インドの取引先は、欧米企業が中心 |
ようやく、二週間の出張を終えて、帰国の途上lに着いております。
ムンバイから、シンガポール航空の夜行便に乗って、先ずはチャンギ空港です。
ワンストップの乗換えで成田空港を目指しますが、到着は夕方になります。
帰宅できるのは、九時近くなりますが、インドは遠方の国だと実感します。
これが、海外進出で中国だと、沿海部なら半日の旅程なので往来は楽です。
ところが、インドは往復どちらでも丸一日の旅程になり、移動時間が長い。
アセアンの国にしたも、十時間以上のフライトになる国はあまりないでしょう。
それでも、内陸国のラオスは、乗換えで少し時間が掛かりますが、未だ近い。
と言うより、生活・習慣で親近感のある国々は、アジア圏のミャンマー迄です。
インドに入れば、アジアって何だろうと思わざるを得ないほど、違うのですよ。
食事は、カレー味しかなくて、醤油や鶏がらスープで作った料理がなくなります。
強い香辛料の味付けに、油ギトギトの上に、結構、塩分が強くて体に悪そう。
面白がって食べているうちは良いのですが、次第に胃もたれを起こします。
先ずは、食い物の文化的な違いに驚きますが、ここはアジアとは言いにくい。
インドでは、パニールと言うカッテージチーズを常食しますが、これは西洋っぽい。
日本人だって洋食の文化が入り込んでから、チーズを食べるようになりました。
しかも、インドはイギリスの植民地だったので、欧米の影響は色濃く残ります。
ムンバイの町の中では、二階建てのダブルデッカーバスが走るぐらいです。
加えて、国全体で16もの公用語があるせいか、英語も公用語に準じます。
英語がしゃべられたら、インドは旅行で苦労することが、先ず無いのも事実。
こうなると、現地の製造業は、欧米企業の得意先が多いのも自明の理か。
企業訪問をすると、会社のプレゼンは全て英語で、驚くほど喋りが流暢です。
現地なまりもきついし、立て板に水のような速度で話されると、もうお手上げ。
ところどころ分かった単語をつなげて、何を言っているのか推理したりもします。
現地の従業員に聞いたのですが、英語を話せれば給料が跳ね上がるみたい。
なので、少しでも良い暮らしをしたいのであれば、インドは英語が必須でした。
こういう環境に、インドの市場が中国の次だなんて、安易に考えるのは禁物。
進出しても、現地の管理職は、仕事が基本的に英語なのを覚悟しましょう。
日本から出張してきて通訳を雇うようでは、バカにされるのが落ちになります。
はっきり言って、英語をしゃべられないと、インドでは仕事が務まりませんね。
自分は、英語が人より堪能だと思いますが、毎回、この通訳で出張です。
その内に、英語の技術用語とか覚えてしまって、専門外の知識も深まります。
相手からも、自分に来てもらいたいとリクエストも来たりしますが、それが限度。
技術の専門職ではないので、出張者の要請に併せて出かけるだけなのです。
まあ、業務の最終的な責任が出張に伴いませんので、気楽だったりします。
なので、このまま出張するだけですが、会社は何を考えているのでしょうかね。
英語もろくすっぽ話せない技術者を派遣して、インドで成功する気なのか。
他方、英語の社内教育にも力を入れておりませんし、中途半端満載かも。
いい加減な取り組みで、?十億の無意味な投資をしても、どうも平気らしい。
国内の市場が今のところ順調なので、海外はお遊びと言うのかもしれません。
と言う分けで、会社批判はブログを匿名で運営中だからできるというものです。
もうすぐ、役職離脱になって主幹でしょうし、あと何年かで退職ですから、これからは次世代の社員ががんばれば良いだけの話しだし、今のところ、自分はお付き合いで出張させてもらえれば、それで役得、役得と納得しながら、それでも、現地従業員が頼りにしてくれるのが、うれしくもあったりするのでした。
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