2022年12月30日金曜日

絶望に行き当たり、絶望を見つめ、絶望の中で書き留められた珠玉の言葉たち、だそうです - 絶望名言(ラジオ番組)

   
早朝、トイレに行きたくなって目が覚めてしまって、寝付かれなくなりました。
こういう時、父親が形見に残した四十年物のラジオにスイッチを入れるのです。

もちろん、隣で寝息を立てる上さんを起こせないので、イヤフォンで聴くんだ。
朝四時台は、番組最後のコーナーですが、普通は”明日への言葉”になりますな。

ところが、この朝は聞いていると、ショパンの曲が流れたりして少し違うんだ。
しかも、本人について、不治の病と言われた結核に侵された病状を紹介します。

病状が進行し、健康が蝕まれて絶望に陥る心情を紹介するなど、実に暗いんだ。
これが、朝の放送かと思いつつ、眠気が失せて気の重くなるような番組でした。

時々、クラシック音楽を紹介するコーナーなら、あったはずと記憶しています。
でも、本人の絶望的な言動を交えて、ピアノ作品を紹介する構成に驚きました。

これから新年を迎えようというのに、明るい気持ちになれない月曜の早朝です。
NHKも放送すべきTPOの分からない野暮な公営放送だと、罵りたくもなるもの。

   
まあ、アナウンサーから”絶望名言”のタイトルを紹介されて、うなずくだけだ。
ただ、人気のあるコーナーなのか、 珠玉の絶望名言集とし単行本も出ています。

一方、出演して名言を紹介する文学者も、長い闘病生活を体験しているようだ。
病気や事故など、人生で受け入れがたい現実に直面すれば、人は絶望するとか。

そりゃ当たり前で、ことさら取り上げてもらいたくない話で、朝から暗かった。
今は、ロシアがウクライナに軍事侵攻を続けているような不穏な世界ですから。

しかも、中国などは、台湾へ軍事侵攻する脅迫をし続けている昨今の国際情勢。
庶民だって、コロナ禍でも、「立ち直らないといけない空気」を感じているし。

というわけで、絶望の名言など有難迷惑な話で、前向きに考えた方が幸せだな。
ただ、大切な人を亡くしたり、心が深く傷ついたりして立ち上がれない人たちも多くいるのは事実で、前向きな雰囲気が強すぎてしまえば、なぜ、自分は立ち直れないんだと苦しめられかねないので、ほどほどに日々を楽しく暮らせばよいぐらいに思うのが、無難だとも思ったのでした。



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2022年12月28日水曜日

家に籠り、家族以外とほとんど交流がないからと言って、外部の他人に危害を加えないというのは、嘘なのが分かる ー 引きこもり犯罪者(そのほか)

