2019年2月22日金曜日

ハチ高原とか、神鍋高原のゲレンデは、雪質の条件さえ良ければ、長野の白馬に負けず劣らずと断言いたします - 但馬地方のゲレンデ(兵庫県養父市周辺)

雪景色の姫路城

実を言えば、この二月の連休明けの週で、平日全てをスキーにしていました。
混雑しておらず、ゆっくりのんびり滑っていたいというのが本音なんだよな。

だから、会社がこさえた三連続有給休暇の強制取得制度を、がっつり悪用です。
建国記念日の翌日から三日間、それにプラスで金曜日も有給休暇にしちゃった。

これで九連休になったけど、平日がターゲットだったので、祝日から出発です。
それで、どこへ出かけたかと言うと、ブログ村で余り話題にならない西日本よ。

しかしながら、西日本にも冬季に積雪の多い地域は、あまたに存在しています。
日々の生活に難儀を与えるのが雪ですが、意外に豪雪地帯に指定されているの。

今回は、兵庫県の但馬地方がターゲットになりましたが、もちろんハチ高原だ。
氷ノ山後山那岐山国定公園に指定されているし、オールシーズンの観光地です。

まあ、冬場に滑りに訪れるだけだともったいない気もしますが、なぜか西日本。
これだけ長い休暇なら、北海道とか行けば良かったのにという御仁もいるはず。

でもねえ、西日本の面白さは、冬場でも季節感のギャップが激しいことなんだ。
だって、瀬戸内海の地方は、晴れの日も多くて陽だまりのある暖かいイメージ。

クリックで拡大するよ

東京から新幹線で出かけて駅に降りれば、温暖な気候だと思わずにいられない。
ところが、瀬戸内から日本海方面を目指して車を走らせれば様相も変わります。

段々、山間に入れば、うっすらと雪化粧をして来る山々が目に付いてくるんだ。
ハチ高原は但馬地方になりますが、古来、兵庫県の南部は播磨・摂津の国です。

明治以降、県としてまとめられたんだけど、但馬牛で有名な地域は、豪雪地帯。
道産子だから意外と雪国なんだと親近感を持ってしまいましたが、そんな印象。

まあ、兵庫の姫路から車で播但高速道に入って、ちんたら北上して行きました。
もちろん、姫路城も見学したけど、十年に一度あるかないかの雪景色の風景。

なかなかの風情に余韻を残しつつ、播但道を走ると竹田城の直下を抜けますな。
この竹田城は、雲海に浮かぶ天空の城として有名になったのは、ご存知のはず。

でも、霧が出ていなくば、麓から単純に見上げるお城だから、単なる山城です。
だから、何の変哲も無い廃城にしか見えず、PRが良かったんだと思った次第。

それで、今回のベースキャンプは、養父市のハ鹿町にあるホテルを選びました。
運よく四連泊で予約できたりで、買い物も便利でスキー場へのアクセスが抜群。

奥神鍋スキー場
出石そばも食べたぜ

片道を小一時間で着けるので、毎日、ゲレンデを取っ替え引っ替えしてました。
こうして、周辺七つのゲレンデを滑りまくったけど、ちゃんと観光もしたんだ。

出石で有名な蕎麦を食べに行ったり、豊岡の玄武洞を見たり 圧巻は応挙寺だ。
この寺は、日本海に面した香住町にある大乗寺ですが、襖絵が重要文化財なの。

寺の部屋をめぐって円山応挙と弟子一同が描きましたが、一番はワンコの絵ね。
このワンコの目が無邪気で可愛いくて、無垢な目はお地蔵さまに通じるとか。

江戸時代、ワンコがたった一匹、人々の報謝を受けて伊勢参りをした時代です。
お寺さんの説明を聞きながら、そんな逸話も、改めて思い出してしまいました。

というわけで、東日本の人間も、この辺りのゲレンデは出かける価値ありです。
大体、日本の半分は「豪雪地帯」に指定されている分けでして、もっと言うなら「豪雪ではない地帯」の方がちょっと少ないくらいですから、日本は雪の国なのだといっても過言ではありませんが、日本の歴史・文化を育んできたのが雪のほとんど降らない畿内、それ以西の地域であったことから、西日本の豪雪地帯は自分にとっても一つの盲点であったと思うのでした。



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