最近は、ゲレンデでこんなスポーツヘルメットを見かけるようになりました。
そんなに、かっ飛ばすわけでもないのに、いかめしいと思ったりもします。
でも、来シーズンはヘルメットを被って、滑ろうかなと思い始めております。
だって、これに関わる病気のせいで、今年はスキーにも行けませんでした。
実は、一月の中旬、出張中にシャワーを浴びていて転んでしまいました。
しこたま、後頭部を打ってしまって、脳震とうを起こしたらしく、頭痛もします。
たまたま、頭痛薬になる風邪薬のタイレノルを持っていて、ラッキーでした。
飲み続けながら、痛みをごまかし続けて、何とか無事に出張を終えました。
ところが、これでホッとしたのもつかの間、痛みが治まらずにひどくなりました。
あわてて近所の内科に駆け込んだら、脳神経外科の転院を勧められる始末。
手を強く握れとか、話していて舌がもつれないとか、脳卒中を疑われました。
そうなると自分も恐くなって来て、先ずは脳神経外科でCTスキャンの撮影です。
それで、撮影画像を医者に見てもらったんですが、何も発症していない様子。
一方、慢性硬膜下血腫が怪しいと言われますが、すぐには症状がないらしい。
そこで、画像に明確な特徴が出るのは、通常一~二ヶ月後と言い切ります。
症状ですが、頭蓋骨の下、脳を覆う硬膜とその隙間に、先ず血が貯まります。
それが血腫として膨らみ、脳を圧迫して様々な兆候が出てくるといわれました。
例えば、頭痛はさることながら、手足がしびれたり、歩行が困難になるみたい。
ただ、その作られ方は緩慢で、三週間後にもう一回、CTの撮影になりました。
最悪の場合、手術だそうで、頭蓋骨に穴を開けて血を抜き取るんだとか。
ネットから特徴的なCT画像を拾いました |
先生は、当病院は三泊四日のコースと、いとも簡単に断言してしまいました。
まあ、若い時は、自然に治癒する場合が多いのだそうですが、年寄りは無理。
五十代になれば、脳みそが萎縮して隙間ができて来て、血腫がたまりやすい。
特に、高齢者は認知症の引き金になったりして、意外に知られておりません。
発症は、十万人に一人か二人だそうですが、三週間後のCTが恐いなあー。
結果、見事に血腫が発生しまして、画像上にも鮮明に確認できてしまいました。
ただ、手術の判断には時期早々で、三週間後にもう一度CTスキャンなのです。
これで、血腫が消えたり薄くなったりすれば、手術が不要になるらしいです。
結果的には、頭を打ってから二ヶ月目のCTスキャンが良好でホッとしました。
これで、もう二ヶ月の経過観察になり、完治に向けてCTスキャンも楽しみです。
というわけで、処方された五苓散という漢方薬を、毎食前に飲み続けております。
手術も不要になり、自分の自然治癒力で直せるのが分かっただけでもうれしいのですが、他方、これからスキーで滑る時には、再発を恐れるあまり、転倒で頭部を打撲しないように考えて、ヘルメットでも被って用心せねばならんなと、思ったのでありました。
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