2023年12月31日日曜日

来年もよいお年をお迎えくださいと、ご挨拶もかねて今年最後の投稿をしたためてみる ー ブルトレ急行津軽号(そのほか)

札幌まで特急北斗で乗り継ぎ
    
平成五年も残すところ後一日、あっという間に、大晦日になってしまいました。
振り返ってみると、何だか、大したこともしなかったなあと思い返しています。

ただ、故郷の北海道には二回も帰省する用事があって、それなりに楽しかった。
墓参りもしたし、大学の四十周年同窓会にも参加して、函館新幹線にも乗れた。

昔は、列車を乗り継いで、北海道から東京方面へよく貧乏旅行をしていました。
路銀の少ない旅なので、急行の自由席を乗り継ぐ旅でしたが、列車はガラガラ。

旧国鉄も非効率な経営がたたって、民営化への移行が叫ばれていた時代なんだ。
長距離の移動だって飛行機にシフトしたのに、列車ダイヤも代わり映えしない。

札幌から函館までは、急行ニセコに乗りますが、青森からはこの臨時列車です。
一度、多客期の臨時急行津軽51号に乗りましたが、車両に乗客が私だけなんだ。

最近は臨時列車で復活
     
まるで、銀河鉄道999にアニメのように哲郎とメーテルしか乗らない列車だな。
同じように、車掌さんが見回りに来ましたが、私一人の貸し切り状態なのです。

だから、少し怖くなってきて、他の車両に乗客はいないものかと探検しました。
揺れる車両を、数両は通路を歩いてい見たでしょうか、誰も見かけないのです。

まあ、実写版のスリーナインと思ってしまうほどに、誰も載ってはおりません。
営業係数など無視もいいところで、走れば走るだけ赤字を垂れ流すような運航。

当時は民営化が叫ばれていたので、国鉄も余命いくばくも無いかと思ったほど。
つい、そんなことを思い出して書いてしまいましたが、函館新幹線は韋駄天だ。

東京から函館まで四時間半で、それから在来線に乗り継いでもその日に着くな。
釧路でも稚内でも網走でも、何とかその日の内に到着できる時代になりました。

というわけで、新幹線が札幌まで延伸されたら、改めて乗車するのが楽しみだ。
面白いのは、従来の長万部から室蘭、苫小牧を経由せずに、倶知安、小樽の伝統ある函館本線経由で円視される点で、ニセコのインバウンド観光客を狙ったのかどうかは知りませんが、とにかく順調に開業してくれよと祈る自分なのでした。



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2023年12月29日金曜日

冬枯れの野原で、ポツポツと黄色い点描がみられるのも、また格別な風情ではあるな ー コセンダングサ(植物観察)

     
実に地味な雑草で、花が咲いていたとしてもこれがキクの仲間とは思えません。
しかも、和名はセンダングサより小さい意味で名づけられたのに、実は大きい。

自分の撮影した株は高さが1.5メーターほどもあって、茎も低木の幹のようだ。
これなら、根に栄養を溜めて来年も芽を出すのかと思ったら、間違いで一年草。

だから、種子も面白い形をして、タンポポのぼんぼりのように付けていました。
調べると、植物にあるひっ付き虫の種子の一種で、細長い種の先端に鉤がある。

これが、服の繊維や動物の体毛に絡みついて、遠くまで運ばれて繁殖するんだ。
それで、マジックテープで呼ばれる面ファスナーは、この特徴を応用したもの。

スイスの電子工学者、メストラルが発明し特許を取得したのは七十年前でした。
なので、出願日から二十年の有効期間は、既に切れていますので使い放題なの。

だから、百均に行ってもこの商品が売られている分けで、中国製がわんさかだ。
日本では、マジックテープの名で売られていますが、これはクラレの商標です。

     
特許を保有する会社がクラレの関係企業にだったことから、名付けられました。
こうして、地味な植物も調べれば興味ある話題も見つかりますが、他にもある。

それは、アレロパシーで、植物の分泌する化学物質ですが、かなり強いらしい。
ほかの植物や虫を寄せ付けない作用や効果があるので、ある意味、俺様植物だ。

邪魔なら排除する気質ですが、強い成分を持ちすぎると自家中毒になりそうだ。
実際、セイタカアワダチソウは、自分の放出する成分で、中毒にかかって死滅。

何年か過ぎると、この植物は育たたなくなって、他の雑草が生えだして来ます。
こうして、何年かは他の植物が繁茂して、化学成分が中和されるとまた復活だ。

この繰返しは、コセンダングサにもあるようで、ブログに書いている人もいる。
なので、過ぎたるは及ばざるがごとしとしてはよく言ったもので、格言だなあ。

というわけで、構内通行路の反対は、種子を付けたセイタカワダチソウでした。
この種子が花粉のように細かくて、秋の花粉症としてアレルギーを起こす人も多いのですが、確かに触ってみると、ふわっと種子が飛び散るので、これか風に乗って、呼吸で華にでも入ったら、弱い人には一撃だろうなと、思うのでした。



