2019年7月4日木曜日

名もなき花とよく言うけれど、道端の小さな花にもしかるべき学名があって、個性ある姿の主張を見つけられない自分の目が節穴なんだ - ネジバナ・コバンソウ(栄区・横浜市)

コバンソウ(小判草)

自分の住んでいる町内会ですが、例年、五月中に草刈を実施してしまいます。
梅雨の始まる前ですが、雨天の確率も未だ低いので週末に実施しやすいのです。

それで、以前の投稿で紹介しましたが、思いもしない場所から雑草が伸び放題。
歩車道の境界にある縁石のすき間には、僅かでも土が溜まるらしく伸びるんだ。

加えて最近見かけるようになったのは、細い茎の先に黄褐色の小穂のある雑草。
小判のような姿で風に揺れる風情がかわいいのですが、コバンソウと言います。

道端、荒地などに生育するそうですが、乾燥に強く土壌の質を問わないらしい。
なので、この手のすき間からボウボウと生えてくるようになってしまいました。

この小穂を小判に見立てたので小判草ですが、別名はタワラムギ(俵麦)です。
これも、ふくらんだ小穂の形を俵になぞらえたもので、可愛らしくもあります。

調べたら帰化植物だと分かりましたが、最初は観賞用に導入されたと言います。
地味な植物ですが、風に揺れる姿は意外に風情があり、開花期は五~六月なの。

だから、穂が地面に落ちさえすれば、草刈されても来年には生えて来るタフさ。
縁石の隙間は刈られてすっきりですが、この頃になれば、ネジバナも咲きます。

   
この花は桃色で極めて小さな花とは言え、蕾ががらせん階段のように巻くんだ。
近隣マンションの緑地で発見しまして、例年、開花する数株が楽しみなのです。

それで、緑地にはつつじも咲きますが、造園の工事で紛れ込んだ種子でしょう。
そんなことを、ウイキペディアで少し書いてありましたので、そう思いました。

この花ですが、意識しながら見たのは、北海道のサロベツ湿原が初めてなんだ。
以外に花の色が濃いように感じましたが、地元で咲くのは少し色味が薄い感じ。

それでも、らせん状に咲く姿が楽しみですが、最近では新たな花が増えました。
それは、ツルボ(蔓穂)と言う花でして、別名ではサンダイガサ(参内傘)ね。

開花時期が少し後になって9月頃と思いますが、縁石の隙間から咲いてきます。
ピンクの地味な花でも列をなして並んで咲くせいか、意外にこれが目立つんだ。

   
背丈は二十センチあるかないかで見逃しそうですが、群生すると面目躍如だよ。
季節を彩る花として、NHKのローカルニュースでも紹介されているほどです。

というわけで、近所で草刈りを逃れて、花開く植物を見る楽しみが増えました。
草刈りのされない、春の早い時期に種子を付けると、繁殖して広がるのでしょうが、他方では、草刈りをされても、球根とか宿根の多年草植物であれば、時期さえ巡ってくれば芽を出して開花することも出来るのであり、住宅街であってもコンクリートやアスファルトの景観から、そんな植物たちが登場して姿を見せてくれるのは、癒される限りなのでした。



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