安富屋観光会館にて |
B級グルメって全国各地にありますが、ここ山口県にもしっかり存在しておりました。
下関の方では瓦そばと呼ぶそうですが、ここ秋芳洞では河童そばと呼び習わします。
なんでも、この鍾乳洞にちなんだ禅師河童の昔ばなしが、語り伝えられて来ました。
その名にあやかったのかもしれませんが、瓦が転じて河童になってしまいました。
たれはしょうゆ味で、抹茶そばの焼きそばに、ネギや牛肉、錦糸卵がどっさりです。
具だくさんの抹茶そばは、焼いているので、香ばしい風味が活かされて満足、満足。
上さんの方は、もうひとつ名物のごぼうそばを食したのですが、軍配は河童でした。
お互いに半分ずつを残して、食べ分け合ったので、上さんもその味を堪能したはず。
ところで、秋芳洞といえば日本の代表的な鍾乳洞で、皆さんもご存知のはずでしょう。
自分は小学校の理科や地理で習いましたが、石灰岩のカルスト地形が特徴的です。
至る所に石灰岩柱が突き出ていて、他方、すり鉢みたいな窪地、ドリーネもあります。
実にへんてこりんな風景なのですが、そこかしこにあるような借景ではありません。
しかも、石灰岩は水に溶けやすいので、地下水の浸食作用で空洞を作り出します。
これが、秋芳洞という洞窟の鍾乳洞になって、有名な観光地を生み出しております。
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国定公園切手は、風景画なんだ 昭和34年発行 |
何でも日本三大鍾乳洞に数えられ、他は岩手県の龍泉洞、高知県の龍河洞でした。
自分的には、訪れていた福島県のあぶくま洞も、中に含まれているかと思いました。
でも、発見は比較すると近年で、戦前に発見された龍河洞の方が知名度もあります。
このため、このような選定になったかと思いますが、それでも秋芳洞は筆頭でしょう。
かつては、海外からの旅行者も多く、一時期、台湾の人には人気の観光地でした。
二十年前には八万人も来訪客があったのに、最近は数千人と激減しているのです。
広島の宮島とセットで旅程が組まれていたようですが、旅行先にも変化があるのか。
まあ、北海道は定番でしょうが、東京や京都、分散傾向があるのかもしれません。
確かに洞窟探検を楽しめるのかも知れませんが、エンターテイメントはありません。
ディズニーやら、ユニバーサルスタジオと競争しても、形勢は少し不利な気もします。
なので、秋吉台のある美弥市は、台北市に観光・交流事務所を開いてしまいました。
しかも、台北で有名なランタン祭りを、秋芳洞の商店街が招いて開催しております。
というわけで、この秋吉台は、秋吉台国定公園というカルスト地形単独で指定された公園なのですが、特徴がこれだけのためか、国立公園に準じた景勝地という指定に甘んじたのかも知れず、観光地としての人気の凋落傾向に歯止めをかけるには、やっぱりPRしかないのだと思ったのでした。
おまけ:
この安冨屋で河童そばをご賞味ください |
小学校の頃、丸暗記できるまで読みました |
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