2018年7月18日水曜日

赤レンガ北海道庁の池だと睡蓮が咲いていたけど、郷里で蓮の花はついぞ見なかったな - 夏の城沼花ハス祭り(群馬県館林市)

    
NHK首都圏ニュースで、この花ハス祭りが紹介されたので見に出かけました。
屋形船の雰囲気がある遊覧船に乗って、花を観賞する様子が紹介されたのです。

なかなか風情だったので出かけましたが、当日は気温が34度まで上昇しました。
関東の内陸部は夏場の猛暑で有名ですが、今までは熊谷が日本一で有名でした。

ところが、ここ舘林がアメダスの観測気温で、熊谷を上回るようになりました。
これが、かの地を一躍有名にしましたが、一方で、設置先が疑問視されました。

つまり、駐車場やアスファルトの舗装と隣接するから、高温になるといいます。
ネットでも、ズル林だと揶揄される始末で、観測地点がどうも怪しい感じです。

結局、このアメダスは消防署の移転により、高校のグラウンドへ移設しました。
すると、未だに日中の最高気温が一度も全国トップにならなくて、図星かなあ。

地元の商店街も、日本一暑い町とPRし始めていた最中で、どうなるんだろう。
確かに、その日は京都の福知山が38.8度で一番になり、34度だと猛暑でもない。

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そんな夏の暑さを競い合う町でしたが、そんな今が、この花の見頃になります。
それで、乗船桟橋で並んで待ちましたが、蒸し暑さでやり切れませんでした。

我慢の限度も三十分で、漸く屋形船に乗り込めば、心地よい風が吹いて来ます。
もちろん、水面を勢いよく走るからで、やがて船はハスの群生に突入しました。

すると、今度はノロノロで、ムッとする空気が、まとわりつきますが仕方ない。
それでも、花の美しさに見とれて、暑さも忘れてしまって、堪能いたしました。

ところで、遊覧船の巡るコースは、濃い色の鑑賞用ハスが多く咲いていました。
他には、古代ハスと呼ばれる種類もあるようですが、どれかは分からすじまい。

残念、乗船中は見かけませんでしたが、後で、沼の岸辺で偶然に見つけました。
暑いとはいえ、バスの便も少ないし、時間が無駄なので歩くことにしたのです。

ちょうど、沼を回るように駅へ歩道が通じており、途中に立て看板があります。
人の手で書かれたような感じでしたが、古代ハスを紹介した説明文なのでした。

古代ハスと言えば、大賀ハスが有名

確かに、傍らには大きな一輪が咲いて、やや薄いピンクの花が咲いていました。
これが古代ハスなんだと思いましたけど、弥生時代の生き残りなのだそうです。

仏教の中でも蓮華と呼ばれる最高位の植物ですから、大切にされてきたのかな。
それより作物として蓮根の恵みもあるから、育てられてきたのかもしれません。

というわけで、道産子は、気候の違いで野生のハスの花は見られないのでした。
最近では、北海道でも、人手によって植えられて育てられている沼沢地があるそうですが、普通にみられる野生のものは睡蓮ばかりでして、水面に浮かんで咲くいでたちも、蓮の花とは全く違うものなので、内地(本州)に住んで本物を拝められるのは、仏様のお導きなのか、ありがたやなのでした。



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