2021年7月4日日曜日

アゲハの蛹は緑色と鵜呑みにしていましたが、周囲の明るさや、作る場所が葉や小枝など材質次第で、茶褐色にもなるらしいよ ー ナミアゲハ蛹・朝顔(ガーデニング)

            
五月連休明けに発芽したアサガオが、もう六月下旬から咲き出してくれました。
近所で咲いていた縁取りが白い花の子孫で、種子を失敬させていただきました。

この朝顔、古来よりあるのか、品種改良をした結果でもなく普通に扱われます。
結実すると種子も付けるし、ちゃんと種取りして翌年に撒けば咲いてくれます。

これから、どんどん花を付けるからうれしいのですが、他の鉢は成長が遅いな。
この鉢だけは、夕日の当たる明るいクリーム色の壁際に置いたのが原因かなあ。

ベランダに直射日光は当たりませんが、明るい色の壁で陽が反射しているのか。
そう思ったので、もうひと鉢、少し蔓が伸びてきた鉢をそばに置いてみました。

それで、小さい四号鉢に目一杯用土を詰めて栽培しても、この花は十分らしい。
しっかり花を咲かせる当たり、江戸時代、町人が好んで栽培したのも頷けます。

      
長屋の露地では猫の額ほどの空間しかありませんから、小さな鉢しか置けない。
夏になり、天秤棒を担いだ朝顔の行商人が売りに来ると、こぞって買い求める。

町民たちもは、鉢に水遣りをしつつ、咲いた花に一服の涼やかさを求めたのか。
梅雨も明け、夏の日差しがきつくなるころに次から次と盛んに咲く姿が美しい。

それで、今年はベランダでアゲハ蝶の幼虫を飼っていましたが蛹になりました。
それも、ヘンルーダの木の鉢から、だいぶ遠ざかったところへ逃走していたの。

探すのに苦労しましたが、やや日陰の暗所で停止していて、最初は緑色の幼虫。
しだいに、蛹へ変わっていくうちに、擬態色の濃い茶褐色に変化していました。

ネットでも、家の中で飼ったが、どこへ逃げ出したのか分からない人もいます。
確かに、遠くまで移動する習性のようですが、個体差があるのではないかなあ。

           
だって、この幼虫に臭角を出させたかったので、面白がって突いたりしました。
二回ほど試したと思いますが、多分、その学習効果で食べられると思ったのか。

だから、遠くに逃亡して、周囲に溶け込むような擬態を装い、羽化を待つんだ。
とても、賢い蛹と思いながら、しっかり羽化して羽ばたくのを待つばかりです。

というわけで、もう一匹の幼虫は突いたりしなかったのでのんびりと葉を食む。
一度逃げ出しそうになったりしましたが、気が変わったのか、葉のある方の小枝へと戻って旺盛な食欲で居座っていて、今度はどんなところで蛹を作るのか、自分に代わって毎日チェックを欠かさない上さんなのでした。



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