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2023年12月27日水曜日

「あえて場違いなところで楽しみたい」と感じてしまうほどの雑多感でも、国定公園の指定地なのである ー 袖ケ浦ナンバー(千葉県房総)

       
移住した大学の同窓が、観光がてらに現地をぐるりとドライブしてくれました。
話によると、房総半島で、南房総市は館山市をぐるりと囲んだ市域なんだとか。

何だか、戦国国盗り物語みたいで、館山市は囲まれて籠城をしているみたいだ。
まあ、南房総市は、知名度がそう高くはない七町村の合併で誕生していました。

それに比べると、館山市は東京に近い高級リゾートの印象からプライドもある。
なので、近隣と合併する意識も無く、そのまま単独で自治体の道を選んみたい。

ただ、この地域は自動車のナンバープレートが、しっくりこない袖ケ浦の地名。
東京湾内でも京葉工業地域にある地名で、房総半島とかなりかけ離れています。

なので、地域で合併すれば、ご当地ナンバーを選べる条件を満たせるんだとか。
要するに、湘南ナンバーみたいに、おらが地域の地名を選べるという分けです。

こうして、合併話が持ち上がりましたが、新しい地名で譲り合いができません。
要するに、館山、鴨川、鋸南町は、観光地のネームバリューもあって残したい。

こうして、自治体の担当者は、それぞれの地域の住民に思い入れがあると判断。
名称を絞り込むのは難しいだろう、ということでも合併は見送りになりました。

という発表があったのですが、地名選びですでに心配する声も出ていたのです。
なので、話の顛末はさもありなんでしたが、別な面で場違いなお話はまだある。

それは、同窓が観光案内でドライブに誘ってくれた中で、道の駅に入りました。
それが、英国風の建物が場違いな不思議さの”風車とローズマリーの里”なんだ。

        
東日本で南国気分に浸れる日本なのに、シェイクスピア関連の施設と花の公園。
家屋ではその名残はあるにせよ、単なるお土産屋としての道の駅に過ぎません。

芝生があるので、ペットのワンちゃんを連れた夫婦連れが一休みしていました。
建設当時の思いはあったのでしょうが、国道沿いのフェニックス並木なのにさ。

というわけで、突っ込みどころ満載の南房総国定公園の管轄エリアなのでした。
他方、ここからそう遠くない”道の駅 和田浦WA・O!”は、古来房総がクジラ漁の場所だったためか、シロナガスクジラの骨格標本が戸外に陳列されたりして、クジラ肉のお土産品が見かけられるなど、房総半島は何でもありの頭がくらくらする思いなのでした。



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2023年12月25日月曜日

ヒマラヤ山脈に住むといわれるUMA(未確認動物)なんだけれど、雪男といった方が早くて、色々と使われるブランドではあるな ー スノーパーク イエティ(静岡県)

