帯広平野の夕陽に染まる大平原を観望しながら、旅行の最後を締め括りました。
この”十勝が丘展望台”は、グーグルマップを検索するとすぐ場所が分かります。
点在する十勝川温泉の旅館街から、先ずは北の方へ十勝が丘公園を目指します。
それを見過ごして山の方へ上ってくと、整備された展望台が現れて観光地です。
なのに、日の沈むころを狙ってたどり着いたのは、我々夫婦一組という寂しさ。
代わりに、どこかの森林組合の請負作業なのか、除草の作業で騒音がうるさい。
芝刈り機で草刈りした後は、ブロワーで刈り取った草を散らしてやかましいの。
そんな騒音の中で、夕焼けに生える十勝川と十勝平野は、実に幻想的なんだな。
実は、十勝平野を見渡す展望台は散在しておりまして、どちらも素晴らしいの。
それより前、芽室町の”新嵐山スカイパーク展望台”を、日中に訪ねていました。
ここからは北東の方角で平原を見渡すので、日の沈み行く夕景を眺められない。
ですが、ここは絶景に違いなく、天気が良ければ訪問するのをお勧めしします。
さて、十勝川温泉の市街はまばらで、市街には道の駅があり源泉がありました。
”道の駅 ガーデンスパ十勝川温泉”と言って、浴衣を着て入る欧風のお風呂です。
このモール温泉は、植物由来の有機物が溶け込んで、独特の褐色を呈する温泉。
名称は”いで湯の磐座”で、岩の上から湯が流れて、緑の藻がへばりついている。
これが海草のようにも見えるので、昆布温泉と呼びならわす個所もあるぐらい。
天然の保湿成分を多く含むので、入浴すると肌が潤い、美肌効果が期待できる。
なので、札幌の定山渓に比べて帯広の奥座敷的な温泉で、そんな温泉街なのだ。
というわけで、圧巻の夕景を眺めつつ、この展望台にて旅を締めくくりました。
この後、JALの最終便で羽田まで舞い戻って帰宅したのですが、途中、日も暮れて空港までどこを走っているのか見当もつかず、カーナビだけが頼りで街灯のない暗い道を走ると、やはり、北海道の広大さに触れた感じもしたのでした。


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