2021年7月30日金曜日

ガーデニングでハーブを育てて、料理の香りづけに使うなんて、なかなか高尚な趣味だと思うのである ー アップルミント(ガーデニング)

挿し芽のアップルミント
     
最近、近所の散策で、アップルミントが雑草なみに繁茂するのを見つけました。
発見した時は、本当にそうとは思えなかったのですが、葉を摘むと匂いがする。

マルバハッカとも言いますが、群生していても草丈はさほど高くなく地味です。
花が咲いたとしても猫じゃらしのエノコログサのようで、白いだけマシな感じ。

もう少し庇い立てするなら、高山植物のイブキトラノオ似とも言うべきだろう。
まあ、葉を摘むとミントの清涼感ある香りがして、典型的なハーブでしょうな。

だけど、繁殖力が強い植物で、ガーデニングで植えると勝手に成長し放題です。
地下茎で伸びて範囲を広げていきますので、マメに摘み取らないと危険なんだ。

それで、自分が見つけたのは、とある老夫婦の住む一軒家で庭を越境していた。
背の低い生垣の塀を越えて伸び出したのか、隣家との境界スペースに大進出だ。

花が咲いていないから実に地味なので、素人目には全く雑草にしか映りません。
でも、葉をヨーグルトに乗せたり、紅茶に浮かべると、さっと匂いが移ります。

なので、食事にこのハーブを香りづけとして使う目的で、栽培する人もいるな。
自分も一度、今回の場所とは違う所で、地下茎を含め移植したことがあります。

あの頃、ガーデニングの知識もまだ深くなく、手で引っこ抜いて植替えました。
かなり乱暴でしたが、それでも根付いて、小さな鉢で二年は栽培できたのです。

ネットで調べましたが、ハーブの中でもとりわけ育てやすい品種とありました。
若く柔らかい、これから成長すると思われる部分を切り取り、土に挿すだけね。

土に挿す茎に生えている葉は、カッターで切り取ってしまいますが、実に簡単。
用土も、あまり神経質になる必要もなく、根付かなければ何度でも試すだけね。

ニッコウキスゲとイブキトラノオ

園芸店で買える挿し穂用の土でOKですが、自分は赤玉土、鹿沼土のミックス。
細粒の土を半々で混ぜてみましたが、挿し芽はメデネールに三時間漬けました。

おまじない程度に芽が生えろと思って漬けただけですが、単純な水あげでもOK。
かなり性質が丈夫な植物みたいで、帰化植物から野生化して日本に定着したの。

そんな雑草化した植物を、たまたま庭仕事していたご主人に断って採取します。
何でも、アップルミントの説明を受けた苗を購入して、お庭に植えたのだそう。

手入れをしないと、どんどん繁殖して困るといっていましたが、要注意植物ね。
というわけで、こちらはベランダガーデニングなので、鉢植えだから安心です。

鉢では狭くて窮屈だろうけど、まめに株分けしたり剪定したりしながら、前回、生育できた二年間の倍以上は永らえてもらいたいと思いますが、それよりも、摘み取っった葉で食べ物の香り付けができるのが待ち遠しいと思う、自分がいるのでした。



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2021年7月28日水曜日

たかがエクセル、されどエクセルであって、ルーティン作業で事務効率をアップするためには、マクロのコードが欠かせません ー 範囲指定(エクセルVBA)