平成15年3月30日滑走
     
今シーズンも、日本一早くオープンと宣言して、25年連続というのが驚きだ。
いくら標高が千二百メーター以上の高所といっても、もちろん人工雪なのです。

十月二十日のオープンは、雪が降ることもなく、スノーマシンがなければ無理。
これに対抗するのが軽井沢プリンススキー場ですが、こちらは十一月一日だな。

この時期のメリットは、冬用タイヤで無くてもアクセスができるので楽ちんだ。
でも、人工雪のゲレンデは、天然雪のものとは、どうしても違和感を覚えます。

一方、天然雪は雪に含まれる空気が多く、雪質が柔らかいという特徴があるな。
それに比べると、氷を砕いて人工雪を作ることで、まさにかき氷ゲレンデなの。

まあ、アクセスの便が良くて、安定したゲレンデコンデションだけで充分です。
三月いっぱいまで楽しめますが、三月になると昔は駐車場がタダになりました。

現在は、コロナ禍のせいでお客さんが減ったのか、シーズン中でも無料みたい。
自分が滑りに行ったときは、ラストシーズンの三月末で、空いていて滑り放題。

ゲレンデの説明をすると、C・Dゲレンデが中上級者向けでCコースが滑られた。
最大斜度が25度ほどで、上級者にはかったるい感じのコースだと思いました。

後は緩斜面バーンだらけで、春で気温上昇する中、バーンがベシャベシャ状態。
でも、誰も滑らないからCコースが貸し切り状態になり、滑走が楽しかったな。

    
結局、滑走は午前中で終わりましたが、後は寄り道で柿田川公園を目指したの。
この公園は、街中にあるのに富士の湧水で川の水源とばっているという珍しさ。

ただ、春の初めだったせいか、雪解けで湧水の増える時期はこれからのようだ。
ネットによれば、湧水群の水量は日量約110万トンもあり、日本一の湧水とか。

この川は、距離が1.2キロしかなくて、狩野川に合流しますが、一級河川だ。
こんなに短いのにもかかわらず、国家的に管理すべき河川に指定されています。

というわけで、このゲレンデだけで一日を費やすのは、少しつまらないだろう。
なので、このようなオプションの観光も考えて出かけてみるのもよし、近くには富士サファリパークなんかもありますので、充実した一日観光を楽しめるのではないかと思ったのでした。



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2023年12月23日土曜日

マリンスポーツが好き人だったら、リタイア後の移住先には最適なんだろうと思った次第 ー 移住暮らし(房総半島)

富士山の夕景がきれい
         
房総半島に移住した大学の同窓に再開して、元気そうだったので何よりでした。
物置きの小屋付きで土地を購入して、棲みつく計画のようですが、道半ばだな。

どうも、借家住まいで、現在は住まいが出来上がるまで通い詰める日々らしい。
他の同窓生が話した情報では、住んでいる借家の場所が遠い印象を受けました。

なので、最初は、その小屋から自転車で飲みに行くと勘違いしていた分けです。
近場にある何々銀座という飲み屋街を調べると、十キロ以上も離れているんだ。

ですが、判明した借家からは近く、それでも自転車で十五分ぐらいの距離です。
まあ、飲んだ帰りに夜道を酔って自転車をこいで帰れば、かなり危ないだろう。

気を付けろと助言しましたが、本人はどこ吹く風なので、本人次第にしました。
それで、自治体は市なのですが、タクシーは夜の十時で営業終了になるみたい。

飲んで帰る時は、タクシーも頼めないので、みんな車で来て代行を頼むようだ。
そこが呑み助ならではの田舎暮らしの不便さ、金のかかる所なのでしょうなあ。

まあ、あいつはチョンガ―暮らしで、飲みに出かけるのは大目に見るとしよう。
それで、どうして千葉県の房総半島に引っ越したのと聞くと理由がありました。

閉鎖的でなく、みんな大らかでのんびりしていて、人当たりの良い場所らしい。
でも、昔は沖縄に移住するつもりで、どうして心変わりしたのかと聞きました。

すると、沖縄は意外に閉鎖的だそうで、よそ者は違う世界の人だと見られがち。
人間関係がかなり難しいようで、顔も名字も全然違ってくるので、すぐバレる。

こうして、沖縄の人じゃないと分かれば、何かよそよそしい態度を取るのかな。
つまり、地縁が強いので、家屋や土地の購入には地域の有力者の了解も必要だ。

こうなると、ややこしいハードルが一気に上がるようで、かれは諦めたらしい。
でも、石垣島の人は開放的で人柄が違うと言っていたので、島々で違うのかな。

特に、八重山諸島は、琉球語でも沖縄と方言が違って会話ができないほどです。
逆に言えば、歴史的には、島と島の交流が意外に少なくて閉鎖的だったのかも。

<房総半島と紀伊半島の類似点>
① 房総半島・紀伊半島のどちらにもある地名
  勝浦・女良(目良・布良)・白浜・加茂・田子・浮島・網代
② 房総半島・紀伊半島のどちらにもある郷土料理
  イワシやサンマのなれずし・なめろう
③ 房総半島・紀伊半島のどちらにもある言葉
  たく(煮る)・おおきに(ありがとう)・われ(おまえ)

それに比べて、房総半島は他の地域から移住した人が、歴史的に見ても多いな。
特に太平洋の黒潮の流れは、西日本の紀州から渡ってきた人も多いと聞きます。

銚子は醤油の産地ですが、あれは和歌山の湯浅の人間が渡って伝えた醸造法だ。
それから、鰯漁の漁師も、豊かな漁場を求めて、祖先が移り住んだと言います。

なので、昔の言い方で言うと安房、上総の国は、海による交流の多かった場所。
こういった地方では、移り住んだ人を温かく迎える気風や土壌ができたのかな。

というわけで、気候も温暖なかの地は、老後の暮らしには向ているのでしょう。
そこで思ったのは、他から来た人の受け入れが寛容な土地柄として、北海道の十勝地方みたいな感じもしまして、その割に移住先ランキングでは、そこそこ上位には入るものの、目立たたずに取り上げられることも無くて、そういう点では逆に移住しやすいのだな、と感じたのでした。

整理棚を作成中のようだ



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