定年おじさんにとって、食っちゃ寝てを続けるのは、健康によくありませんな。
なので、天気が良ければ、散策と称して外出するように心がけている自分です。
それで、近隣は平坦な土地というより、里山が連続する地形だから運動になる。
ネットで国土地理院の地図を見ると、等高線が書かれてあり標高が分かります。
海抜で、十数メートルから飯島団地の四十メーターまで、アップダウンの連続。
もっとも、バスの通る自動車道は、平坦な谷あいを縫うのですが、本当に里山。
年寄りが足腰を鍛えるには、坂を上るのが老化を防ぐのに一役買うといいます。
まあ、そんなには激しく無理をしませんが、それなりに標高差はあるものです。
そんな住宅街を歩いて、最初の頃は抜け道を探そうと行ったり来たりしました。
低くとも山坂があるのか袋小路の道も多いわけで、そんな時は戻って歩いたり。
こうして、散策ルートを幾つか見つけた中で、四季の訪れで庭木もきれいです。
ありきたりの花も多いのですが、春が来て見つけた花が、このヘンルーダです。
一つ一つの花は小さいのですが、小さな群落を作って咲いていると美しいのだ。
咲いていたのは、道路に面した民家の玄関わきで、季節が来ないと分からない。
ヘンルーダの花ですが、この柑橘類の植物は、アゲハチョウの食草になるんだ。
そう思うと、アゲハの幼虫がいないかと思って探してみたら、一匹だけ見っけ。
多分そうだと思いましたが、付近にはこれ以外に柑橘類の庭木が見当たらない。
少し離れた場所に、夏ミカンの木がありますが、少し少ないような気もします。
他人の家ですから、このヘンルーダをじろじろ見られないので、改めて探そう。
アゲハ蝶は、一年で四回ほど産卵するので、だとしたら今頃は一回目の孵化だ。
というわけで、これから夏に向けて、複数回の産卵が来るので期待しましょう。
近隣には、ダイダイ、ユズ、ブンタン、夏ミカン、ミカンなど、さまざまな柑橘類の庭木が栽培されていますので、散策をしながら、このような庭木を見つけながら、だからアゲハチョウが良く飛んでいるのだな、と思ったりもするのでした。