2016年2月18日木曜日

岩原&上国共和国のターゲットは魚沼側で、当間のスロープは単独の存在感  - 上越国際当間スキー場(新潟県・中越)

平成27年12月28日滑走

リフト券の裏面を見ていて、ちょっと驚かされたことがあります。
それは、岩原、上越国際と、二つのスキー場が印刷されています。

どちらも規模やら歴史のあるスキー場ですが、コラボしたのでしょうか。
俄然、興味が湧いてきまして、グーグルでググりながら調べてみました。

そこで、たどり着いた”新潟スノーファンクラブのサイトの説明が面白い。
なんと、岩原&上国共和国をテーマに、二つの完全コラボは六年目。

かなり以前から、コラボの関係は出来上がっていたようで、露知らず。
もっとも、岩原上越国際も、かなり昔に滑っていた記憶だけでした。



その頃は、既にブログに投稿済みですが、面白い体験がベースです。
特に岩原スキー場は、人気の投稿にランクインされるほどになりました。

まあ、東京都湯沢町と揶揄されたリゾートマンションを揶揄しました。 
どちらかと言えば、当時のバブル景気の世相を反映したネタですね。

一方、上越国際ですが、スキー以外にご当地の話題も拾いました。
国宝の縄文土器、インドの民族芸術、果ては日本刀までと幅広い。
  
国宝と芸術の街、十日町市にまで広がるゲレンデ - 上越国際当間スキー場(新潟県) 


   
元々、当間スキー場のある十日町は、かすり織物の名産地なのです。
江戸時代には、越後縮(えちごちじみ)の機織技術が定着しました。

つまり、伝統産業の拠点だったわけで、歴史的文化的にも造詣が深い。
そんな妻有地方では、現代芸術の祭典、大地の芸術祭も開かれています。

結構、訪ねると興味の湧くエリアなんですが、そこにあるのがこのゲレンデ。
十日町から西側へは、比較的なだらかに魚沼丘陵が広がるスロープです。

最高峰が当間山で千メーターちょっとなので、山地といわず丘陵なのでしょう。
このため、当間ゲレンデは、滑走距離の長いリフトが構成できるのでした。

グーグルドライブはこちらから
ゲレンデマップが参考になります

第一第二ロマンスリフトのどちらも、一キロ弱の距離があり、中級コースです。
ただ、第一から第二への連絡が、単なる平地でつらい歩行を強いられます。

多少、上り下りがあったりしまして、少しヘトヘトになるのが、玉に瑕でしょうか。
パンフレットは、第二ゲレンデへと簡単な矢印ですが、これが落とし穴でした。

それに、第二から第一ゲレンデへ直接滑り降りる地図の流れも、間違いです。
結局、連絡コースは必ず通りますので、同じコースのリピートが適当でしょう。

或いは、連絡リフトで最上部の第四ゲレンデまで上がった方がいいのかも。
実は、当間のコースは、ここでスロープの連絡が途切れてしまっています。

雪上車で連絡できる道路は見下ろせますが、途中から逸れてしまいました。
しかも、第四ゲレンデへ合流するには、迂回路のコースを降りねばなりません。

こうして、初めて第四ゲレンデで滑られますが、滑走距離が2キロ以上です。
クワッドの索道距離も1.5キロ以上あり、標高も高く、雪質に期待できます。

以前の投稿では、ゴンドラが無い理由を書いてみましたが、これが代わりかも。
ただ、メインの魚沼側から、当間まで6本のリフトを乗りつなぐ必要があります。

どれだけ規模の大きなスキー場かって思いますが、一気に降りてこられない。
途中でアップダウンがあったりして、基本はリフトを乗り継ぎながらのスキー場。

というわけで、上越国際スキー場は、長峰、美奈、パノラマ、大別当、大沢、当間の6エリアで構成されていて、大まかに言えば三つのゲレンデに分けられるものの、当間のゲレンデから魚沼側まであえて降りてみるには、時間も掛かり過ぎてしまって、よほどの物好きでなければ挑戦しないでしょうから、パンフレット自体も当間ゲレンデだけでPRするのは、当然かもしれないと思ってしまったのでした。


おまけ:
雪国うおぬまMAP
リフト券(裏面)

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