2016年1月3日日曜日

青春18きっぷとレンタカーは、ゲレンデのフィールド調査に強力な助っ人 - 年末スキー旅行(新潟・長野県・北信越)

雪のない信濃川
(越後川口SAより)

今シーズンの異常な暖冬は、二十年ぶりだと、地元ボーダーが話していました。
リフトに同乗した際、やっと雪が降り積もってオープンしたという話題になりました。

今回、三泊四日で出かけられたのも、仕事納めがかなり繰り上がったからです。
昨年の十一月、工場がフル操業で、三日間、土曜日を働く羽目になりました。

それで、会社の方は、その日数分をお正月休暇に前倒しで足してくれました。
これが実にありがたいことで、何とクリスマス前から、すでに休暇が始まりました。

こうなると、スキーに出かけたくてうずうずしてくるもので、雪が呼んでおります。
一方、冬なのにやけに暖かくて、雪も降らずに、滑れそうなゲレンデが少ない。

ところが、天気予報では、例年のクリスマス寒波が襲来するような気配です。
直前までためらいはあったのですが、クリスマスから踏ん切って出かけました。

つまり、旅の日程に歩調を合わせて、寒波が降りてくれて、雪の降る算段です。
寒波次第の神頼みでしたが、車窓からの景色は、雪がまったく見当たりません。

特に、上越線の清水トンネルを抜けると、無残な地肌のゲレンデばかりです。
残念なことだと思いましたが、他方、鈍行列車の旅ならではとも思いました。

これが、新幹線なら景色があっという間に過ぎてしまい、確認できないでしょう。
まあ、”青春18きっぷ”を使うと、旅の情緒に加えて、コスパの旅も楽しめます。

乗車券が五枚綴りで、一万二千円弱とお安く、一月十日までが期限でした。
ローカル列車だけに乗れて、数時間は座っていても我慢できる範囲でしょうか。

距離なら、首都圏から出かけて松本、仙台、越後湯沢、長岡辺りまでです。
なので、今回の旅は雪不足の恐れもあるのに、敢えて長岡まで挑戦しました。

それから、レンタカーの手配にして、予めオリックスの出先で予約しておきました。
早速に乗り換えましたが、雪国なのでスタッドレスタイヤの装備がありがたい。

コンパクトカーのクラスだと四日間が三万円ぐらいで、交通費もかなり浮きます。
こうして出かけ始めたものの、こちらも雪が見当たらず、スキーはあきらめました。

なので、観光スポットをほっつき回ることに切り替え、十日町に向かったのです。
ここには、投稿で紹介したミティラー美術館がありまして、先ずは目指しました。

ところが、あと五百メーターぐらいで、道にはバリケードで通せんぼがしてあります。
道は雪がなくて行けそうなのですが、”冬季通行止め”と手書きで分かりました。

ここは、宗教法人で知られている立正佼成会の開祖が、生まれた場所らしい。
手前には、立派な生誕地道場も建てられており、除雪がしっかりしていました。

これは雪のないときの写真

でも、この辺りは、豪雪被害で離村が進んで、ほとんど人が住んでおりません。
それなのに、開祖の方が地元出身で高名だから、整備しているんですかね。

庭野日敬という方なのですが、世界的にも名の知られた宗教人だったみたい。
宗教界のノーベル賞というテンプルトン賞の日本人初の受賞者なんだとか。

開祖は、霊友会から袂を分かって創立したのですが、法華経が拠り所です。
自分は宗教に疎いので知らなかったのですが、創価学会と兄弟かもしれない。

霊友会もそうですが、どうして法華経だけ、宗教セクトが起きるんでしょうかね。
確かに、日蓮宗に見られる法敵とか、法難とか、過激な性分があるのかなー。

その分、布教の勧誘に熱心だったのも間違いないのですが、よく分かりません。
というわけで、そんな風に思いながら、とりあえず市内まで引き返してみました。


残るは市立博物館の再訪でして、国宝の縄文土器も改めて拝見いたします。
その後、近くのイオンのショッピングモールで晩御飯を調達しながら、自炊宿のある松之山温泉までは、寒波がじわりと届いてきたのか、雪の降りしきる中を注意しながら運転する、初日の道中なのでした。


おまけ:
パンフは少し変わっていましたですね
グーグルドライブはこちらから


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