翌日が憲法記念日だったのですが、早々と国旗が掲揚されていました。
しかし、通りに二つも日本国の国旗が掲揚されていて、驚きましたな。
昔は、どの家でも国民の祝日に国旗を掲揚する家が、多かったものです。
それが、今では廃れてしまって、商店街で掲げるのは律義な気もします。
ここは今池商店街、ホテルのある萩ノ茶屋商店街から続いていました。
ここ西成区には、特徴的なアーケード街があって雨の日には便利なんだ。
傘をさす必要がないから、天候に関係なくブラブラ探索できるのが魅力。
ただ、大きな通りが貫いていたりして、そこは横断歩道を急ぎ渡ります。
それで、この西成区には、アーケード街が16ケ所もあるんだそうです。
旅から帰ってきて調べましたが、知らないでうろつき回っていました。
新今宮駅近くの動物園前一番街 |
毎日、ホテルから遠くまで出歩いていましたので、訪ねるのは早朝です。
だから、お店もまだ開いていなくて閑散としていますが、夜は違います。
ほとんどが一杯飲み屋で、ちょっと日本語が片言の若いおねーちゃんも。
経営者は日本人でも、客の相手をするのは、ちょっと見、可愛い外国人。
ホテルのまかないの人が言っていたけど、千円札一枚でベロベロに酔える。
だから、センベロって言うのだそうですが、自分は酒を飲まないので残念。
ホルモンうどんの”きらく”では、つまみのホルモン皿が百二十円とお安い。
うどんをすすっていると、隣の若いあんちゃんが、ビールの小瓶で一杯だ。
いやはや、酒飲みには楽しそうな商店街だけど、西成区の風評は今一です。
これも、差別用語のニコヨン、日雇い労働者が、住み着いた街のせいだな。
路上生活者も多く、住所不定なんかは当たり前で、逃亡犯も逃げ込みやすい。
ただ、若い人が極端に少なくなり、年寄連中ばかりで、生活保護なのだろう。
華商会は、華僑の多いタイでよく見ました |
ビギナー向けの黒門市場 |
この人たちが、若くて血気盛んだった頃は、暴動も起きやすくて危険でした。
その証が、西成区の警察署だけど、バリケードと鉄の門で守られた城塞警察。
ホテルから目と鼻の先だったけど、消防署も似たり寄ったりで、衝撃も走る。
でも、アーケード街の一杯飲み屋や立ち飲み屋に、そんな危ない印象は皆無。
だって、立飲みホルモン屋で、若い女性も混じって酌み交わされていました。
うーん、ディープだなあ、ディープだなって呟いたら、上さんが聞くのです。
ディーㇷ゚ってどういう意味なのって言われましたけど、要するに奥行きだな。
大阪の街と単純に言うには、あまりに表面的で、その内面は奥深いものがある。
庶民の暮らし向きが生き生きしてリアルなのが、このアーケード街なのですよ。
だから、観察して飽き足りませんが、通りすがりの旅人だから許されますな。
人々の日常の迷惑にならぬよう、お邪魔にならぬように、ちょっとだけご厄介。
というわけで、最近のインバウンド外国人旅行者も、新たな魅力になるかもね。
これより、やや敷居の低い黒門市場というのもありますが、これはもう外国人旅行者が、買い食いを楽しむ聖地みたいな場所になってしまっていて、もっと大阪のディープなエリアを知ってもらうには、この西成区も果敢に参戦して、かつての風評を塗り替えるような活躍をしてもらいたいものだと、思うのでありました。
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