複雑な地形があだとなってレイアウトが今一です。
垂直の標高差も少ないせいか、 ゲレンデが横に広がりすぎている感じもします。
コースとリフトをつぎはぎした印象がぬぐえなくて、 移動に非常に時間がかかります。
ベースのグリーンプラザホテルからは、 山頂まで数えたら六本もリフトが必要でした。
駐車場も三箇所に分かれていて、 行き来するのに小一時間もかかったりします。
何しろ、 標高千メーターの当間山の稜線をはさんでゲレンデが広がるのです
結局、一日で滑りきろうとするのは無謀で、 堪能するには二日は必要でしょう。
どのコースをどのリフトで上がって滑るとか、 十分なプラン作りをお勧めしますよ。
さもないと、行き当たりばったりで乗れば、 どこを滑ったのか分からなくなります。
せっかく、 スイスのチロル地方を模した洒落たグリーンプラザホテルが泣きま すな。
一方、系列の白馬グリーンプラザが、 白馬のイメージ分だけ高級さで勝っています。
だから、ゲレンデレイアウトに、 もう一工夫があっても良かったんじゃないのでしょうか。
というわけで、このスキー場をとにかく滑りまくりましたが、 どんなゲレンデだったのか、 イメージの涌かないままに散漫に一日が終わってしまった印象だけ が残りまして、吹雪のせいもあったのでしょうが、 このままでは済ませられない気もして、 捲土重来でもう一度滑りに出かけてみたいとも思うのでした。
おまけ:
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