雪のない信濃川 (越後川口SAより) |
今シーズンの異常な暖冬は、二十年ぶりだと、地元ボーダーが話していました。
リフトに同乗した際、やっと雪が降り積もってオープンしたという話題になりました。
今回、三泊四日で出かけられたのも、仕事納めがかなり繰り上がったからです。
昨年の十一月、工場がフル操業で、三日間、土曜日を働く羽目になりました。
それで、会社の方は、その日数分をお正月休暇に前倒しで足してくれました。
これが実にありがたいことで、何とクリスマス前から、すでに休暇が始まりました。
こうなると、スキーに出かけたくてうずうずしてくるもので、雪が呼んでおります。
一方、冬なのにやけに暖かくて、雪も降らずに、滑れそうなゲレンデが少ない。
ところが、天気予報では、例年のクリスマス寒波が襲来するような気配です。
直前までためらいはあったのですが、クリスマスから踏ん切って出かけました。
つまり、旅の日程に歩調を合わせて、寒波が降りてくれて、雪の降る算段です。
寒波次第の神頼みでしたが、車窓からの景色は、雪がまったく見当たりません。
特に、上越線の清水トンネルを抜けると、無残な地肌のゲレンデばかりです。
残念なことだと思いましたが、他方、鈍行列車の旅ならではとも思いました。
これが、新幹線なら景色があっという間に過ぎてしまい、確認できないでしょう。
まあ、”青春18きっぷ”を使うと、旅の情緒に加えて、コスパの旅も楽しめます。
乗車券が五枚綴りで、一万二千円弱とお安く、一月十日までが期限でした。
ローカル列車だけに乗れて、数時間は座っていても我慢できる範囲でしょうか。
距離なら、首都圏から出かけて松本、仙台、越後湯沢、長岡辺りまでです。
なので、今回の旅は雪不足の恐れもあるのに、敢えて長岡まで挑戦しました。
それから、レンタカーの手配にして、予めオリックスの出先で予約しておきました。
早速に乗り換えましたが、雪国なのでスタッドレスタイヤの装備がありがたい。
コンパクトカーのクラスだと四日間が三万円ぐらいで、交通費もかなり浮きます。
こうして出かけ始めたものの、こちらも雪が見当たらず、スキーはあきらめました。
なので、観光スポットをほっつき回ることに切り替え、十日町に向かったのです。
ここには、投稿で紹介したミティラー美術館がありまして、先ずは目指しました。
ところが、あと五百メーターぐらいで、道にはバリケードで通せんぼがしてあります。
道は雪がなくて行けそうなのですが、”冬季通行止め”と手書きで分かりました。
ここは、宗教法人で知られている立正佼成会の開祖が、生まれた場所らしい。
手前には、立派な生誕地道場も建てられており、除雪がしっかりしていました。
これは雪のないときの写真 |
でも、この辺りは、豪雪被害で離村が進んで、ほとんど人が住んでおりません。
それなのに、開祖の方が地元出身で高名だから、整備しているんですかね。
庭野日敬という方なのですが、世界的にも名の知られた宗教人だったみたい。
宗教界のノーベル賞というテンプルトン賞の日本人初の受賞者なんだとか。
開祖は、霊友会から袂を分かって創立したのですが、法華経が拠り所です。
自分は宗教に疎いので知らなかったのですが、創価学会と兄弟かもしれない。
霊友会もそうですが、どうして法華経だけ、宗教セクトが起きるんでしょうかね。
確かに、日蓮宗に見られる法敵とか、法難とか、過激な性分があるのかなー。
その分、布教の勧誘に熱心だったのも間違いないのですが、よく分かりません。
というわけで、そんな風に思いながら、とりあえず市内まで引き返してみました。
残るは市立博物館の再訪でして、国宝の縄文土器も改めて拝見いたします。
その後、近くのイオンのショッピングモールで晩御飯を調達しながら、自炊宿のある松之山温泉までは、寒波がじわりと届いてきたのか、雪の降りしきる中を注意しながら運転する、初日の道中なのでした。
おまけ:
パンフは少し変わっていましたですね グーグルドライブはこちらから |
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