12月10日、遅れていた最後のアゲハの青虫が、完全なサナギになりました。
寒さが日増しに厳しくなってくる晩秋に、成長ものんびり過ぎでやきもきする。
六匹もいた青虫の中で二匹は、可哀そうですがサナギに変態できませんでした。
サナギになりそうな場所に糸を張って定着しても、時間がかかりすぎるのです。
自分の観察した感じでは、日中の気温が15度を超えないと変態が止まる感じ。
頭の先から変化していきますが、お尻の方が変わり切れずに中途半端なままだ。
朝の気温だって十度以下ですから、サナギに変態するには厳しい環境なのです。
やはり、季節外れの幼虫が、越冬できるサナギになるには、十月までだろうな。
そういえば、今年は異様に高温で、アゲハ蝶が飛来して十月末に産卵しました。
それから、成長を見守りましたが、サナギになるため脱走するのが危険なんだ。
サナギになる場所を見つけるのに脱走する距離が長くて、夜間に入ってしまう。
それまでにみつけっられないと急激に気温が下がるので、かなり厳しいだろう。
これほど寒くなる季節なのに習性は変えられないのか、ぷらっと脱走するんだ。
だから、最後の青虫は賢いのか、餌にしていたヘンルーダの幹で変態しました。
それでも三日を必要としたので、通常の一晩でサナギになるのとは分けが違う。
まあ、これで思い出多い今シーズンのアゲハ蝶の活動は、おしまいということ。
ベランダのバルコニーでは、これで五匹のサナギが冬眠生活に入ったのですな。
昨年よりサナギも増えて、来シーズンのアゲハ蝶の飛来が楽しみになりました。
というわけで、後は来年の食草になる低木の管理や育成が、重要になりますな。
アゲハの大好きなヘンルーダは、低木として数年の寿命しかないようなので、そろそろ世代交代のために、種まきをして苗を作ろうかとも思う一方で、他にも近所で種を採取したコミカンでも、発芽させようかと思う自分なのでした。
0 件のコメント:
コメントを投稿