東京の地下鉄もメトロと言いますが、MRTは、”Mass Rapid Transit”の略称。
それで、この公共輸送の乗車エチケットをPRするのがマジミャオちゃんだ。
特に見かけたのは、”親子友善區”というお子様連れの家族を優先する車両の中。
台湾の人は本当にマナーが良いので、空いている優先席に座らない人が多いの。
もし座っていたとしても、お年寄りが乗ると、ごく自然にさっと席を譲ります。
それが、とても颯爽として礼儀正しく見えるので、つくづく日本人は堕落した。
最近は、日本で席を譲るとそんなに年寄りに見えるかと因縁を付けられる始末。
一方、恥ずかしいという理由で、なかなか自然に席を譲れないのかもしれない。
でも、十代の女子高生がシルバーシートにどかっと座っているのは情けないよ。
通勤通学時間が長いとか、車内が混雑して押し合いして疲れるのでしょうか。
仕方ないと思うけれど、上さんは普通席で年配の女性にすっと席を譲りました。
おじじ自身は、遊び疲れて座れたことにラッキーと思ったのがやっとだからね。
まあ、ゆるキャラを上手に利用したマナーの呼びかけは、日本人も考える発想。
麻吉猫のグッツもMRTショップで販売しているので、着想が似通っています。
それで台北を歩き回れば、そんなマスコットにそこかしこに遭遇できて楽しい。
特に、メトロ板南線の敦南駅にある地下街”悠遊時代Ur Style Food Plaza”だよ。
通行路の真ん中にベンチが置かれて、そこにマスコットも座っていて面白い。
メインキャラはひよこのBUGUと、弟らしきティアラを被ったペンギンさん。
楽しくなってしまいましたが、台湾自体のPRキャラもちゃんとありました。
それは、”オーベア 喔熊 OhBear”と言って、政府觀光局の超級任務組の組長。
なので誤解してもらわずに、台湾ツキノワグマをキャラクター化しただけよ。
この熊さんは、日本のツキノワグマと同じ仲間になり、台湾の固有種なんだ。
生息地が中央山脈の海抜1000~3500mあたりで日本よりはるかに山岳地帯。
それでも、近年の土地開発で棲息地を奪われて、個体数が減少して来ました。
一説には二百頭程度といわれており、神奈川県のツキノワグマの生息数並み。
丹沢大山エリアに40頭と言われているので、面積から比較して似た感じです。
というわけで、そんな風に思いつつ、ややこしいのは台北市のマスコットなの。
こちらもツキノワグマがマスコットになっていて、”熊讃Bravo”として、昨年八月に開催されたユニバーシアード台北大会のPRキャラとして誕生したのですが、"OhBear"の方が、臺鉄・自強号のシート掛けにこれでもとか露出されているので、”Bravo”ちゃんも負けないように出没してもらいたいと、思うのでした。
台北市立動物園の”Bravo” |
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