新谷嘉朗、これで50歳とか
   
5ちゃんねるの書き込みで、引きこもり息子から夜逃げをする話がありました。
この息子が暴力をふるうので、耐えきれなくなった一家が夜逃げを計画します。

秘密裏に計画は進んで、成功の結果、一人で残された息子が茫然自失しました。
それを近所に住んでいた投稿者が目撃して、書き込んでいたという記事ですな。

隣近所は、この暴力をふるまう騒音やら怒号、罵声が聞こえており周知の事実。
夜逃げされても、自業自得だろうと、近隣住民は引きこもりに同情はしません。

こういう事態が発生しても、被害者なのは引きこもりだけですからざまあみろ。
それが、夜逃げできずに、同居する家族に危害が及ぶようでは、事件発生です。

冒頭写真の中年男は、両親を自宅で殺害、死体遺棄をした容疑者で検挙された。
逃走する気だったのか、車を運転して県外へ移動中に逮捕されたという男だよ。

なぜ、引きこもりになった男性は、家庭内で暴力を振るようになるのだろうか。
大の大人が理性で自分を律しきれないというのが、まことにガキのふるまいだ。

こういう人間に対しては、何時まで親が子供の面倒を見なければならないのか。
親が高齢化したら、それがある種の時限爆弾で、親が八十歳、子が五十歳だと。

これを8050問題というそうですが、冒頭の容疑者は自ら殺害で解決したのか。
後は、国費の刑務所が面倒を見てくれるからとでも、言いたいのでしょうかね。

斎藤淳「彫りの深いM字ハゲ男」
    
一方、飯能市の親子三人撲殺事件では、容疑者がやっと検挙されて一安心です。
でも、犯人逮捕で氏名公開がなされたのに、被害者の氏名が公開されなかった。

まあ、やっとこさ、ご主人はアメリカ人というのが発表されたのがいぶかしい。
茅ケ崎市の刺殺事件は、四方さんとすぐに被害者の氏名が報道されたのになあ。

何か異様だったのですが、それは容疑者と被害者の自宅が同じ町内だったから。
わずか数十メーターしか離れていないので、検挙できるまで慎重を期したのだ。

そう思いましたが、この容疑者も家庭内暴力をふるった引きこもりらしいんだ。
つまり、母親と姉は耐えきれなくなって、一軒家から出て行ったと聞きました。

そうなると、家庭内暴力のできなくなった容疑者だから、暴力が外へ向かった。
近所の幸福そうな家族を見て、逆恨みの腹いせで、殺害に及んだのが恐ろしい。

以前も、被害者の車を傷付けた容疑で逮捕されていた要注意人物だったのです。
というわけで、引きこもりも危険であれば、周辺の住民は警戒せねばなるまい。

事件後、殺害現場から目と鼻の先にある自宅へ舞い戻って、身を潜めて居留守の偽装をしていたらしいのですが、埼玉県警が殺人未遂容疑で容疑者宅宅を訪問しても二階部屋に籠って引きこもり状態だったという情けなさで、逃亡するなら逃亡でもしてみろよ叱咤したくなる自分なのでした。



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2022年12月26日月曜日

人なれしすぎでしょうが、と思うほどの大型野鳥だった ー アオサギ(バードウォッチング)

    
会社へ通勤中、上さんが散歩したいせいか、一緒に歩くのが日課になりました。
この後、上さんは近くの洪水調節用遊水地へバードウォッチングをしています。

それで、”いたち川”の橋も渡りますが、そこには水鳥が多く生息しているんだ。
冬になると黒いバンなどの渡り鳥も数多く見られますが、群れない鳥もいます。

特に、アオサギはそんな感じで、川魚を求めて飛来してくるのかもしれません。
このため、一羽で寂しく、ジット川の中を断ち続けている姿をよく見かけます。

それで最近見たのは、頭が黒いわけでなく、頭部から延びる冠羽もありません。
全体が灰色っぽい感じで、大きさは成長とほぼ同じなのですが、容姿が違うな。

それで、家に帰って調べると、どうも幼鳥らしく、この鳥は寿命が長いようだ。
成鳥になるのに二三年、それから二十年近く生きているようでご長命の鳥です。

ならば、この鳥はまだ若く、おそらく近所の洪水調整池の繁殖地から飛来だな。
実際、タンチョウ鶴も寿命が二三十年と長く、大型の鳥類は長生きなのだろう。

まあ、長生きの古狸は化けて出ると言いますが、それだけ知恵がつくのだろう。
だから、人間をあまり恐れないのも、襲ってくる天敵とみなしていない感じだ。

こうして、長生きで経験や体験が増えて、それが子々孫々に遺伝されたのかな。
逆に、都会の水辺は、人から餌を貰えると思って、厚かましくなるのもいます。

この”いたち川”の遊歩道では、ベンチもあるのでお年寄りが良く休んでいます。
まあ、餌付けのつもりはなくても、餌をもらえるのでアオサギがやって来たり。

     
そんな光景の写真も撮影できましたが、この幼鳥もやがては味を占めるのかな。
ヨーロッパでは、逆に人に慣れ過ぎて、被害の出るようなケースも聞かれます。

自然環境がほどほどに守られているのなら、人間と共生になり歓迎でしょうな。
ところで、長生きするアオサギは、経験で学習効果が蓄積されると思うのです。

というのも、九州の博多にある繁華街では、夜になるとアオサギが飛来します。
中州の地名通り、川に挟まれた地区で、ここに架かる橋の欄干に止まり出すの。

何をするかと言うと、暗くなった川面をじっと睨んでいて、突然にダイブする。
どうも、ネオンの明かりが集魚灯の役割になって、魚影を探し出せるようです。

まるで、”いさり火漁”をしているようで、長生きゆえ経験で覚えたのだろうか。
というわけで、アオサギは、知って得する長生きの知恵知識があるのでしょう。

他方、各知で自然環境の保全が叫ばれ過ぎた結果、繁殖地のコロニーが大きくなりすぎて、住民に迷惑を及ぼしたするような地域も出て来ましたので、人間様も自然との付き合いは、ほどほどにしないといけないとも思ったのでした。



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2022年12月24日土曜日

イギリスでは、幽霊の出る宿泊部屋ほど料金が高いのですが、怖いもの見たさと言うのはあるのだろうか ー 松嶋初音(霊感タレント)

