トロイカ・グーグル画像検索結果 |
索道(さくどう)は、スキー場で見かけるリフト、ゴンドラ、ロープウェーの総称です。
空中を渡したロープに吊り下げた輸送機器を使って、乗客を運ぶ施設を意味します。
皆さん見慣れているのでお分かりでしょうが、言葉で説明すると、そうなります。
管轄の法律が鉄道事業法なのも、交通機関としてみなされているためでしょう。
もちろん、レールの代わりにロープを使うので、「索道事業」で区分されています。
引っ張りあげるロープですが、爺が岳のトロイカは、空中より地面を這っております。
つまり、空中を渡してあるという定義を満たさなくなり、索道から外れてしまいました。
じゃ、代わりに何なのといえば、これがビルの窓拭き用ゴンドラの仲間なんだとか。
ゴンドラ・グーグル画像検索結果 |
ブログの記事を読んで、ネットで調べたのですが、本当なのか分かりませんでした。
まあ、窓拭きゴンドラのワイヤーも壁面を這っていますので、同じ類には見えます。
一方、この運用は、労働安全衛生法の下にある安全規則を遵守せねばなりません。
索道は、運賃収入の性格を重視して、鉄道事業法に組み入れたようにも思えます。
他方、このトロイカは、そういった目的の運搬に該当しないのか、法律も違うみたい。
とにかく、スキー場の輸送施設としては、性格が極めて異なっている気がしました。
それで、このトロイカを見たのは、山田温泉とこの爺ヶ岳の二箇所に過ぎません。
速度もノンビリで、客が降りたら、毎回、乗車口までソリを戻さねばならないのです。
運転間隔も空いてしまうし、乗車人数だってせいぜい二三十人で限られてきます。
距離もせいぜい二三百メーターで、傾斜の緩い斜面でしか設置できないでしょう。
爺が岳ゲレンデマップ クリックで拡大してご覧ください |
こうなると、親子で楽しく乗り込み、プラスチックソリで降りる趣向には向いています。
要するに、完全なファミリー向けでして、スキー客は対象外なんだと思いました。
ところで、現在、スキー場はリフトも四本あるんですが、上級者コースがありません。
ほとんど初心者・初級者専用みたいで、これに既に説明したトロイカが加わります。
宿泊も、車で十分程度の大町温泉郷が控えていますから、まさにファミリー向け。
だから、ちびっ子はパパママと一緒に、雪に親しみ遊び回ってもらうことにしましょう。
さて、このスキー場は、標高2,670メーターの爺ヶ岳山麓にあるゲレンデです。
天気が良ければ、鹿島槍ヶ岳から五竜岳へ続いていく北アルプスの稜線が美しい。
ピラミダルな山容がすばらしいのですが、遭難しやすい高山には違いありません。
特に五月連休は遭難が発生して、最近も女性登山者の死亡事故が起きています。
それに冬季は厳しいので、山スキーは、雪崩れなど遭難に注意して出かけて下さい。
まあ、トロイカに乗って子供たちとゲレンデで遊んでいる限りは、大丈夫ですけど。
というわけで、この爺が岳スキー場は、思いっきりビギナー向けゲレンデなのです。
スキーで遊び疲れたら、温泉宿に泊まってゆっくり湯船に漬かるというパターンは、冬の観光レジャーとしては定番ですが、ここ爺ヶ岳もしっかりハマっているということなのでした。
おまけ:
リフト券(表・裏) 平成4年3月20日滑走 |
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