サンプルコード実行結果
        
最近、職場が変わりまして、生産計画という現場部門の方へ異動になりました。
MRPシステムに直接タッチする仕事になったのですが、意外と帳表がたくさん。

基幹システムから細かな要求に対応する作表は土台無理で、そんな時は手作業。
ある程度、検索したデータをファイルに保存してから、エクセルで加工します。

一部は、グーグルスプレッドシートに置き換えていますが、やっぱりエクセル。
社内では、見栄えの良い体裁の表が必要だったりして、書式設定では秀逸だな。

グーグルは、クラウドのドライブと連携するメリットがありますが、それだけ。
CSVデータをエクセルで開いて加工するには、マクロが便利で一日の長がある。

しかも、プログラム言語としては、簡易的な割には便利で、機能も豊富なんだ。
なので、五十代になってからVBAを個人で習得した自分に、声が掛かりました。

移ってから間もないのですが、単発でも面倒な仕事の自動化を依頼される始末。
色々と頭をひねりますが、そんな時、基本中の基本、セル範囲指定が気になる。

ネットで検索すると一般公開のサイトは、Range(”A1:D5”)と素っ気ない。
確かに基本なのですが、実際にプログラムを書くと、こういう使い方はまれだ。

今回のプログラミングでも、指定する範囲は、読み込むデータ量で変わります。
検索コマンドの”Find”を使う時なんか、都度、変化する範囲をどう表現するか。

簡単な表現では、Range(”範囲”).Find("検索値”)で探すのは、ご存じの通り。
だけど、Range(”範囲”)の”範囲”部分を変数化するのは、意外に作業が難しい。

昔は、Range(Cells(1,1),Cells(3,3))のような指定をしていましたが、問題が。
それは、アクティブでないシートの範囲指定をして検索すると挙動がおかしい。

要するに検索してくれなかったりで、この際、””で囲んだセル範囲を変数化だ。
下記に、サンプルを挙げておきますので、使って見たい人は検討してください。

Sub Sumple()
Dim Strng As String, Clmn As String, LstRw As Long, LstClmn As Long

LstRw = Cells(Rows.Count, 1).End(xlUp).Row ’最も下の行番号
LstClmn = Cells(1, 1).End(xlToRight).Column ’最も右列の番号
Clmn = Replace(Cells(1, LstClmn).Address(True, False), "$1", "") ’列番号文字変換

Strng = ""  '範囲の文字列生成
Strng = Strng & "A1:"  '範囲の開始点。
Strng = Strng & Clmn
Strng = Strng & LstRw
Strng = Strng & ""

Range(Strng).Select ’生成範囲の選択
End Sub

というわけで、生数字を入れて範囲指定をする必要はなくなると、思いますな。
この範囲の文字列生成の方法は、ADO接続で複雑なSQL構文による検索式を設定する場合などにも有効に活用できますので、ぜひ使い道を検討してもらいたいと思うのでした。



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2021年7月26日月曜日

NHK-Eテレの番組"ららら♪クラシック”では、"超絶技巧にひそむニッポンの面影"と放送したんだな ー ピアノ協奏曲3番(プロコフィエフ)

中央がプロコフィエフ
        
ロシアの作曲家、プロコフィエフは、ロシア革命の難を逃れて来日しています。
一世紀以上も前の話ですが、彼はシベリア鉄道経由で南米に行くつもりでした。

このため、終着駅から日本海を渡り、中継地の横浜港に着いたのが七月の初め。
ところが、一日遅れでチリへ向かう客船は出港してしまって、次便は一か月先。

図らずも足止めを食らったプロコフィエフは、することもなくホテル生活です。
この時、音楽好きの帝国劇場支配人が、偶然、宿泊名簿から彼を見つけました.

