2015年6月20日土曜日

大規模なゲレンデは分かるけど、ゴンドラがない理由はなんなの? - 上越国際スキー場(新潟県)

平成4年2月16日滑走

このスキー場は、所在が新潟県の中越地方南魚沼市なのです。
県内で上越地方といえば、かつての高田・柏崎の上越市ですから違います。

どうして、上越国際と名づけたのかは定かではありません。
でも、上越新幹線と名づけられた路線は、中越地方を走るのです。

昔は、越後を上越と下越に分けていたのが、時代が下って中越も加わりました。
なので、古い地名区分をさば読んで上越と呼んでも構わないでしょう。

一方、新幹線は金沢まで延伸したので、本当の上越地方を抜けて行きます。
ところが、目的地の金沢を尊重されて、命名が北陸新幹線となってしまいました。

何れにせよ、上越市の皆さんは、新幹線で東京のアクセスがよくなりました。
便利さが勝ればよいので、名づけ方なんてどうでもいいのかもしれません。

このゲレンデは、規模から見ても中越地方で石内丸山と双璧をなす巨大さです。
リフトの数も20本以上ありますが、どちらにもゴンドラがなくて少し不便です。

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雪が激しい時は、ゴンドラに乗りさえすれば、つらい思いをせずに済みますね。
キャビンの中も多少は暖かいですし、寒さをしのいでくれるのが助かります。

実際、自分が滑った日は、ひどい吹雪でして、リフトにじっと座っていられません。
吹きすさぶ雪が顔に当ってくるわで、フェイスマスクを持ってくればと悔やみました。

それに規模は大きいんですが、複雑な地形があだとなってレイアウトが今一です。
垂直の標高差も少ないせいか、ゲレンデが横に広がりすぎている感じもします。

コースとリフトをつぎはぎした印象がぬぐえなくて、移動に非常に時間がかかります。
ベースのグリーンプラザホテルからは、山頂まで数えたら六本もリフトが必要でした。

駐車場も三箇所に分かれていて、行き来するのに小一時間もかかったりします。
何しろ、標高千メーターの当間山の稜線をはさんでゲレンデが広がるのです

結局、一日で滑りきろうとするのは無謀で、堪能するには二日は必要でしょう。
どのコースをどのリフトで上がって滑るとか、十分なプラン作りをお勧めしますよ。

さもないと、行き当たりばったりで乗れば、どこを滑ったのか分からなくなります。
せっかく、スイスのチロル地方を模した洒落たグリーンプラザホテルが泣きますな。

一方、系列の白馬グリーンプラザが、白馬のイメージ分だけ高級さで勝っています。
だから、ゲレンデレイアウトに、もう一工夫があっても良かったんじゃないのでしょうか。

というわけで、このスキー場をとにかく滑りまくりましたが、どんなゲレンデだったのか、イメージの涌かないままに散漫に一日が終わってしまった印象だけが残りまして、吹雪のせいもあったのでしょうが、このままでは済ませられない気もして、捲土重来でもう一度滑りに出かけてみたいとも思うのでした。


おまけ:
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