里山も紅葉狩りの季節 |
舞岡公園は、地下鉄舞岡駅から南に向かって、1.5kmくらいテクテク歩きます。
周辺の市街化が進む中でも、昔ながらの雑木林や田園の風景が残る谷戸です。
つまり、三方向を山に囲まれた、ゆるやかな谷間をなすのが谷戸(やと)というのです。
谷津(やつ)、谷地(やち)、谷那(やな)とも呼ばれ、関東や東北地方で見られます。
地方々々によってイメージが多少ちがったりしますが、里山の代表的な風景でしょう。
そんな、都市の人工的な風景や風物からちょっと離れて、静かな自然を楽しめます。
自然の生態系もよく保護されており、さまざまな野生の動植物が生息しております。
四季に応じた自然のとりなす表情の中、手軽に森林浴が楽しめるのはうれしい限り。
お隣の栄区に住んでいますと、ちんたら歩いて、時折、公園を訪ねることができます。
特に、桜が満開の春や紅葉の色づく初冬の頃は、欠かせない季節の風物ですな。
しかも、コース次第では、丘陵地帯の鞍部へ登って降りるようなハイキングもできます。
標高差で五十メーターになるようなルートもあり、色々と歩き回るのが楽しくなります。
ただ、戸塚区やホームページが紹介するルートは、総てを網羅している分けでもない。
それに、隣接する北小菅ヶ谷公園も充実して、散策のバリエーションも増えました。
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雪の残る古民家・しめ縄つくり |
このため、単純なピストンのような往復ではなくて、入り口と出口を別々にもできます。
ただ、こういうアクセス方法の紹介が少ないので、歩いている人だけが知る感じかな。
コンビニとか食事のできるような便利なポイントもありますので、紹介しておきますか。
バス時刻表だって、”神奈川バス案内WEB”から、ダウンロードできるので便利です。
この時刻表の検索が少し難しいのですが、地図にバス停留所を記載しておきました。
これを検索用語にしていただければ、簡単にバス路線が見つかるかもしれません。
何しろ、住宅地が公園まで迫っていて、バス路線が縦横に伸びているので探しづらい。
そしてバスを上手に使ってもらいたいのが、横濱アイス工房という絶品のアイス屋さん。
とんねるずのTV番組でも紹介されたらしく、近くにある小野牧場の牛乳の産直です。
この牧場は、距離にして一キロも離れていないのですが、住宅地に囲まれています。
小さな谷戸の中にあって分かりにくい場所なのですが、下倉八幡神社の裏手です。
しかも、グーグルマップのストリートビューでも捕捉されており、牛舎も分かるのです。
そばには一車線の舗装路しかなく、歩いてみるのも面白いはずで、ここが戸塚なんだ。
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まあ、アイスはおいしいと折り紙つきで、近くに明治学院大のキャンパスもあります。
大学が舞岡公園に隣接しているのですが、この施設が丘の頂にあって砦みたいです。
鎌倉時代のはるか昔、この近辺でも、有力御家人が居宅を構えたのかもしれない。
きっと、守りやすく攻めにくい、こんな小高い丘の上で暮らしていたのだと思いますね。
そんな雰囲気を夢想しながら、歩き回って疲れたら最寄のバス停から帰るとしましょう。
というわけで、万歩計を見たら、半日のハイキングで一万二千歩を歩いていました。
良い運動になったなと思い返しつつ、五十四年ぶりとなった十一月の降雪のせいか、茅葺の古民家に積もった雪が解けずに残っている景色にも満足しまして、今度は、もうしばらくしてから冬枯れの里山歩きでも楽しもうかと思ったのでした。
おねがい:公園内はペットの立ち入り制限も多いので、ルールは守るようにして下さいね。
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