そして、音楽評論家の大田黒元雄氏に連絡したことから、話は急転直下します。
実は、新進気鋭の作曲家とはいえ、日本ではまだ無名で、誰も気づきませんな。

それでも、同氏は西洋の音楽界に造詣が深かったので、手厚くもてなしました。
ピアノを弾く機会が与えられたり、芸者を呼んで大きな歓迎会を開いたらしい。

日本の滞在はわずか一ヶ月でしたが、それなりに彼は楽しんだのではないかな。
音楽家ですから、興味を持って日本の伝統的な音楽、邦楽も耳にしたはずです。

特に、長唄の”越後獅子”を聞いたと推測されていますが、それには理由がある。
ピアノ協奏曲3番の終楽章に、その旋律が引用されていると言われているんだ。

ポリーニ・N響、名演の試聴はここから
      
この話、日本では信じられている話ですが、海外では全く顧みられないのです。
ただ、プロコフィエフは民謡の旋律をよく引用していますので、可能性は高い。

本当にそうなのか、自分も試聴してみましたけど、結局、分かりませんでした。
ただ、あのゴジラで有名な伊福部昭の作品も、演奏者で雰囲気が変わるのです。

それは、”ピアノとオーケストラのためのリトミカ・オスティナータ”なる作品。
日本の交響楽団が演奏すると、日本人の感性にある邦楽の雰囲気が色濃いです。

ところが、ロシアのオーケストラが演奏すると、西洋音楽にしか聞こえません。
つまり、日本人が体験している土着的な音感、リズム感が抜けてしまっていた。

粘りっこい民族的なリズムも消え、さらっとした演奏だったのは逆に印象的ね。
そうならば、彼の聞いた越後獅子も、単に面白いフレーズに過ぎなかったのか。

というわけで、結局、彼は南米渡航を切り替えて、自由の国、アメリカに向う。
今となっては、”越後獅子”のモチーフが引用されたのかは迷宮入りしてしまった分けですが、この協奏曲3番自体、日本滞在中で構想が練られたと言われていますので、日本人としてモチーフが使われていて欲しいと思うのは、当たり前なのでした。

< Ritmica Ostinata 聞き比べ >



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2021年7月24日土曜日

この植物の挿し芽は、6月上旬なら成功すると言われていますが、関東では葉の成長が遅いので、7月中でも大丈夫と思うんだな - ウマノスズクサ挿し芽(ガーデニング)

