2015年6月23日火曜日

例年の通り、今シーズンの滑り納めは五月連休になったのだ(その一)-ファースト石打スキー場・関興寺(新潟県)

ファースト石打スキー場
復活は全くなさそうです

今シーズンの滑り収めは、五月三日の奥志賀高原でスキー納めになりました。
首都圏から、遠路はるばると出かけていく分けですから、観光もしたくなる。

スキーをしない上さんも一緒に連れて行きますので、物見遊山は必要です。
ただ、この頃の天気は意外に安定しないので、滑走する日が決められません。

春スキーは、ピーカン照りの青空の下で、思いっきり滑りたくなるものです。
やはり天気が重要で、雨降りで滑りたいほど、スキーに入れ込んでもいない。

そこで、周辺の地域まで足を伸ばして後で、天候に応じて滑ることにしました。
宿泊先も決めていなかったのですが、ホテルやロッジも見つけて押さえます。

それで、結果的には奥志賀で滑りましたけれど、初めはスキー場も決めません。
五月連休に滑走できそうなエリアを選んで出かけたので、新潟を目指します。

関越道で湯沢に入ってしまえば、営業中のゲレンデ選びに先ず苦労はしません。
苗場、かぐら・田代、ガーラ湯沢、奥只見丸山とスキー場が点在しています。

つまり、天候によっては滑走を前倒して楽しんでしまおうという魂胆なのでした。
それに、かつて滑ったスキー場の現在を、一つだけ再訪してみたくなりました。

それは、ファースト石打スキー場で、ゲレンデ中腹にある集落の通行方法です。
ゲレンデが奇妙なレイアウトで、駐車場から中級コースが待ち構えております。

普通なら初心者コースが当然ですが、リフトを一本上がらねばならないのです。
そこには、ロッジや旅館が固まっていたのですが、車で上がれるのかどうかでした。

通行路があるのなら、それを実際に運転して廃墟を見聞して見たくなります。
その一方で、神社仏閣、日帰温泉など観光スポットの目星も調べ上げました。

こうして、まずは塩沢石打ICを降りてから、ブラリ旅を始めることにしてみました。
この石打スキー場ですが、たどり着くには湯沢方向へ少し戻らねばなりません。

麓の駐車場までは簡単にたどりつきましたが、中腹に上がる道路は厄介です。
カーナビを見ながら走りつつ、遠く回り込むように高度を上げて運転します。

たどり着きましたが、スキー場の施設はあらかた撤去されてしまいました。
リフト降り場や管理センターの建物の基礎らしいコンクリートだけが残ります。

青空の下、なんとも変わり果てたスキー場の廃墟が、物寂しさを伝えます。
未だ使えそうなロッジも残されていて、何となくいたたまれない気もしました。

関興寺
なめ味噌写真
一つ、五百円なので手ごろなお土産
お寺からリフト乗り場が見える

まあ、長居は無用とすぐに後にして、お隣がゲレンデの関興寺へ向かいました。
ここは、なんと石打花岡スキー場に隣接して、リフト乗場は目と鼻の先です。

以前の記事でも紹介した通り、なめ味噌が有名で自分も買ってしまいました。
樹脂と陶器の壺(容器)が選べるのですが、樹脂だと五百円で手ごろです。

本堂には休憩できる場所もあり、その中でお土産の味噌も売られております。
”関興寺の味噌なめたか”という、戦国時代からのキャッチフレーズなんだとか。

まあ、値段を考えると拝観料ということで、訪ねたら買うのは当たり前でしょうか。
面白い看板があり、でぶやという番組の収録が行われたと説明していました。

どうも、まいう~で知られる石塚さんが来たらしいのですが、知りませんでした。
このお寺ですが、隣が本当に石打花岡スキー場で、民宿街に位置しています。

どうも、冬の季節では名所旧跡が雪に埋もれてしまって、見当が付きません。
こうして、春になって雪かきで溜まった雪を除けば、風景は一変するのでした。

というわけで、ようやく、この寺の所在も分かったことだし、あの頃は、ただひたすらスキー場を目指していただけだったというのも分かって、スキー旅行にもゆとりがあってよかったのではないかと、今さらながら思う始末なのでした。


おまけ:
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