2018年7月15日日曜日

標高千五百メーターの峠でノゾリキスゲの花々と戯れたけど、サロベツ湿原のエゾカンゾウに負けていないぜ - 野反湖富士見峠(群馬県中之条町)

     
観光シーズンの時だけ、一日三往復になる野反湖行きのバス路線なんだな。
途中には、秘湯や混浴で有名な花敷温泉・尻焼温泉に寄ってくれますよ。

JR長野原草津口駅から出発しますが、終点までは一時間もバスに揺られます。
グンと坂を上り詰めていく国道だけど、405号という聞いたこともない番号。

標高千五百メーター以上が最高到達点ですが、途中は1.5車線が延々続きます。
くねくねとカーブも多いし、揺られるたびに上さんは乗り物酔いしそうでした。

乗客は十人で、途中の集落でご夫婦が降り、花敷・尻焼温泉で男性が降ります。
残る七人が、野反湖方面まで向かいましたが、帰路も同じ面々になりました。

最近は、自家用車で野反湖まで出向き観光客がほとんどで、バス客は少ない。
だから、帰りのバスに乗るとき、みんな同じ面子だなって笑い合いました。

その中、かなりご年配の男性が、先月も見に来たと言って話してくれました。
バスの中にあったパンフまで取ってきてくれて、見所はどこか教えてくれます。

すると、野反湖の終点よりも、その手前の野反峠が美しいと教えてくれました。
まあ、百聞は一見に如かずだから、実際に訪れた人の意見は尊重すべきでしょ。

こうして、この年配のご老人と共に峠で降りましたが、お花畑はすぐ目の前だ。
ノゾリキスゲが一面に咲いており、黄色に染まった群落のお花畑は壮観でした。

   
それで散策路を歩いて行くと、この黄色い花とは違う色の花も見つけました。
パンフレットを開いてよく見ますと、ちゃんんと花の名前が書いてあります。

オレンジの花は、クルマユリだとわかりましたが、紫の花はアヤメなのかな。
でも、こんな標高の高い場所にアヤメが繁殖するのは、どうも怪しいんだよ。

それで、調べてみたんだけど、本当はノハナショウブという花だと思います。
だって、アヤメは外側の花びらに黄色い模様があるけど、それがないからね。

というわけで、たった三時間の滞在でしたが十二分にお花畑を楽しみました。
お題にも書きましたけど、黄色一面のお花畑と言えば、サロベツ湿原のエゾカンゾウも有名な分けですが、今回、野反湖を訪れてみて、負けもしなければ劣りしもしない、このノゾリキスゲのお花畑には、一生の内に一度はぜひ見に行っていただきたいと思うのでした。

クルマユリ、フウロソウ、ノゾリキスゲ
イブキトラノオの咲くエリアもありました
みんな写真を撮っていましたよ
パンフレット閲覧はこちらから



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