松原タニシ・松嶋初音
    
落ちの無い怪談という動画が、結構、ユーチューブで見られるので見ています。
あれは、何だったのだろうという不思議な体験で、恐怖感は無いわけでもない。

自分も、久しぶりに会った人が影の薄い人だと思ったら、間もなく亡くなった。
その時は、体の後ろへ本当に透けていたのではないのですが、そんな体験です。

それを思うと、一度や二度、普通の人でも不思議な経験をするのかもしれない。
一方、芸能人にも、霊が見えるとか感じるような霊感体質の人もいたりします。

この間、”事故物件住みます芸人”の松原タニシさんのラジオ番組を聞きました。
それで、この人は霊感体質ではないのですが、住む場所なりに体験しています。

ラップ音、白いオーブは普通で、携帯で相手は本人ではない人の声を聴いたり。
怪異現象が起きているのですが、それをネタにする商売ですから動じませんな。

お祓いを受けたりもしていますが、お父さんは浄土宗の僧侶をされていました。
この宗派は、霊魂の存在を認めていませんので、教えが活かされているのかも。

つまり、そういった存在と意外に無頓着な付き合いをしているのか知れません。
それで、思ったのは、他の宗派だったら霊魂の存在をどう定義するのだろうか。

密教系は教義で存在を認めていますが、日蓮宗、創価学会は実態的にないとか。
でも、存在しないとしても、霊感体質タレントが創価学会の会員ならどうする。

こういう点は、矛盾していないのかと思ったのも、聞いたラジオ番組の出演者。
松嶋初音さんというグラドル出身で、霊感体質で知る人ぞ知る芸能人なのです。

旦那の”やついいちろう”
   
一方、旦那は創価大学卒業の芸能人、”やついいちろう”さんで、引っ掛かるな。
要するに、この大学に通う学生さんは、学会員の子弟と思うのが常識の範囲だ。

だって、この大学は、名前の通り創価学会が設立したので、当然通うでしょう。
つまり、結婚相手の学歴を見て、ご両人とも信者さんかと邪推をしてしまんだ。

だけど、初音さんのおばあさんはイタコをしているそうで、だとすれば違うか。
彼女の霊体験は、子供の頃から人から変な目で見らるので封印して来たらしい。

一方、学会では霊魂を認めていないので、もし信者ならば商売はいけませんよ。
ならば、商売道具に使うのはけしからんので、彼女は信者ではないのかもなあ。

というわけで、タニシさんと同様に霊など見えない方が幸せなのかもしれない。
他方、カトリック中央協議会が霊魂は存在しないと言うのに、世界中には悪霊祓い(エクソシスト)を司る人もいたりもして、矛盾を感じずにはいられないのですが、触らぬ神に祟りなしのことわざ通り、ちょっかいを掛けない程度に付き合っておくべきとも思ったのでした。

おまけ:
『霊魂を探して』鵜飼秀徳著 KADOKAWA、という本が面白そうだ。



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2022年12月22日木曜日

英語を上手に話せなくても、「これだけは伝えたい」と言うのができるには、時間が掛かるかもしれない ー ビジネス英語(そのほか)

     
仕事では、インドの取引先とメールのやり取りをするのが、日常的な自分です。
インドでは公用語が英語で、ある程度の教育を受けていれば会話ができますな。

なので会話の難易度はありますが、英語で話し合うのは普通なのかもしれない。
だって、出張中、片田舎のスーパーで買い物をしても、英語で話しかけられる。

ある時、ミカンを買おうと選んでいると、中年の紳士が説明をしてくれました。
ちょっと、訛りはありますが、それなりに文法の整っているので聞きやすいな。

所々が分かりにくくても、美味しいミカンの選び方を講釈してくれていました。
そんな、インド人との付き合いも十年近くになりますが、時々、表現が面白い。

と言うより、自分がビジネス英語を知らないだけのようで、そんな単語がある。
それは”share”で、日本でも”シェアする”という表現が、日本語になりました。

分け合う、共有すると言う意味合いですが、これは中学英語のレベルの先入観。
このベースの意味を、更に拡大解釈して使うようで、特にビジネス英語がそう。

”情報提供してください”のような感じで、依頼してくるときによく使われます。
例えば、次の一行だけの簡単なメッセージが来ましたが、これは好例だと思う。

 Requesting you to please share with us next shipment details.

”次の出荷の詳細を教えて下さい”という依頼の意味なのだが、”share”が肝だ。
最初は、使い方が分からず、辞書を引いて”披露する”意味なのかと思いました。

   ”I share your opinion” ⇒ ”あなたの考えに同感です”
   ”USA shares a border with Canada” ⇒ ”米国はカナダと国境を接する” 

上記の表現も意訳すればそうですが、”share”の動詞一つで表してしまいます。
その分、話法としては安易で、日本語の方が訳するのが難しくなってしまうの。

というわけで、その内、”仕事の中身はシェアしよう”ぐらいは普通になるのか。
何でもカタカナ語にすればよいとは思いませんが、最近は訳すのが面倒なのか、「パンデミック」、「クラスター」、「ソーシャル・ディスタンス」など、むやみやたらとカタカナ語で表現する世相には、辟易してしまう自分なのでした。


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