      
ローズマリーの挿し木をしてから、六月初め、一ヶ月ちょっとが経過しました。
ネットを見ると一か月ほどで発根とあったので、育苗ポットから外してみたの。

比較的容易に根が出るとありましたので、挿し穂の合計は8本と少なめなんだ。
内、4本はメネデールに三時間浸してから、用土に挿した、一般的な方法です。

他の四本は、発根・活着促進剤として有名なルートンを、先端に塗布しました。
その結果はどうだったかというと、どちらも二本ずつが発根していて引き分け。

メネデールだけでも効能はあるのか、成功率は50%という結果になりました。
まあ、育苗ポットは非常に小さくて窮屈なので、成長させるなら植え替えです。

八号鉢に小さな苗四本を移しまして、これから大きく成長するのに期待します。
このローズマリーは、挿し木の容易な植物ですが、逆に難しい植物もあります。

普通、種が多く出来る一年草は種で増やせるから、無理する必要もありません。
宿根草(多年草)は、挿し木もできますが、根が生きていれば移植ができます。

ただ、種もあまり作らず、極端に繁殖力が低く、探すのも大変な植物があるの。
それが、ウマノスズクサという植物で、かつては土手なんかに生えていました。

それがコンクリート護岸になってかた、あっという間に繁殖場所を失った感じ。
なので、探すのも大変で、見つけても株が少ないので、荒らしたくありません。

このため、挿し木(挿し芽)のクローン技術を使って、増やそうと現在努力中。
繁殖地は見つけてありますが、他人の土地だったり採集を禁じたりしています。

なので、草丈が少し伸びてきて、株を根こそぎ取らずに、茎の一部を失敬する。
そうすれば、株は生き残りますので、失敗してもまた来年に再チャレンジ可能。

7月上旬刈り取り、葉の成長が遅い
      
今回は、木本らしいウマノスズクサを採集して来て、挿し芽にトライしました。
実は、ウマノスズクサは、冬に枯れる宿根草の草本と、低木の木本もあります。

低木と言ってもつる性なので巻き付く宿木が必要ですが、茎が幹っぽいぐらい。
木とはあまり思えず、自分が見つけた株は、定期的な草刈りで刈り払われます。

このため、観察の結果、毎年、成長を繰り返して低木になるのが分かってきた。
例年、懲りずにこの作業を繰り返すのですが、これって宿根草そのものでしょ。

それに、地上が払われる分、地下茎が幹となって横へ伸びているのも判明した。
土地の所有者に断って株を掘り上げましたが、横に伸びた株が葉を出している。

別な株のように見えても、地下茎が伸びて竹のように連なっている感じでした。
なので、この地下茎を切り取っても根が全く生えておらず、株分けが難しいな。

これを考えると、繁殖しているウマノスズクサは、株が一つだけかもしれない。
これは、株分けを試みて枯らしてしまった事実によるので、新たな発見でした。

秘密の繁殖場所
  
こうなると、クローン技術の”挿し芽”で増やすしか方法はないと決断したんだ。
今回、株を部分で採取せず、葉と茎の一部を失敬しまして挿し芽を実行します。

植物活性液のメデネールに、約一日を掛けて浸漬させた後、ルートンを塗布だ。
ルートンを使うのも、直接、粉末に付け込ますに、ペースト状にして筆で塗る。

粉末が付き過ぎると発根しないらしいので、そこは神経を使うことにしました。
用土も新しく細粒の赤玉土と鹿沼土を購入して使ったけど、百均のは粒が荒い。

ふるいにかけたり、割って細かくする作業も大変だし、粒のサイズに注意した。
こうして、15鉢ほど挿し芽を作ったけれど、成功率は1割あるかないかだろう。

簡単だと言われるローズマリーで50%ですから、1本でも根が出たら果報者。
というわけで、ここまでウマノスズクサにこだわるのも係わったしまったから。

最初は、つる草の性質を活かしてグリーンカーテンにでもしようかと思ったし、まるでウツボカズラの様に咲く花の姿が面白くて、興味をひかれたからなのですが、成長した株までなかなか育てられなくて、未だに焦燥感に駆られる自分がいるのでした。



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2021年7月22日木曜日

早起きして萎んでしまう前に花を見て愛でるのが、出勤するまでの夏の日課になるんだな - アサガオ(ガーデニング)

    
やや小ぶりでしたが、青い涼やかな曜白朝顔が、きれいに咲いてくれました。
ここ二三年、近所のお庭でも、このタイプの朝顔が咲きだして人目を惹きます。

まあ、朝顔は花を付ければ、大抵は種取りができて、来年の栽培にも使えるな。
なので、青い曜白を見かけると、種ができないかと散歩のたびに注意しました。

見る内に分かったのですが、咲いてしばらくするとぽろっと落ちてしまいます。
種子になる果房が太り出すこともなく、花の落ちた茎には変化がないのでした。

それなのに、赤い曜白は、果房がたわわになり、どれも種子ができていました。
それらを失敬させていただきましたが、結局、昨年は青の種は取れずじまいだ。

だから、ダイソーで二袋百円の花の種から、曜白朝顔を選んでまいてみました。
赤い花の種子は、たくさん手にしたし、五年くらいは発芽率も落ちないタフさ。

なので、赤は来年に撒くとして、今年は青いタイプの種取りに注力する気です。
実際、ネットで探してみたら、青は種が実らなかったという書き込みがあった。

だけど、こぼれ種で翌年には芽を吹いたとか、貧弱な種しか取れなかったとか。
となると、青い花は実を結ぶのが、かなり難しいかもしれないと判断しました。

    
他には薄紫やピンクの花も咲いていて、これらに種が実るかはまだ分からない。
だから、これからの楽しみということにしますが、花が小ぶりで見栄えがない。

だから、曜白の花弁は、普通の朝顔と違う意匠で面白いのですが、迫力が不足。
蒸し暑い夏の早朝には、大輪の朝顔がぱっと咲いてくれた方が涼む気もします。

実は、ベランダでは、白いふち取りの赤い大輪も咲いていて、見ごたえがある。
棚を伝った幾本もの朝顔の蔓に、大ぶりな花の咲く様子は、何と美しいことか。

という分けで、百均の種だから品種改良もよくないのか、小さな花のままだな。
あまり大きくは咲きませんので、たくさん株を育てて咲かせると、きれいなのかもしれませんが、マンションのベランダはスペースに限りもありますし、ここは野生種に近く、蔓の丈もぐんと伸びてグリーンカーテンとしてはうってつけになる朝顔の方が良いのかもしれないと思い始めたのでした。



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