2021年2月4日木曜日

温泉健康センターがあったらしいのですが、通り過ぎてしまって一風呂を浴びておけばよかったと悔やんだゲレンデ ー 牛岳温泉スキー場(富山県)

ウシくん
  
”日本人のおなまえ”というNHK番組が面白くて、苗字で酢さんが登場しました。
富山県というのは、自分の商売で扱う品物を、そのまま苗字にした人がいます。

酢さんもそうですが、他には、魚、波、草、菓子、飴、壁、風呂まであるんだ。
中でも、牛さんもいまして、牛くんなら芸人さんパペットマペットの良き相棒。

本来は牛屋の屋号から取ったみたいで、他には中国から帰化した人にもいます。
まあ、酢の苗字の女性は、結婚したからだそうで、すごく毛嫌いしていました。

一方、牛さんはそれほどでもなく、農耕用家畜として大切にされたからだろう。
まあ、面白い苗字には違いありませんが、ここには牛岳という山も存在します。

富山県の平野部から望める山塊で、周辺に大きな山がないからよく目立ちます。
このため、古くから信仰の山として登られていて、山頂に牛岳神社もあるんだ。

なので、この親しまれた信仰の山に、スキー場を開こうとする考えは普通かな。
それで、昔は谷間で二つに分かれたゲレンデを、ロープウェイで移動しました。

クリック拡大でご覧ください

平成27年3月6日滑走

手前がセントラルで、後ろはユートピアと、各々ゲレンデを呼んでいた分けね。
でも、ユートピアは、中上級者向けで利用も少なかったので、廃止されました。

現在は、セントラルだけの運用だけですが、県庁所在地の富山からはほど近い。
車で小一時間ほどの距離ですので、金曜土曜の夜は、ナイター営業もされます。

自分が行った日は、最終営業日の前日、三月六日でガラガラのゲレンデでした。
本当のことを言いますと、このゲレンデは滑走予定になっていなかったのです。

ただ、午前中に予定した””タカンボースキー場”を、前日に滑り終えていました。
だから、先に”たいらスキー場”を滑ってから、急きょ振替えで目指したのです。

想定しなかったせいもあるけど、地理が不案内で運転はカーナビに任せっ放し。
なんとか、十分に滑られる時間帯に間に合いまして、いざ滑り出そうとします。

その時、帰りがけの客からリフト券を譲ってもらえて、実にラッキーだったな。
本当は、譲り渡しは禁止されていますが、そんなこと無視して滑りだしました。

一方、上さんは無料休憩室が解放されていたので、そこで休んでもらったんだ。
後から聞きましたが、滑りに来ていた若いカップルの会話が険悪だったらしい。

何でも、彼氏の方が、結婚しようとプロポーズして、彼女は渋っている様子だ。
それでも、彼氏は諦めずに話しかけようとしますが、彼女は煮え切らないんだ。

結局、自分が滑り終わって休憩室に戻った時もそんな感じで、雰囲気が悪いな。
おかしいなと思ったんだけど、事の成り行きは帰りの車で教えてもらいました。

というわけで、予定外のスキー場でも、色々な思い出があったということです。
ゲレンデ自体は、斜度が二十度くらいな上に、三月のベタ雪で板がほとんど滑らずに苦労しましたが、これだけ見晴らしの良い一面バーンを滑るのは気持ちよくて、ゲレンデ全体を占領した気分になったのでした。



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